滋賀県立大学(滋賀県彦根市)人間文化学部生活デザイン学科の宮本雅子教授らはこのたび、JR琵琶湖線各駅のバリアフリー情報(平成30年3月11日現在)を冊子にまとめた。今後はこれをもとに視覚障がい者が活用できるよう音声データを作成する予定。
これまでJR琵琶湖線(京都駅から長浜駅)では、障がい者が駅構内を安全に移動するために必要となる情報がわかりやすく示されていなかった。
都市部の地下鉄のように電車の車両数が同じ路線であれば単純な図で示すことができるが、JR琵琶湖線においては車両数がさまざまで、駅によって停車位置が異なるため、わかりやすく表現するためには十分な検討が必要になる。
そこで滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科の宮本雅子教授らのグループは、視覚障がい者の協力のもと、JR琵琶湖線各駅の実態調査を実施。必要となる情報を視覚的にわかりやすくまとめる作業を行った。今後は、これをもとに音声データを作成する予定。
【調査項目】(いずれも上り線ホーム、下り線ホーム両方のデータ)
●ホーム上にある設備(階段、エレベーター、エスカレーター、待合室、ベンチ等)の位置
●階段と停車した電車の位置関係
●先頭車両の止まる位置
●ホーム上の点字ブロックの内方線
●ホーム階段の誘導鈴
●危険個所
▼本件に関する問い合わせ先
人間文化学部生活デザイン学科
宮本 雅子
住所:滋賀県彦根市八坂町2500
メール:miyamoto@shc.usp.ac.jp
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