新日鉄住金 インドにおけるエッサール スチールの共同買収及び合弁事業化に関しアルセロール ミッタルと合意

新日鐵住金株式会社

From: Digital PR Platform

2018-03-05 09:57


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新日鐵住金株式会社(社長:進藤孝生、以下「新日鉄住金」)は、Arcelor Mittal(アルセロール ミッタル、本社:ルクセンブルク、CEO:Lakshmi Mittal(ラクシュミ ミッタル) 、以下「AM」)との間で、インド倒産・破産法のもとで再建手続き中であるインドEssar Steel India Limited(エッサール スチール、本社:インド・グジャラート州、以下「ESIL」)を共同で買収し経営するための基本条件について合意し、本日、基本契約を締結しました。これにより新日鉄住金はAMとともにESILの買収手続きを進め、合弁事業の実現に向けて取り組んでいきます。

インドは、世界鉄鋼市場の中でも中長期的に大幅な成長が見込まれる最も有望な市場であると同時に、自国産鋼材が高いシェアを持つマーケットでもあります。新日鉄住金は、これまで技術先進性を活かせる分野をターゲットとして、現地生産化を着実に進めてきました。インドは、今後ともインフラ分野の整備により建材を始めとして鋼材マーケットが大きく成長することが見込まれており、その需要を確実に捕捉することを目的に、インド国内で銑鋼一貫プロセスによる事業機会を模索してきました。

ESILは、インド西部臨海地域に銑鋼一貫製鉄所を有しており、薄板・厚板・鋼管を製造・販売し、インド国内に幅広い販売網とインド東部地区に鉄鉱石の鉱山を有するインド有数の鉄鋼会社です。またAMとはこれまでもグローバル戦略提携契約の下で、米国インディアナ州のI/N Tek社(冷延鋼板)・I/N Kote社(表面処理鋼板)及びアラバマ州のAM/NS Calvert社(熱延鋼板・冷延鋼板・表面処理鋼板)を共同経営し、着実に成果と信頼関係を構築してきました。今般、長年にわたるパートナーとしての実績・信頼関係があり、多くの会社再建実績やインドに対する豊富な知見を備えたAMを共同経営パートナーとして、両社がそれぞれの強みを持ち寄りESILの経営にあたることにより、ESILを競争力のある鉄鋼会社へと再生させることができると確信しています。

新日鉄住金は、2020年中期経営計画において、グローバル事業展開の強化・拡大を重要な課題の一つとしております。今般のESILの共同買収・合弁事業化を通じ、新日鉄鉄住金の商品技術力・コスト競争力を最大限活かしたグローバル供給ネットワークの拡大を図り、顧客の皆さまのニーズに的確に対応していくと共に「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」に向け、たゆみない進化を続けていきます。

<ESILの概要> (出典:ESIL Annual Report 2016-17)
名称 : Essar Steel India Limited
設立 : 1976年
資本金 : 315億INR(517億円 1INR=1.64円)
CEO : Jatinder Mehra(ジャティンドラ・メハラ)
生産拠点 : Hazira(ハジラ)製鉄所(インド西海岸グジャラート州)他
生産能力 : 公称能力1000万t(銑鋼一貫プロセス)
生産品種 : 熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、厚板、鋼管
従業員数 : 3,988名(2017年3月31日現在)
売上高(単独)*1: 2,196億INR(3,601億円)(2016FY)
  *1:2018年10月30日に「売上高(連結)」を「売上高(単独)」に訂正いたしました。


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