トレンド総研
~2018年「食トレンド」レポート~
「菌活」が、さらに手軽に進化!
ハリウッドでも話題の「菌活ドリンク」とは?
乳酸菌コーヒー、コンブチャ、炭酸甘酒…
朝食にもぴったり、ユニークな「菌活ドリンク」がぞくぞく登場
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、アサヒ飲料株式会社(東京都墨田区)と共同で、現在注目を集めている「菌活ドリンク」について調査をおこないました。
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1:「菌活ドリンク」とは?
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2013年頃から注目が高まりはじめ、今やすっかり定着した感のある「菌活」。「菌活」とは、乳酸菌・納豆菌・麹菌などの「菌」を、食生活の中で積極的に取り入れることです。女性を中心に、きのこやヨーグルトなど、積極的に菌が含まれる食材を取り入れる人が増えています。
そして、最近では、「菌活」がより手軽にできる「菌活ドリンク」がぞくぞく登場中。また、国内のみならず、海外でも「菌」に着目する動きが目立っており、ハリウッドセレブの間では「菌活ドリンク」の代表格である「コンブチャ(紅茶きのこ)」が話題に。そのブームは日本にも飛び火しています。
さらに、手軽に「菌活」ができるドリンクの種類も拡大しており、今後こうした「菌活ドリンク」は、ますます注目を集めていきそうです。
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2:「菌活」に関する意識・実態調査
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そこで今回トレンド総研では、「菌活」および「菌活ドリンク」について、20~40代の女性500名を対象とした意識・実態調査をおこないました。(※アサヒ飲料株式会社との共同調査として実施)
<調査概要>
・調査対象:20~40代 女性500名(年代均等割付)
・調査期間:2018年1月9日(火)~1月10日(水)
・調査方法:インターネット調査
■「菌活」の認知度は7割超え! 普段の生活で、菌の摂取を意識している人も多数
はじめに、「菌活」という言葉を知っているかを聞いたところ、認知率は実に71%という結果に。「菌活」というワードが、女性たちの間で広く浸透していることがわかります。
また、「菌が含まれる飲料・食品」のイメージについて質問すると、80%が「最近注目されていると思う」、88%が「普段の食生活に取り入れやすいと思う」と回答。実際に、普段の生活で「菌活」を実践している人も多く、「現在、菌が含まれた食品を摂取するように意識していますか?」という質問では、70%の女性が「いつも意識している」または「たまに意識している」と答えています。
■「取り入れたいタイミング」は「朝食」が1位、「積極的に取っている菌」は「乳酸菌」が最多
そこで、女性たちに、「菌が含まれる食品・飲料を食事に取り入れる頻度」について聞いたところ、「1日1食」と答えた人が42%で最多に。また、「1日2食」(18%)、「1日に3食以上」(8%)という回答もみられており、合計すると、約7割の人が、毎日の食事において何らかの菌を取り入れているということになります。
なお、「菌が含まれる食品・飲料を食事に取り入れたいタイミング」としては、「朝食」(63%)が最も多く、「夕食」(59%)、「昼食」(25%)、「おやつ」(21%)などの回答を上回りました。
また、「積極的に取っている菌」について聞いた質問では、「乳酸菌」(91%)がトップとなり、以下、「納豆菌」(78%)、「菌類」(48%)、「酢酸菌」(23%)と続いています。
■「菌活ドリンク」への関心度は84%! 「普段よく飲むドリンク」で「菌活」したいという声も
さらに、乳酸菌入りドリンクや甘酒といった、食生活において菌が手軽に取れる「菌活ドリンク」への関心度を質問したところ、実に84%が「関心がある」と回答。また、実際に「菌が含まれるドリンクを飲むことがあるか」を聞くと、23%が「よくある」、59%が「たまにある」と答えました。すでに「菌活ドリンク」を普段の生活に取り入れている女性も少なくないようです。
