横浜市立大学 大学院生命医科学研究科 構造生物学 有田恭平准教授、理化学研究所などの国際共同研究グループが、DNAメチル化パターンの継承メカニズムの一端を明らかにし、米国の科学雑誌『Molecular Cell』(9月7日号)に掲載される(日本時間8月11日オンライン掲載)。
生体内の細胞は遺伝情報(ゲノムDNA)を持っているが、それぞれの細胞が固有の性質を獲得するためには、DNAのメチル化が重要な役割を持つことが知られている。
ゲノムDNAのメチル化パターンは、細胞固有の性質が記録されている「細胞記憶」の一つと考えられている。
ゲノムDNAのメチル化パターンの継承には、UHRF1というタンパク質が必須な役割を持つことが知られており、今回、国際共同研究グループは質量分析法を用いて、DNAの複製においてDNAメチル化パターンの継承が効率的に行われるメカニズムを解明した。
本研究成果により、今後、細胞がいかにして「その細胞らしさ」を維持しているのか、細胞記憶を理解する上で新たな糸口になると期待できる。
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<発表者>
理化学研究所 眞貝細胞記憶研究室
主任研究員 眞貝 洋一(しんかい よういち)
大学院リサーチ・アソシエイト 津坂 剛史(つさか たけし)
TEL: 048-467-9370
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E-mail: yshinkai@riken.jp (眞貝) 、 takeshi.tsusaka@riken.jp (津坂)
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