AsiaNet 69894 (1326)
【シンガポール2017年9月4日PR Newswire=共同通信JBN】
*リスクのドル化-労働者の衛生・安全管理のための画期的な財務的アプローチ
オーストラリアのリスクコンサルティング会社であるManage Damageは4日、シンガポールでの2017年World Congress on Safety & Health at Work(労働安全衛生世界会議)で、グローバルビジネスへの労働者保険のコストを削減する革新的なアプローチを発表した。会議は、国連機関である国際労働機関(ILO)と国際社会保障協会(ISSA)が共催した。
Manage Damageのマネジングディレクターであるジリアン・ハミルトン氏は、シンポジウム「予防が支払う!傷害保険の役割と職場復帰の再統合」で、同社の独自なアプローチを紹介した。このManage Damageの分析方法論は、各国がグローバルな労働力の強化を進める中で世界的な関心を引いている。
ハミルトン氏は「各企業、国際的な労働組織、各国政府はより強力なグローバルな労働力を構築するために、非財務的リスクの真のコストを明確に定義する方法を見付け出そうと努力している。当社の方法論は、予防が支払うということを財務的観点から世界で初めて証明するものだ」と語った。
非財務的リスクは、財務的(金銭的)観点からは測定されない領域-組織内のサポートや共有サービス-を対象としている。これらのサービスの完全な財務的状況は、関連のコストが運用上ないし財務的構造上、特定されないか隠されているため、通常は認識されていない。
Manage Damageのプロセスは、ビジネス全体にわたる安全、衛生、環境、品質、人的資源などのコストを分析し、この情報を取締役会や経営幹部が容易に対処できるような財務的観点に変換する。
ハミルトン氏は「Manage Damageは、ビジネス全体にわたるリスクを削減する。われわれは当社の哲学を「Risk Dollarisation(リスクのドル化)」と呼んでいる。当社の方法論は、非財務的リスクをドル建ての金額に変換し、経営陣がビジネスにおけるこれらの要因の複雑な相互作用により容易に対処し、関連するコストを削減することができるようにする。経営陣は、問題がどこにあるのか、真に関連するコストがどこにあるのかを知ることができる」と述べた。
企業は、真の損害コストを完璧に把握し、その損害を管理する機会が浮き彫りにされる。このリスクの「ドル化」という独自のアプローチは、損害のコストと企業収益への悪影響を削減する。
「われわれは、当社のアプローチに対し大企業と政府の双方からグローバルに大きな関心が寄せられているとみている。これは、明確な財務的観点から対処することがこれまで困難だったために、経営陣により極めて硬いバスケットの中に押し込められていた領域である。当社の方法論はこの問題を解決するものである」
ソース:Manage Damage
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。