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Hyper を搭載した Tableau 10.5 で、クエリ速度が 5 倍、抽出作成速度が 3 倍に向上。Linux 版 Tableau Server、ツールヒント内での Viz 表示機能、ガバナンスコントロールに関する機能など、新機能を多数搭載。
米国ワシントン州シアトル、2018 年 1 月 11 日 - /PRNewswire-AsiaNet/ -- ビジュアル分析業界を牽引する Tableau Software (NYSE: DATA) は、本日、新データエンジン技術 Hyper を搭載した Tableau 10.5 をリリースしました。膨大なデータのスライス & ダイスを数秒で行える Hyper の導入により、Tableau を利用するお客様は以前より 5 倍のクエリ速度および 3 倍の抽出作成速度を得られます。* さらにサイズの大きなデータセットから、より速くインサイトを得ることが可能になり、企業や団体において多くの人が分析を利用できるようになります。Tableau 10.5 には、Linux 上で動作する Tableau Server や、ツールヒント内に Viz を表示することで 1 つのビューに複数の Viz を埋め込むことを可能にする新機能も含まれています。Hyper の他にも、Tableau 10.5 の新機能には、ドラッグ & ドロップで作成できる累乗傾向線や、新しい Box コネクタ、Tableau Mobile のアップデートなどがあります。 詳しくは、www.tableau.com/ja-jp/new-features をご覧ください。
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「Hyper のデータエンジン技術により Tableau プラットフォーム全体を強化することで、Tableau を利用するお客様は新しいレベルの分析パフォーマンスを得ることができます。最先端のインメモリ技術によって、高速で簡単なビジュアル分析が、すべてのお客様にとって現実のものとなります」と Tableau の最高製品責任者である Francois Ajenstat は語ります。「この画期的なデータエンジン技術を開発し Tableau 製品の中枢に組み込むため、そして何より Tableau のお客様にシームレスなアップグレードとしてこの新機能をお届けするため、Tableau はたゆまぬ努力をしてまいりました。Hyper により、分析の性能とスケーラビリティはますます向上し、これまで以上に多くの組織のすべてのレベルの人たちにとって、データは便利なものになっていきます」。
Hyper
Hyper は、大規模で複雑なデータセットでのデータ取得および分析的クエリ処理を高速に行うために開発された Tableau の新しいインメモリデータエンジン技術です。抽出作成と更新の性能が向上し、さらにサイズが大きなデータセットをサポートできるようになりました。これにより Tableau を利用するお客様は、抽出スケジュールによる制限を気にすることなく、ビジネスニーズに適ったデータ抽出を選択できるようになります。巨大なデータセットでも、Hyper ならクエリを数秒で完了できるので、お客様の分析のフローを妨げることはありません。 高速なクエリパフォーマンスにより、複雑なダッシュボードも早く開くことができ、フィルターもより機敏に動作します。また、新しいフィールドをビジュアライゼーションに追加するのも一瞬で行えます。名高いドイツのミュンヘン工科大学 (TUM) で、商業スピンオフとしてスタートした Hyper は、Tableau に加わった 18 か月後にその製品に技術が統合されました。
Hyper は、最新マルチコアプロセッサの性能を活用し、新しい負荷並列化手法を採用することにより、お客様による抽出の幅広い利用を促進します。Hyper の特許出願中の高速インメモリシステム技術は、パフォーマンスを損なうことなくトランザクションおよび分析の処理を行えるよう設計されています。最新鋭のクエリ最適化技術を携え、あらゆる負荷に対してもシングルカラムナストレージ状態を保つ Hyper を利用することで、データはお客様にとってさらに身近なものになります。
「ビジネスの現場では、次々と出てくる疑問や質問に、それ以上の速さで答えを求められます。 当社はベータプログラムに参加し Hyper のテストを行いましたが、現在のところ、複雑なデータセットでも Hyper が、我々のデータドリブンな意思決定を新しいレベルに導いてくれるのは明白です」と National Grid 社の IT データ分析部門でディレクターを務める Rory Abbazio 氏は語ります。「ゆくゆくは Hyper によって、我々の戦略にも大きな変革がもたらされるかもしれません。ビジュアライゼーションのパフォーマンスが大きく向上したことのほかに、Tableau のデータエンジンを専用で利用することでインフラにかかるコストも削減できる可能性にも着目しています」。
リリースの準備に 7 か月を要し、62,000 におよぶワークブックを使用した夜間性能テストを実施するなど、社内はもちろん多くのお客様にもご協力いただき、Hyper のテストは大規模に行われました。 Hyper へのアップグレードは、Tableau 10.5 にソフトウェアをアップグレードするだけでシームレスに行えます。データのマイグレーション作業は必要ありません。
Hyper が Tableau に搭載されることで、お客様にとってのデータ接続の選択肢が増え、データ分析における柔軟性が向上するほかに、75 以上のデータソースに接続できる 65 以上のコネクタはもちろん、ライブ接続と抽出の両方を使用できる Tableau のハイブリッドなアーキテクチャを利用できるようになります。
Linux 版 Tableau Server
Tableau 10.5 では、Linux 版 Tableau Server もリリースされます。これにより、Tableau の分析プラットフォームを、Linux のエンタープライズ機能と併せて利用できるようになります。従来の Windows 上で動作する Tableau の機能をそのままに、Linux を IT 環境で利用しているお客様は既存の処理やワークフローに Tableau Server をシームレスに統合できます。Linux 版 Tableau Server の登場により、Linux 環境を好むお客様には、Tableau を展開するために Windows と Linux の両方の環境を保持する必要がなくなります。また、パブリッククラウドで Tableau を稼働することをご希望のお客様には、Linux 版 Tableau Server は最適なソリューションです。Windows 版と Linux 版の Tableau Server はともに同じコストであることから、Linux サーバー上のパブリッククラウドに Tableau Server を展開することは費用対効果の高いオプションと言えます。
