富士ゼロックス株式会社
大学キャンパスで大学生協電子マネーに対応したクラウド・オンデマンド・プリント環境を構築
「Smart Work Innovation」で「制約からの解放」を実現 BYODにも対応
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、社長:栗原 博)は、大学キャンパスにおいて大学生活協同組合の電子マネーに対応した「Cloud On-Demand Print」(クラウド・オンデマンド・プリント)環境を構築、今春から本格的に展開いたします。学校が所有するパソコンのみならず、学生が自分のパソコンやスマートフォンなどから出力データを登録し、キャンパス内にある生協管理のどのデジタル複合機からもプリント出力できるBYOD(Bring Your Own Device)に対応します。
すでに大阪大学、京都大学、立命館アジア太平洋大学などの各大学生協でこのプリント環境を実現しており、今後全国の大学生協に拡大します。
学生は通常、個人所有のパソコンやスマートフォンなどのデータをキャンパス内で出力できず、大学が管理するパソコンからプリンターに出力するか、USBメモリーを使って生協が管理する複合機から出力するかのいずれかで、その場合もファイル形式が制限されるといった制約を受けています。
そこで当社は、学生が自分のパソコンやスマートフォンなどで所有しているデータを必要な時に必要な場所で出力できるよう、大学の情報システム部門と協力、デジタル複合機をインターネットと接続し、大学生協電子マネーによる課金システムも整えることで、BYODに対応する「Cloud On-Demand Print」環境を構築(概念図参照)しました。当社の価値提供戦略「Smart Work Innovation」*の提供価値のひとつ、「制約からの解放」を具現化する一例です。
「制約からの解放」と同時に、①文書のアップロード/プリント時の通信はSSLで暗号化、
②文書に暗証番号をつけてアップロードが可能、③アップロードされた文書はプリントの有無にかかわらず指定した有効期限で自動的に削除、④クラウドサーバーへのアクセスはユーザーIDとパスワードで管理─といったセキュリティー対策を講じています。
富士ゼロックスは、大学生協にとどまらず、モバイルワーカーの働き方改革を支援するクラウドサービスとして、利用者が個人の端末から出力することを想定したシェアオフィスやホテルなどにも「Cloud On-Demand Print」を導入しています。今後は、社内LAN/WAN環境に依存しないインターネット接続でのプリント環境を構築したい一般企業のサテライトオフィスやスポットオフィス、他企業間プロジェクトの現場事務所などに拡大してまいります。
* 「Smart Work Innovation」については、下記URLをご参照ください。
(リンク »)
「Cloud On-Demand Print」環境 概念図
【画像: (リンク ») 】
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