また、「普段よく飲むドリンクで、手軽に菌活がしたい」というニーズも高く、88%と約9割に。特別な飲み物ではなく、生活において身近なドリンクの中で、菌を取り入れたいという人が多いと言えそうです。
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3:専門家が語る「菌活ドリンク」に注目が集まる背景
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さらに今回は、「菌活ドリンク」に注目が集まる背景について、食トレンドに詳しい、トレンドウォッチャーのくどうみやこさんにお話を伺いました。
<専門家プロフィール>
くどうみやこ/トレンドウォッチャー
「トレンドウォッチャー」として、トレンドや時流をとらえた情報をさまざまなメディアを通じて発信。テレビ・ラジオ番組の出演から企画、商品のプランニングやキュレーション、講演、執筆など、活動の幅は多岐にわたる。近年は、大人世代のライフスタイルの提案からマーケティングまで、新しい大人ライフを提唱する「大人ライフプロデューサー」としても活動している。
■「菌活」は一過性のブームではなく、食生活における新習慣に
「菌活」が話題になり始めたのは、2013年頃から。ちょうど、塩麹や甘酒などの発酵食が見直され、ヨーグルトなどの乳酸菌にも注目が集まった時期です。こうした世の中の流れを受けて「菌活」というキーワードがクローズアップされ、トレンドになりました。当時から数年経過しましたが、「菌活」は一過性のブームではなく、食生活の中で意識的に取り入れる新しい習慣として定着したと言えるでしょう。
■「菌活ドリンク」に注目が集まる背景には、海外トレンドも影響
近年は、「菌活」がより手軽に実践できる「菌活ドリンク」がぞくぞく登場。また、国内のみならず、海外でも「菌」に着目する動きが目立っています。世界のトレンドを牽引するハリウッドセレブの間では、菌活ドリンクの代表格である「コンブチャ(紅茶きのこ)」 が話題になり、日本にもブームが飛び火。また、日本発の乳酸菌ドリンクが海外でヒットするという事例もみられます。いつでもどこでも摂取できるドリンクタイプは、普段の食生活を大きく変えることなく手軽に「菌活」できるため、習慣として「続けやすい」のではないでしょうか。
■ヨーグルトドリンクだけじゃない! 新たな「菌活ドリンク」がぞくぞく登場中
以前から、定番の「菌活ドリンク」としてヨーグルトドリンクがありますが、最近は新たな「菌活ドリンク」が多数出てきています。2017年には、きのこを使ったスポーツドリンクが登場して話題に。また、女性に人気の甘酒も、炭酸入りのものや、フルーツ系のものなど、バリエーションが豊富になってきています。さらに、お菓子やアイス、パスタなど変わりダネの「乳酸菌」入り商品が相次ぎ発売され、乳酸菌市場が拡大。乳酸菌入りの「菌活ドリンク」の種類も増えており、乳酸菌入りのお味噌汁、スープなどのほか、朝にぴったりな乳酸菌入りのコーヒーも登場。普段の生活においてもますます「菌活」を実践しやすい環境になってきていると言えます。
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参考:朝にぴったりの「菌活ドリンク」が登場! 「ワンダ 乳酸菌コーヒー」
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今回、トレンド総研と共同で調査をおこなったアサヒ飲料株式会社では、2018年2月20日(火)より、忙しい朝の時間でも、手軽に乳酸菌が摂取できる「ワンダ 乳酸菌コーヒー」を新発売します。
「ワンダ 乳酸菌コーヒー」のコンセプトは、“毎朝のコーヒーで乳酸菌習慣”。朝の目覚めにぴったりの、やさしい飲み口と、コク深い味わいのコーヒーに乳酸菌をプラスしており、慌ただしい朝の中でも、手軽に「菌活」ができる商品です。牛乳で割って楽しむ希釈タイプのため、好みの味わいに調節ができます。
<商品概要>
・商品名:ワンダ 乳酸菌コーヒー 無糖<希釈用>/ワンダ 乳酸菌コーヒー やさしい甘さ<希釈用>
・発売時期:2018年2月20日(火)
・内容量:490ml(希釈タイプ・約10杯分)
・包装形態:ペットボトル
・希望小売価格:278円(税抜)
▼「ワンダ 乳酸菌コーヒー」商品情報
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