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【広州(中国)2017年12月12日新華社=共同通信JBN】内外の広東オペラファンは12月11日、Guangdong Cantonese Opera Instituteに再結集し、曽小敏が演じる古典的な広東オペラ「白蛇伝-愛情-」を堪能した。
中国の伝説「白蛇伝」に基づくオペラは伝統文化を新しいファッションと統合し、まばゆい照明とLED画面の美しいアニメーションを伴う現代的な舞台公演で、人間的でありながら審美的な物語を紹介している。オペラのヒロイン、曽小敏の素晴らしい演技に万雷の拍手が何度も湧き上がった。
▽「本物のカンフー」を使う自分流
広東オペラの歌姫である曽小敏は中国で高い評価を享受している。党書記でGuangdong Cantonese Opera Instituteの副委員長兼プリマドンナでもある。また、中国ドラマの最高賞、Chinese Drama Plum Blossom Award(中国演劇梅花賞)を受賞している。彼女は広東オペラに深く没頭して長年多くの古典的役柄を演じ、広東オペラの主役である女性役「旦」の全てに習熟している。
Guangzhou Literature and Art Research Instituteのルオ・リー調査部長は、曽小敏を極めて勤勉、献身的で粘り強く、レッスン後にいつも練習して、のみ込みの早い人でもあると評している。
多くのアート批評家は、曽の公演が伝統的で特異な個人スタイルの独創性を持つ点で一致しており、それが彼女の原則的な自分流を形成している。
▽多芸と特異性
堅固な基礎技術と公演に対する心からの情熱によって、曽はさまざまな役柄に有能であり、各種の古典的役柄を演じてきた。彼女の舞台は古い世代だけでなく、若いファンの間でも人気がある。
中山大学のウ・グオキン教授は1960年代初め、広東オペラ「白蛇伝」の曽小敏の演技に深く感動した。曽は当時、劇の中で主役3人を演じ、それぞれにプロとしての熟練ぶりを発揮していた。
Chinese Opera Societyのゴン・ヘデ副会長は、曽小敏が多くの演技力を積み重ね、歌や演技とともに曲芸的な格闘技もうまくこなすことができるとコメントした。
有名な広東オペラの出演者で国内一流の演技者でもあるグアン・キンは、曽小敏が常々最も熱心にリハーサルに臨み、基礎訓練に熱心だったと述べている。
▽現代広東オペラの中心人物
曽小敏は広東オペラ公演の優秀性に向けて忍耐強く歩んできた。彼女は「いつも冷静でいることは難しい。しかし、私は根気と忍耐で前進し続ける」という文章を書いている。
中国の多くのアーティストは、専門的な卓越性と道徳的な高潔性の双方を追求し、演技を向上させ続ける曽小敏を完成されたアーティストと見なしている。彼女は現代広東オペラの中心人物であり、若い相手役の模範である。
中国共産党広東省委員会常任委員で広東省宣伝部長であるシェン・ハイション氏は「中国の極めて優れた伝統文化の革新発展のため、多くの主役級アーティストの存在が重要である」と語った。
シェン氏は、曽が広東オペラの革新と発展、広州の文学と芸術に向けた努力を続けるよう励ました。
シェン氏は、中国国家の大規模な若返りを実現するにはより多くのアーティストと文化創造が必要であると付け加えた。また、アーティストに文化創造の作業中、現実生活に集中するよう勧め、社会には文化創造に好ましい環境をつくるよう呼びかけた。
ソース:Guangdong Cantonese Opera Institute
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