SQN Healthは患者中心主義を実現する

Syne qua non Ltd

From: 共同通信PRワイヤー

2018-01-09 17:51

SQN Healthは患者中心主義を実現する

AsiaNet 71759 (0043)

【ディス(英国)2018年1月9日PR Newswire=共同通信JBN】患者中心主義はヘルスケア業界の悲願である。患者に自身の健康の旅路における主導権を与え、患者が知識に基づく決断を行う権限を与えることは、間違いなく医療の未来の方向を形作る。

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薬剤開発において、患者の参加は治験の成功に不可欠である。業界はより良い治験参加患者のデータおよび臨床医と患者とのコミュニケーション改善への需要を認識している。患者を中心とした治験である場合、研究者は理解と保持において改善を認め、より信頼性の高い結果につながる。

数年にわたる研究開発を経て、SQNは電子患者報告アウトカム(ePRO)および電子臨床アウトカム評価(eCOA)のアプリケーションであるSQN Healthを開始し、患者中心主義を実現する。

SQNのディレクターであるトニー・リース氏は「歴史的に治験は、安全・迅速かつコスト効率の高い方法で開発および市場への導入を行うという製薬会社の目的を念頭に計画されてきた。もちろん、こうした目的は重要であり、治験の策定および展開において重要な要素であり続けるものだが、患者中心の治験を行う必要性がますます重視されている。事実、治験件数の増加と辞退率の低減のためには、計画および分析から治験期間を通じて、さらに報告においても患者が治験の中心でなくてはならない」と説明する。

▽患者エンゲージメントの壁を破る
真の患者参画への主な障壁の1つは、研究施設への次回来院までの期間のデータ収集方法である。患者はいまだに紙の日誌の記入、またはデータを記録する専用電子機器の使用を求められている。こうした方法は患者の負担となり、記入がわずらわしい場合もしばしばで、治験実施要綱へのノンコンプライアンスおよび、低い参画意識による治験の早期辞退につながる。患者は治験初期には参加意識が強いものの、治験は一方的でデータのみが重視されているとの思いから過小評価されていると感じ始める可能性がある。こうしたことが孤独感につながる場合もある。

「これらの手法は軽視できない誤りが起こる余地も生む。データは手書きの報告書から、その作成時よりずっと後になって再入力されることが少なくないため、記載漏れや一貫性を欠いた記録につながっている」

▽患者に主導権を与える
「われわれは過去5年間、邪魔にならず、積極的関与を促し、包括的かつ信用性の高い方法で患者の治験データを収集するより良い方法を開発するために、患者、介護者、製薬業界顧客および規制専門職従事者と関わってきた。これを実現したと発表できること、とりわけ患者中心のソリューションであるSQN Healthを開始できることは非常に嬉しい」
   
リース氏は「SQN Healthはアプリベースのソリューションで、iOSまたはAndroidスマートフォンおよびタブレットに加え、コンピューターならびにノートパソコンからアクセス可能である。治験参加患者の誰もがこのアプリをダウンロードすることで即座に自身の治験プロフィールにアクセスできる。いつでもどこでも患者は治験データの入力、オンライン日誌の記入、画像および動画のアップロード、担当医師へのメール送信および患者が重要とみなす症状や効果の報告が可能である。アプリは症状トラッカーを搭載しており、治験の進行に対するより全体的な視点を提供する。認知的および理学的兆候を測定することで、治療に対する患者の反応に関するより包括的な視野を得る」と語った。

▽患者のニーズに基づくオーダーメードの治験
SQN Healthはあらゆる個別の治験に完全なカスタマイズが可能で、製薬およびバイオテクノロジー企業に、治験データを収集するためのオーダーメードで正確かつ積極関与を促す手段を提供する。患者は即座に治験へのつながりを深め、このことは一層高いプロトコル遵守と治験参加の継続につながる。

リース氏は「要するに、このアプリは患者本位に構築されており、患者のニーズを予測し、患者が出す答えに適応し、必要とする支援へのアクセスを提供する。もちろん、アプリは当社の信頼性の高い電子的臨床検査情報収集(EDC)システムと完全に統合され、リアルタイムのデータ分析および治験管理が可能となる。eDiaries、同意書および調査票は1つのプラットフォーム上で入手でき、治験のあらゆる側面の緻密な詳細ならびに先進的なリアルタイムデータアナリティクスを提供する」と説明する。

▽患者データの様相を変える
SQN Healthは治験または開発のプログラム全体を1つのクラウドベースのポータルサイトにまとめるもので、SQNの臨床データエコシステムへの重要な追加である。このエコシステムは患者、治験実施医療機関、研究所ならびに患者ケアと治験管理に関わるすべての計画および臨床の専門家をつなぐ。

臨床管理および患者エンゲージメントは大幅に向上する。臨床医は患者の臨床試験データにリアルタイムでアクセスでき、遠隔モニタリングおよび必要に応じた介入が可能となる。最先端の人工知能(AI)報告を組み込んだ先進的なリアルタイムのデータアナリティクスは、患者および患者データ管理におけるゲームチェンジャーである。

「SQN Healthはわれわれの治験データの見方を変えることになる。患者は良い方向に影響し貢献することが可能となり、治験の調整および質的な自由形式のフィードバックに道を開く。患者エンゲージメントが高まれば、患者の保持率が改善しデータの精度が上がり、より安全でコスト効率の高い治験が実現するだろう。そうすれば、このことが他の選択肢に比べてより迅速かつ低いコストで薬品を市場に出す助けとなる」

「アプリの開始に先立ちわれわれは複数の顧客とアプリを共有した。あるバイオテクノロジー企業のCEOは『これは臨床研究および患者参加の様相を変えることになる』と述べた。われわれの返答は―それこそ野望というものだ」

▽SQN Clinicalについて
SQNは世界的に認められた専門の臨床バイオメトリクス開発業務受託機関(CRO)である。21年以上にわたり、当社は革新的で費用対効果の高い臨床開発サービスで世界の製薬・バイオテクノロジーおよび他のCRO企業をサポートしてきた。治験の全ライフサイクルを通じて、当社は治験・データおよび計画管理ソリューションの全範囲を強化するためのオーダーメードの専門知識・技術およびソフトウェア・ソリューションを提供し、確実でコンプライアンスの高い統計的分析および報告を実現する。

ソース:Syne qua non Ltd

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