連邦裁判所が、Altairに対するMSC社の営業秘密訴訟を棄却

アルテアエンジニアリング株式会社

2018-01-17 00:00

Avern Cohn裁判官は2017年12月13日に略式判決を下し、Altair Engineering Inc. (Nasdaq: ALTR)が営業秘密を悪用したとするMSC社の訴えを棄却しました。判決文の中でCohn裁判官は、「MSC社が提示した証拠は、MSC社の損害賠償請求を支持する証拠とは認められない」と判断し、「MSC社は、MSC社側の専門家による証言が採用されずMSC社の数百万ドルに上る損害賠償請求が立証されていないこと、およびMSC社がAltairの論証に異議を述べないことを認めている」と付記しました。

本訴訟は、デトロイトにおいて10年以上にわたって係争中でした。Cohn裁判官の判決文は、T・S・エリオットの有名な詩『The Hollow Men』(空ろな人間たち)で締めくくられました。「かくて世の終わり来たりぬ / 地軸くずれるとどろきもなく ただひそやかに」(井上勇訳『渚にて―人類最後の日』東京創元社、1965年より)

2007年6月、MSC社はAltairに対し、営業秘密悪用およびMSC社の元従業員による秘密保持・勧誘禁止契約違反にかかる訴訟を起こしました。その多くの訴えについては裁判所の法廷審理前協議によって解決していました。2014年4月の陪審員評決によって、AltairはMSC社に2650万ドルの損害賠償を支払うことを命じられましたが、2014年11月にCohn裁判官がこの評決の大部分を無効とし、MSC社の営業秘密損害賠償訴訟の審理やり直しを命じました。Cohn裁判官が2017年12月13日に下した判決により、MSC社による営業秘密訴訟は全面的に棄却されました。

訴訟名および訴訟番号は、“MSC Software Corp. v. Altair Engineering Inc. et al. Civil Case No. 07-12807」(U.S. District Court, Eastern District of Michigan)”です。裁判所の判決のドケット番号は1224です。Altairの訴訟代理人は法律事務所Fish & Richardsonが務めました。

用語解説

Altairについて(Nasdaq:ALTR)
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,000人を超える従業員を擁するAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に69以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。

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