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メディカル・マイクロインストルメンツがマイクロサージェリーのロボット・プラットフォームを進めるシリーズA資金調達で2千万ユーロを発表
カルチ(イタリア)、2018年4月18日/PRニュースワイヤー/ --
マイクロサージェリーを受ける患者の臨床転帰改善に全力を注ぐイタリア企業、メディカル・マイクロインストルメンツ(MMI: Medical Microinstruments S.p.A)は本日、同社のマイクロサージェリー向け画期的ロボット・プラットフォーム開発促進に向けた2千万ユーロ(約2450万ドル)のシリーズA資金調達が完了したことを発表しました。
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投資家シンジケートは、元エドモンド・デ・ロスチャイルド・インベストメント・パートナーズ(EdRIP:Edmond de Rothschild Investment Partners)のアンデラ・パートナーズ(Andera Partners)が、パナケス・パートナーズ(Panakes Partners)およびファウンテン・ヘルスケア(Fountain Healthcare)、復帰したシード投資家のサンバテック(Sambatech)、ロボット外科手術で世界をリードするインテュイティブ・サージカル(Intuitive Surgical Inc)の前製品オペレーション担当上級副社長、ガス・カステロと、マイクロサージェリーの末梢神経修復ソリューションにおける世界的リーダー、アクソジェン(AxoGen, Inc)創立者のジョン・エンゲルスという業界のベテラン2人と共に主導しました。
MMIのCEO、ジュゼッペ・M・プリスコは、「傑出した投資家グループと成功を収めた医療技術の専門家に恵まれて、同社の発展の次の段階を支援し、共に年25億ドルを超える市場機会に取り組むことを大変嬉しく思います」と述べました。このラウンドは製品と臨床開発の完了、CEマーク取得、ヨーロッパ市場での立ち上げを目指しています。
アンデラ・パートナーズのパートナー、オリヴィエ・リツカは、次のように述べました。「外科用ロボット工学は、未だかつて腹腔鏡検査以外の多くの外科分野に浸透していない大きな動きです。MMIは、関節のあるマイクロ手術器械を使った観血的手術向け初のロボット製品提供の準備が整っています。興味深いカテゴリーで立派な会社を作るMMIに協力するのを楽しみにしています」
ロボット工学は当初は腹腔鏡手術に、最近では整形外科に浸透しましたが、再建、リンパ系および目の手術に使われるマイクロサージェリーは、今までロボット工学が活かされないままでした。外科診療が5倍から40倍の視覚拡大率で手動の手術が可能なものに限られていたため、マイクロサージェリーは光学や計測において漸進的な発達しか見られなかったのです。MMIはロボット制御の手首関節の器用さと、視覚拡大率に合わせて5倍から40倍にした動作のスケーリングで、この外科の空白において破壊的進歩の先駆けとなっています。
パナケス・パートナーズのパートナー、アレッシオ・ベヴェリナは、次のように述べました。「MMIは、優れた先進ロボット工学に基いて、最高のイタリアに求められる見事な実例を示しています。MMIの画期的技術は、きわめて精密な技巧、動き、震えのない制御で複雑なマイクロサージェリーを行う外科医師の助けとなります」
資金調達の一環としてアンデラ・パートナーズのオリヴィエ・リツカ、パナケス・パートナーズのアレッシオ・ベヴェリナ、ファウンテンのジャスティン・リンチ、業界専門家のガス・カステロ、ジョン・エンゲルス、エサオテ(Esaote S.p.A)の前CEOで創立者のファブリッツィオ・ランディが、カルロ・アルベルト・マルコアルディ、およびマッシミリアーノ・シミとMMIを共同設立したジュゼッペ・M・プリスコとハナ・タイクマンが、取締役会に加わりました。
MMIのマイクロサージェリー向けロボット・プラットフォームについて
MMIは、関節のあるマイクロ手術器械を使った観血的手術の縫合で初となる遠隔操作ロボット・プラットフォームを開発しました。外科医が動作のスケーリングと震えの除去を行えるようにし、既存の手術方法を容易にしたり、腫瘍後や外傷の再建から眼科、臓器移植、小児外科まで、マイクロサージェリーの領域において新しい方法を可能にしたりします。MMIのロボット・プラットフォーム(Robotic Platform)は治験用医療機器であり、まだ市販されていません。
メディカル・マイクロインストルメンツ社について
2015年創立のメディカル・マイクロインストルメンツ社(MMI)は、イタリアのカルチ(ピサ県)に拠点を置いています。同社の使命は、患者、病院、社会全体のコストを軽減する一方で、世界中のより多くの外科医がより進んだ手術を行えるようにすることです。 (リンク »)
アンデラ・パートナーズについて
アンデラ・パートナーズは、非公開会社への小額投資をリードする投資会社です。元エドモンド・デ・ロスチャイルド・インベストメント・パートナーズであった資産運用会社の従業員は56人で、20億ユーロ以上を管理しています。11人から成るライフサイエンスのプロ集団は、ライフサイエンス業界および未公開株式とベンチャー投資の豊かな経験を一つにします。チームはバイオディスカバリー(BioDiscovery)のフランチャイズで8億ユーロ以上を集め、現在バイオディスカバリー5(BioDiscovery 5)のファンドから3億4500万ユーロを投資しています。バイオディスカバリー・ファンズ(BioDiscovery Funds)は、創立以来60社もの株式非公開企業に投資しており、そのうち16社は売却され、16社が公共の金融市場に上場、20社以上がポートフォリオで未だアクティブです。
ファウンテン・ヘルスケアについて
ファウンテン・ヘルスケア・パートナーズは、1億7600万ユーロ(2億ドル)を管理するライフサイエンス中心のベンチャー投資ファンドです。ライフサイエンス部門でファウンテンが興味を持つ専門分野は、特殊医薬品、医療機器、バイオテクノロジー、診断法などです。資本の大半をヨーロッパに、残りを米国に配置しています。ファウンテンの本社はアイルランドのダブリンに、2つ目のオフィスがニューヨークにあります。詳しくは、 (リンク ») をご覧ください。
パナケス・パートナーズについて
パナケス・パートナーズは、ヨーロッパとイスラエルで将来性の際立った製品と大きな野心を持つ医療会社、初期段階の新興企業、中小企業に融資するベンチャー投資企業で、患者の転帰と医療経済を改善しています。投資は医療機器、診断法、医療ITの分野が中心。パナケス・パートナーズは、イタリアのミラノに本部を置いています。 (リンク ») .
ソース:MMI SPA
(日本語リリース:クライアント提供)
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