AsiaNet 74158 (1131)
【ローマ(イタリア)2018年6月27日新華社=共同通信JBN】北京で昨年に出会った蘭州牛肉麺(Lanzhou beef noodle)とパスタが今回はローマで再会した。蘭州は6月25日、このイタリアの古都で文化とツーリズムを促進するキャンペーンを開催し、2つの地域の美食はシルクロードで再び恋に落ち、2都市の間の絆を強化することに一役買った。
シェラトン・ローマ・ホテルで展開された胸躍る対決では、両国のシェフがその場で麺を作って観衆に「食の祝宴」を披露した。蘭州牛肉麺の第4代継承者であるマー・ウェンビン氏は、そのおいしさがどのように作られるべきかを実演した。マー氏は長さ20センチ、直径4センチの生地を手に持って、それを引っ張ることで異なる幅の麺にした。この驚くべき職人技は、その過程を初めて目にしたイタリア人ゲストに感銘を与えた。
イタリアのピエルアンドレア・ギァグノリ氏は純粋な郷土料理とレシピを専門とする情熱的なシェフである。ギァグノリ氏が求めてやまないのはシンプルで本物の原食材を見つけ、最もストレートな方法で食べ物の味を表現することである。ピエルアンドレア・ギァグノリ氏はこのイベントで、あたかも芸術作品の1つであるかのようなパスタ作りに取り組んだ。異なるソースはパスタに生き生きとした味を与える。
蘭州牛肉麺は蘭州を代表する食品の1つである。蘭州は中国西部・甘粛省の省都でシルクロード沿いの主要都市の1つである。蘭州牛肉麺は中国の麺のトップ10の1つとして102年の歴史を持ち、おいしいスープと洗練された麺で知られる。蘭州は中国牛肉麺の古里としても有名だ。固有の味とエキゾチックな風味を持つパスタは最も代表的な西洋料理の1つとして全世界で人気がある。蘭州の子どもが帰宅して最初にやるのは、どんぶり一杯の本物の手延べ牛肉麺を食べることとされている。その一方、イタリア人はパスタにまつわる多くの物語を話すことができる。蘭州とイタリアの人は、麺とパスタに似たような思いを共有しており、初対面で旧友のような感情を持つ。
今回のイベントは蘭州政府の宣伝部が開催し、新華社通信のNews & Information Center、Lanzhou(蘭州)Culture and Tourism Department、Lanzhou Beef Noodle Industry Association、Italian Federation of Chefsが後援した。国際交流の促進は蘭州の活動の1つである。このイベントの目的は麺とパスタを利用して中国とイタリアのツーリズム、文化、食品その他の分野についての相互理解を強化することで、さらに多くの蘭州の物語を世界に伝え、人的ならびにビジネスの交流を促進するのに役立つと予想されている。
ソース:Lanzhou Beef Noodle Industry Association
画像リンク:
(リンク »)
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。