容易な導入と管理を実現するため基礎から開発された Linux 版 Tableau Server は、CentOS、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、Oracle Linux ディストリビューションをサポートしています。IT 部門は、ユーザー認証を LDAP、Active Directory、ローカル認証を介して制御できます。Linux 版 Tableau Server への移行は、バックアップとリストアで簡潔に行えます。
Teknion Data Solutions 社のシニアコンサルタントである Bridget Cogley 氏は、Linux 版 Tableau Server にかける期待をこう語っています。「Linux 版 Tableau Server がリリースされることを楽しみにしている理由が 2 つあります。 1 つ目は、全体的な所有コストが低減されること。2 つ目は、さらなるコントロールとセキュリティを求め、Tableau Server を本当の意味でプラットフォームに依存しないものにする開発者集団にとって、大きな機会をもたらすことです」。
ツールヒント内の Viz 表示
Tableau は、データと対話し視覚化する新しい方法にも投資を続けています。ツールヒント Viz は、コードを書かずに関連するビジュアライゼーション (Viz) をツールヒントに埋め込むことができる、業界で初めての機能です。面積の限られたダッシュボードで、データをさらに効果的に表現できるようになり、お客様はデータの分析と理解をさらに深められます。マークにカーソルを合わせると、ツールヒントに詳細情報を表示した Viz を表示できるので、その時に見ていたビューから離れる必要がありません。
ツールヒント Viz を利用することにより、ダッシュボードとストーリーの流れを滑らかに表現できるようになります。また、デザインを美しく維持しながら、補足するデータをツールヒントに表示できるので新しいインサイトを得られるようになります。ダッシュボードに文脈を加えることができるこの機能によって、2 つのストーリーを同時に表現できます。また、ダッシュボードの対話性が向上し、見る人の好奇心と探求心を刺激することで、さらにデータの分析と理解が深まることになります。
「ツールヒント Viz により、データ分析でよりタイムリーに情報を得られるようになります」と、The Information Lab Data School のヘッドコーチを務める Andy Kriebel 氏は語ります。 「ビューを切り替える手間がなくなり、マークにカーソルを合わせるだけでインサイトを得られるようになります。分析のフローの中にインサイトをもたらしてくれるので、意思決定をさらに速く行うことができるでしょう」。
ガバナンスおよびコンテンツコントロールの拡張
Tableau 10.5 の新機能には、プロジェクトを階層的に見ることができるネスト表示も含まれます。これにより、コンテンツやパーミッションに対し、より緻密な制御が可能になります。ワークブックの整理が容易になり、組織内のだれもが必要なものを見つけられるようになります。フォルダーのパーミッションも、プロジェクトレベルごとにカスタマイズできるようになります。もちろん、トップダウンで一律にパーミッションを設定することも可能です。
Tableau 10.5 については、www.tableau.com/ja-jp/new-features をご覧ください。
* 一般的なユーザーの使用事例を反映するように作成されたさまざまなシナリオの下で、Hyper と Tableau データエンジンを比較したパフォーマンス差。実際の結果は異なることがあります。
Tableau Software について
Tableau (NYSE: DATA) は、人がデータを見て理解し、制限のないビジュアル分析でデータを探索できるよう支援します。Tableau を利用するお客様は、ダッシュボードを作成して数回のクリックでアドホックにデータを分析できます。また、分析内容を誰とでも共有でき、大きなインパクトをビジネスにもたらすことができます。グローバル企業、スタートアップ企業、中小企業など世界で 65,000 社を超えるお客様が、Tableau を利用し、データから有益なインサイトを引き出しています。また、300,000 をこえる人たちが Tableau Public を利用し、ブログや Web サイトで公共データを共有しています。ぜひ無料トライアル版をお試しください。www.tableau.com/ja-jp/products/trial からダウンロードできます。
Tableau および Tableau Software は、Tableau Software, Inc. の商標です。その他の社名および製品名は各社の商標です。
将来予想に関する記述
本プレスリリースには、「将来予想に関する記述」が記載されています。これは、リスク、不確定要素、仮定などを内包しています。不確定要素が現実のものとなったり、仮定が誤りであると証明されたりした場合、Tableau 製品の使用による結果は、将来予想に関する記述により示される結果と大きく異なる可能性があります。歴史的事実に関する記述を除くすべての記述は、「将来予想に関する記述」と見なされます。これには、製品の機能、性能、統合やセキュリティに関する予測、ならびに新しい/計画されている/アップグレードされた製品機能や製品開発に関する記述が含まれます。これらの、そしてその他の重要なリスク要因は、米国証券取引委員会 (SEC) への提出書類に記載されています。これには、最も最近に提出された Tableau の書式 10-Q、書式 10-K による年次報告書、その他の報告書および SEC への提出物を含みます。これらのリスク要因は、実際の結果が予測と異なる原因となることがあります。Tableau は、将来予想に関する記述を作成した日以降に発生した事柄または状況によってこれを更新する義務を負いません。
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情報元: Tableau Software
問い合わせ先: Daniel Jensen, 1-206-634-5490, djensen@tableau.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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