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【長春(中国)2017年9月1日新華社=共同通信JBN】第11回中国-北東アジア博覧会(China-Northeast Asia Expo)は1日、吉林省長春で開幕し、交流と協力を通じた国際的協力関係を深める北東アジアに世界的注目を集めている。
この博覧会は北東アジアにおける一帯一路イニシアチブを促進し、北東アジア諸国が発展のため手を携えて国際市場を拡大できるよう調整役を果たすことになる。
中国国務院が承認ずみの同博覧会は、中国、ロシア、モンゴル、日本、韓国、北朝鮮の北東アジア6か国が参加する総合的国際フェアである。この博覧会は地域経済と貿易提携、人と人との交流、豆満江の共同地域開発、北東中国の市場開放にとって重要なプラットフォームになっている。
今年の博覧会ではスマート・マニュファクチャリングを取り上げており、世界のトップ500企業やシーメンス、BASF、デュポン、シェルなど多国籍企業と中国国営企業、民間大企業の幹部が参加した。
博覧会では鉄道輸送設備、衛星、ドローン、スマート機器、ロボット、3D印刷、インターネット・オブ・シングス(IoT)に関する展示会とセミナーが行われる。
北東アジア地域は総面積2880万平方キロメートルに及び、総人口は17億人近くになる。この地域のGDPは世界の5分の1に相当し、外貨準備高の半分を占める。
経済のグローバル化と地域経済の統合によって前に進むこの地域には、緊密な経済・貿易上の結束があり、世界経済で最もダイナミックな地域のひとつになっている。
地理的に北東アジアの中心部に位置している吉林省が主催する中国-北東アジア博覧会は、2005年の第1回開催から中国で最も影響力のあるフェアのひとつになっている。
過去10回の博覧会には100以上の国・地域の有力政治家、62万人のビジネスマンが参加しており、商品の取引高は80億米ドルにのぼっている。展示ブース等の総数は2005年の1900から2015年には3300に増加した。
国連開発計画(UNDP)は1990年代の初め、北東アジア諸国による豆満江地域開発計画を開始した。中国政府は地域的協力のエンジンとして、長春市、吉林省、豆満江の開発および市場開放に務めている。
この博覧会はまた、地域開発のコンセンサスを拡大するため、レベルの高いフォーラムを開催して政府間交流を促進する目的も持っている。
ソース: China Council for the Promotion of International Trade Jilin Committee
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