GTIは、日本と東南アジアに軸足を置き、産学官の連携強化を目的とする組織です。その活動は、国際プロジェクト実践教育(グローバルPBL)や国際共同研究等による、産業現場の課題や各国の環境・防災等を含む社会課題解決への取り組み、教育の質の向上、人材の育成・供給、イノベーションの創出、産業競争力の強化等、多岐に渡ります。コウェルは2017年にGTIへ加盟いたしました。
コウェルは優秀な人材の採用と育成とを目指しています。これまでハノイ国家大学やPTITなどベトナム現地の大学に対し、子会社である有限会社コウェル アジア(本社:ベトナム ハノイ市 社長 グエン・カウ・クオン/以下コウェル アジア)を通じて奨学金やPHP、JAVA、Rubyその他の教育プログラム提供を行い、連携を進めてまいりました。急速に技術革新が進む社会において、イノベーションを創出する人材を育成するための支援には、教育機関と産業界との密接な連携が不可欠です。
今回コウェルが民間企業として参画したグローバルPBLは、芝浦工業大学の学生10名と、PTITの学生10名が参加し、芝浦工業大学豊洲キャンパスで実施されました。テーマはコウェルが社内システムとして運用しているタレントマネジメントシステムなどに実際に登録されているデータを利用してのデータマイニングおよび未来予測です。参加者は4名で1チームを編成し、機能実装に関する考察や実際のプログラムの実装などに取り組みました。
■今回実施したグローバルPBLの概要
参加者 : 日本/芝浦工業大学 学生10名、ベトナム/PTIT 学生 10名
実施場所 : 芝浦工業大学 豊洲キャンパス
実施期間 : 2018年1月22日~2018年1月29日
言語 : 英語
開発言語 : Ruby
■テーマ
行動データからの傾向分析ならびに未来予想を題材としたデータマイニングに関する知識の習得
■プログラム内容
IT企業ではチームによるソフトウェア開発を行っていますが、各チームあるいは各個人によって生産性や品質に差異があります。このような差は何に起因するのかを調査・分析し、将来的なチーム編成や割り当てプロジェクトの決定に利用できるデータマイニングを行いました。コウェルは分析の対象とする勤怠データ、プロジェクトごとの生産性データ、社員プロフィール、気象データを提供し、技術的な側面からもサポートを実施しました。
■グローバルPBLとは
複数の国籍からなるチームを形成し、企業における現場の課題や世界各国が直面する社会課題などを取り上げ、課題解決のための方策を討論し、成果発表を行うプログラムです。課題の設定や解決方法の議論は、大学教員および企業、政府等からの派遣講師の指導のもとで行い、問題解決能力を有するグローバル理工系人材の育成を目指しています。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。