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【プリンストン(米ニュージャージー州)2018年6月25日PR Newswire=共同通信JBN】
*精密医療時代の臨床試験で遺伝的特徴を最適化する新たなソリューションを提供するために企業が協力
臨床研究の質と効率を大幅に向上させる世界有数のソリューションプロバイダーであるWCG(R)(WIRB-Copernicus Group(R))のClinical Services Division(臨床サービス部門)は、国内最大の独立系遺伝学専門家サービスプロバイダーであるInformedDNA(R)と戦略的パートナーシップを結んだ。両社はこのパートナーシップを通じ、遺伝学を用いた臨床試験の設計と実施において、バイオ医薬品企業、契約研究機関(CRO)、諸機関および研究者施設を支援するための「Center for Genetics and Precision Medicine in Clinical Trials(臨床試験における遺伝学・精密医療センター)」を設立する。
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WCGの会長兼最高経営責任者(CEO)であるドナルド・A・ディエゾ博士は「精密医療は、伝統的な医薬品開発プロセスの再考をわれわれに求めている。病気並びに提案されている治療法は、個々の患者の遺伝子構成の観点から慎重に検討しなければならない。そのため、InformedDNAと提携し、精密医療の驚くほど明るい未来の実現に努力しているわれわれのクライアントをサポートする遺伝学重視の臨床試験ソリューションを導入できることを喜ばしく思う」と語った。
戦略的パートナーシップの下、WCGとInformedDNAは「臨床試験における遺伝学・精密医療センター」を立ち上げ、臨床試験の最適化に当たってInformedDNAの豊富な遺伝学資源、専門知識をWCGの500人の専門家の世界的ネットワークとその所有する業界のKnowledge Base(TM)とを一体化させる。WCGは、全業界がスポンサーとなっているプロトコルの95%に対する深い理解を、InformedDNAの全国に分散する遺伝学専門家50人の業界トップのチームおよびその全治療分野にわたる広範な遺伝学データベースと結び付ける。それとともに両社は、臨床試験における遺伝学の最適な適用に関する比類なき洞察と指導を提供していく。具体的には、臨床試験で患者を特定、募集、管理するために遺伝学の力を活用するだけでなく、治験およびプロトコル設計において遺伝情報を適用するという課題と機会に取り組む。
InformedDNAのデビッド・ニクソン会長兼最高経営責任者(CEO)は「精密医療の進歩に伴い、プロトコルはますます複雑化している。
この複雑さは、遺伝的要素を含む臨床試験の設計における課題だけでなく、適切な遺伝的着目を通じ、このプロセスにおいてより大きな価値を明らかにする機会も提供している。WCGとのパートナーシップを通じ、研究のスポンサーに遺伝学の専門知識を効果的に適用し、研究から最大の価値を引き出すことができるようにする方法を伝授していく」と語った。
両社は、プロトコルの設計を最適化し、全ての遺伝情報が研究設計に適切に適用されるようにするため、遺伝学・臨床開発ソリューションを提供していく。このソリューションにより、スポンサーは見つけにくい患者集団を特定し、リスクへの暴露を低減し、潜在的な治療適応症の可能性を広げ、各被験者の全体的な価値を高めることが可能になる。
InformedDNAの最高医療責任者(CMO)であるレベッカ・シュトフェン博士は「臨床研究の焦点が希少疾患、奇病、さらに一層のパーソナル化に移行するにつれ、患者の募集は大きな課題になる。こうした研究に参加するのにふさわしい患者をいかにして見つけ、参加してもらうかだ。治験スポンサーや臨床研究施設が、遺伝情報の力を活用しなければならないのは明らかだ。しかし、まずそれらの遺伝情報を収集する専門知識とインフラにアクセスし、その後、それをさまざまな募集手法の向上・管理に適用していかなければならない」と付け加えた。
WCGは、希少疾患や手の届きにくい患者集団での研究登録促進で実績がある。InformedDNAは、ユニークあるいは希少な病状の患者の迅速な特定を容易にする遺伝子データセットのグローバルネットワークを維持している。両者は協力し、こうした両社の強みを活用した患者募集ソリューションと、遺伝子型・表現型要件に基づく臨床研究のための患者を識別するための遺伝子検査・カウンセリング力を提供する。また、患者と治験責任医師に遺伝カウンセリングと遺伝子検査説明サービスも提供するが、これは遺伝子情報提供者の満足度と患者保持力を高めることが証明されている。
遺伝病の遺伝子治療で初の食品医薬品局(FDA)認可に向け準備をしていた際にInformedDNAと協力した完全一体型の商用遺伝子治療会社Spark Therapeuticsのコマーシャル部長であるロン・フィリップ氏は「遺伝子と精密医療の臨床開発を支援する新たな経路を築いていくことは、遺伝病で命が制限されることのない世界をつくるのに不可欠だ。遺伝子検査やカウンセリングへのアクセスを確保するためのWCGとInformedDNAの取り組みは、遺伝子医薬品の臨床開発を支援するために不可欠なステップであり、希少疾患や遺伝病に苦しむ何百万人もの患者に恩恵をもたらす可能性がある」と語った。
▽WCG(WIRB-Copernicus Group)について
WCG( (リンク ») )(WIRB-Copernicus Group( (リンク ») ))は、臨床研究の質と効率を大幅に改善する世界有数のソリューションプロバイダーである。業界初の臨床サービス組織(CSO)であるWCGは、生物医薬品企業、CROおよび諸機関が最高水準の被験者保護を維持しつつ、新たな治療や治療法を患者に提供することを可能にしている。詳細はwww.wcgclinical.com を参照、またはTwitterで@WCGClinicalのフォローを。
▽InformedDNAについて
InformedDNAは、個人やヘルスケア提供者が家族の既往歴やゲノミクスを正確に解釈するのを助け、精密医療の明るい未来を実現する。InformedDNAは、遺伝学的検査の適切な利用に関する権威であり、独立した理事会が認定する遺伝学専門家を最大の常勤スタッフとし、その専門知識を活用して健康計画、病院、雇用主、地域の臨床医および患者が全て最高品質の遺伝子サービスにアクセスできるようにしている。臨床試験のサポートに加え、InformedDNAは主に臨床的遺伝子カウンセリング、遺伝子検査の利用管理、遺伝的リスク評価・予防の個別化ソリューションを提供している。詳細は (リンク ») を参照。
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ソース:WCG Clinical Services
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