成都、活力に満ちた中国の都市

Chengdu New Economy Enterprise Club

From: 共同通信PRワイヤー

2018-05-23 15:25

成都、活力に満ちた中国の都市

AsiaNet 73656 (0913)

【成都(中国)2018年5月22日新華社=共同通信JBN】中国の成都で2018年5月、3日間にわたるGlobal Innovation and Entrepreneurship Fair(グローバル・イノベーションと起業家精神フェア)が開催される。2017年ユニコーン企業リストに掲載された100社以上の企業と50以上の姉妹都市を一連の主要活動からなるイベントに招待した同フェアはまた、中国のニューエコノミーの発展動向をはっきりと示す「中国ニューエコノミー指標」を発表する 。さらに、中国初のユニコーン企業の設計提案が同フェア開催中に発表される。

イノベーションと起業家精神をテーマにしたこのようなグローバルな会議が、北京、上海、深センのような中国の1級都市ではなく、成都で開催されることは、成都がダイナミックな経済成長としてその発展方向と将来性で高く評価されていることを明確に示すものだ。

エコノミスト誌は2018年2月、「Go East, Young Entrepreneur」(若手起業家よ、東へ進め)と題するリポートを公表し、ロシアの信用評価スタートアップの創設者であるマリア・ウィッカム氏が中国進出の際に成都を本拠として選んだ理由を明らかにした。同リポートによると、マリア氏を惹きつけたのは、成都の活気あふれる開発環境だけでなく、人材やハイテク企業のためのさまざまな優遇政策やカスタマイズされたサービスだった。オフィススペース、必要な家具、物流サービスなど、ほぼすべての補助施設がここには用意されている。さらに、起業家たちは起業家の手法に関する詳細なガイダンスを受けることができる。

6億人民元の投資を受けたばかりのChengdu Jimi Technology Co., Ltd. の最高経営責任者(CEO)であるゾン・ボー氏は深い感銘を受けた。同氏は「Jimiが成都ハイテク区に進出した時、最初の1年間の賃貸料全額と来年の賃貸料の半額を免除された。これはまだスタートアップ企業の初期段階にあったJimiにとって、間違いなく大きな助けとなった。初期段階では、資本、オフィス環境、場所、人材、ブランド・プロモーションの不足が企業の成長を妨げる可能性がある。Jimiが発展のボトルネックを打ち破ることを助けたのは成都ハイテク区の強力な支援だった。このサポートがなければ、当社は『Potential Unicorn Enterprises』(潜在的ユニコーン企業)のリスト入りは不可能だった」と語った。

ゾン・ボー氏が言及した潜在的ユニコーン企業リストは、2017年に地元企業を選別して生来の優良企業をより正確にサポートするために使用されている。

公開情報によると、成都には31の潜在的ユニコーン企業がある。業界や分野に関しては、これらの企業は、ビックデータ、スマート医療、スマート物流、スマートハードウエア、文化的エンターテインメントなどのニューエコノミー分野が中心である。

ユニコーン企業は著名な米投資家、アイリーン・リー氏が2013年に創出した概念である。ユニコーン企業とは、原則的には評価額が10億米ドル超の非公開株や公開株を持つスタートアップ企業のことを意味する。これと比較すると、潜在的ユニコーン企業は創業5年以内で推定評価額が1億米ドルまたは創業5年以上が経過し評価額5億以上10億米ドル未満の企業である。

成都は、ハイテク産業のトップレベル構造を強化するために、ユニコーン企業を育成する。今年4月には、「Chengdu New Economy Enterprise Club」(成都ニューエコノミー企業クラブ)が設立された。担当者であるゾウ・タオ氏は、「これは中国初のニューエコノミー企業のクラブであり、成都のためにユニコーン企業と準ユニコーン企業を選び育成することを目的としている。また、同クラブは新たな政府-企業関係をも構築し、ニューエコノミーの発展のためのより良いエコシステムをもたらす」と述べた。

成都が今年3月、最初のユニコーン企業とのブレークスルーを達成したことは注目に値する。中国科学技術省のTorch Center(トーチセンター)がBeijing Greatwall Enterprise Institute (GEI)と協力して、北京で発表した「2017 China Unicorn Enterprise Development Report」(2017年中国ユニコーン企業発展報告書」によれば、Chengdu Xinchao Mediaは、2017年中国ユニコーン企業リストに評価額15億米ドルで掲載されている。

Chengdu Xinchao Mediaのジャン・シーシュエ会長は「潜在的ユニコーン企業のフォーラムは成都ハイテク区でしばしば開催され、起業家はそこで生産・運用の現状、将来の計画、開発ニーズを学ぶことができる。フォーラムはこれら企業が発展プロセスにおいて遭遇した難問にターゲットを絞った解決策を提供することができる」と語った。

現在、中国経済は高度成長から高品質開発に移行しつつあり、ニューエコノミーの時代が到来している。成都は昨年、ニューエコノミーの成長に最も適した都市の建設を提案して以来、世界的な影響力を持つ地域的原動力として、2022年までに基本的にニューエコノミー産業システムを構築することを明確に計画している。

成都はこのような背景の下で、昨年12月、中国初の「ユニコーン島」の全体的な計画立案と設計提案の募集を開始した。その目的は、グローバルな人材を結集し、ユニコーン企業のためのオピニオンリーダー、シナリオ育成基盤、要素集中拠点、エコロジー・ノベーションゾーン区域を創出することである。最後に、成都をユニコーン企業の成長に役立つニューエコノミーの基地として構築する。

計画によると、面積1000ムーの「ユニコーン島」のデモンストレーション・ゾーンは2019年に完成する。

ニューエコノミーは「新しい」人材を必要とし、成都はこれを完全に理解している。成都は2017年7月、「12 New Policies for Talents」(12の人材のための新しい方針)を正式発表した。大学卒以上の学歴を持つ若い人材は、卒業証明書を持って成都に永住権を申請することができる。成都で1つの雇用単位で2年以上働き、技能を持つ人材は、雇用者の推薦状と関連部門の確認があれば永住権を申請することができる。2017年だけで成都で36万4000人が永住権を取得し、さらに多くの人々が成都で働き生活することになろう。

また、「長江経済ベルト」と「シルクロード経済ベルト」の交差点に位置する成都は、中国が「一帯一路」構想と「長江経済ベルト」戦略を積極的に推進すれば、国際的ハブとしてのその地位は一段と卓越するものとなる。現在、成都には世界のトップ500企業のうち281社があり、106の国際線(地域的)航空路を開設している。建設中の天府国際空港は2019年に完成し、使用開始される。それまでに成都は2つの空港を持つ中国第3の都市となる。

長い歴史を持つ有名な文化都市である成都は、新しい時代における発展の強力な活力であふれている。

詳細情報は、 (リンク ») を参照。

ソース:Chengdu New Economy Enterprise Club


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