アヴネット株式会社
アヴネット、エンベッデッド・ビジョンおよび産業用IoTシステム向けに
コスト最適化されたMiniZedプラットフォームを発表
シングルコアのZynq-7000 SoCベースのボードにより、
小型で高性能のエントリーレベルのアプリケーション開発を実現
アリゾナ州フェニックス - 2017年6月13日-グローバル・テクノロジー・ディストリビュータ大手のアヴネット(NYSE:AVT)は、小型でコスト効率の良いMiniZed™ Zynq SoC開発プラットフォームを発表しました。MiniZedは、シングルコアXilinx® Zynq®-7000 All Programmable SoCデバイス向けのエントリーレベルの開発およびデモンストレーション・プラットフォームを提供します。このコスト最適化されたソリューションは、クラウド接続、そしてモーター制御やエンベッデッド・ビジョンなど産業用IoTアプリケーションをサポートしています。日本では9月初旬より12,000円(税別)で提供を開始する予定です。MiniZedの技術のデモビデオは、こちら (リンク ») でご覧いただけます。
【画像: (リンク ») 】
MiniZed™ Zynq SoC開発プラットフォーム
シングルコアARM® Cortex™-A9プロセッサと28nm Artix®-7ベースのプログラマブル・ロジックを備えたZynq-7000S SoCデバイスファミリーの代表格であるMiniZedは、スケーラブルなXilinx Zynq-7000 All Programmable SoC開発プラットフォームの中で最も低コストなエントリモデルです。シャツのポケットに入るほど小型なMiniZedは、USBオンボード接続、Wi-Fi、およびBluetoothを備えています。周辺機器は、デュアルPmod互換コネクタ、Arduino互換シールド・インターフェース、またはUSB 2.0ホスト・インターフェイスで接続できます。ユーザーLED、ボタン、およびスイッチなど物理的なインターフェイスが用意されており、JTAG回路はMiniZedベースボードに組み込まれています。チュートリアル( (リンク ») からダウンロード可能)では、フィルタおよびFFTをいかに簡単に導入できるかを解説するために、オンボードのマイク入力を一例として取り上げています。オンボードeMMC(8GB)は、OS、ファイル、およびログのストレージとして簡単に使用できます。
アヴネットのシニア・テクニカルマーケティング・エンジニアであるStefan Rousseauは次のように語っています。「MiniZedを使用することによりZynq-7000でのLinuxベースのシステム開発や、ベアメタルの導入が、かつてなく容易になります。設計者は、マイクロUSBケーブル1本をノートPCへ接続するだけで、すぐに開発できます。また、BluetoothやWi-Fiで無線接続するだけで、携帯電話やタブレットPCを携帯型GUIへ変換できます。」
Xilinxの製品マーケティングダイレクタであるEvan Lealは次のように語っています。「アヴネットの新しいMiniZedは、高性能のZynq-7000 シングルコアARM Cortex-A9ベースのSoCデバイス向けのローコストエントリ製品をお客さまへ提供します。このキットは、チュートリアルを用いて簡単に使用できるように設計されており、これを使用することにより、組み込み設計用のプロトタイプを素早く作成できます。また、MiniZedは、XilinxのSDSoC™開発環境にも対応しており、ソフトウェアエンジニアは、計算負荷の大きいC/C++機能をハードウェアに素早く移行することで、機能を効果的に高速化し、プロセッサの負荷を抑えることができます。」
MiniZedプラットフォームは、minized.orgコミュニティ・ウェブサイトによりサポートされおり、ユーザーはZynqの設計に取り組んでいる他の技術者と協力することもできます。詳しい情報に関しては、こちらをご覧ください。
アヴネットについて
アイディアから設計まで、試作から量産まで、アヴネットは製品ライフサイクルのあらゆるステージでお客様をサポートします。デザインチェーンとサプライチェーンの包括的なサービスポートフォリオによって、アヴネットはテクノロジーの革新者の心強い案内人となります。ほぼ一世紀に渡り、アヴネットは世界中の顧客とサプライヤーを支援して、テクノロジーによる変革の可能性を実現してきました。アヴネットに関する詳細はwww.avnet.comをご覧ください。
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