Wi-SUNが大規模な屋外IoTネットワーク向けのFAN Certification Programを開始

Wi-SUN Alliance

From: 共同通信PRワイヤー

2018-10-02 09:12

Wi-SUNが大規模な屋外IoTネットワーク向けのFAN Certification Programを開始

AsiaNet 75493 (1750)

【サンラモン(米カリフォルニア州)2018年10月1日PR Newswire=共同通信JBN】
*IoT端末装置の相互運用性を加速する道を開く

オープンスタンダード・ベースのField Area Networks(FAN)およびインターネット・オブ・シングス(IoT)の実装の加速を目指すメンバー企業によるグローバルエコシステムであるWi-SUN Allianceは1日、FAN Certification Program(FAN認定プログラム)を発表した。FANは超大型ネットワーク向けの通信インフラストラクチャーである。スマートフォンやコンピューターでインターネットを使用すると同じように、Field Area Networkはデバイスを単一の共通ネットワークで相互接続させる。

FAN Certification Programが利用可能になったのは、多数のWi-SUNメンバー企業のビジョン、コラボレーション、貢献の成果である。この認定プログラムを通じて、Wi-SUN Allianceは適用されるオープンスタンダードから生じる通信プロファイルへの準拠および他のWi-SUN認定製品との相互運用性の能力に基づき製品を認定する。

FAN Certification Programは公共事業者、都市開発者、その他のサービスプロバイダーが使用するデバイスを認定し、スマートシティー、スマートユーティリティー、その他のIoT展開向けの大規模な屋外ネットワークを効率化し、サポートするとともに、コストと遅延を軽減することを支援する。Wi-SUNメンバーは2018年第4四半期に認定製品を発表する予定である。

独自システムは十分な柔軟性を備えておらず、またオープンスタンダードに基づくソリューションほどのコスト効率性もないので、数年以内に時代遅れになる。オープンIEEEおよびIETF規格に基づくWi-SUN FANプロファイルに準拠することで、サービスプロバイダー、スマートシティー、公共事業は柔軟なマルチサービス・ネットワークを展開できるとともに、相互運用を現時点だけでなく今後長年にわたり確保することができる。

Wi-SUN Allianceのフィル・ビーチャー社長兼最高経営責任者(CEO)は「Wi-SUNは今後もIoTイノベーションの先頭に立ち、都市、公共事業、産業がIoTネットワークを拡大するに伴い、これらは業界全体にわたるオープンスタンダードが相互運用性およびスケーラビリティーにとって不可欠であるとの認識を深めることになる。FAN Certificationは、われわれのメンバーの製品がこれらのオープンスタンダード、安全品質、相互運用性、セキュリティー、スケーラビリティーに準拠し、最終的には顧客に競争上の優位性を提供することの保証を政府や業界に示すものである」と語った。

FAN Certificationの主なメリットは以下の通り。

*公共事業、都市、サービスプロバイダーに柔軟なマルチサービス・ネットワークを提供し、現在および次世代の相互運用性を実現する

*動作、性能、相互運用性が明確に定義されているので、新製品を評価するために必要な時間を短縮する

*シングル・ベンダーロックインを解消する

*スタンダードベース製品のグローバルエコシステムの発展を促進し、座礁資産のリスクおよびコストの影響を軽減する

Wi-SUN認定製品のすべては、認定されたWi-SUN指名サードパーティー試験ラボによって厳格にテストされ、製品化に要する時間を迅速にするためにデバイスが一体となって難なく、かつセキュアに動作することを保証する。認定製品はWi-SUN FANネットワークへのエントリーを認定するデジタル証明も含んでおり、サイバーセキュリティー脅威への脆弱性を大幅に軽減する。個別の契約に基づき、Wi-SUNはGlobalSign( (リンク ») )を選択し、Certificate Authority(CA)サービスをWi-SUN Allianceメンバー企業に提供する。

▽サードパーティーのコメント
Rethink Technology Researchの上級アナリストでRIOTのエディターであるアレックス・デービス氏は「オープンスタンダードは、テクノロジーの大規模導入を実現する一番確実な方法の1つである。WiFiおよび3GPPセルラー・プロトコルと同様に、Wi-SUNのFANは装置およびテクノロジー・サプライヤーが顧客の関心を促進する複数の選択肢を提供する。エネルギー・サプライヤーと送電系統運用者は特に長期にわたる展開ライフサイクルのために、ベンダーロックインを懸念している。このためWi-SUNは、その他のLPWANオプションが達成できないミッションクリティカルな問題に答える必要がある。それはこうしたサプライヤーがその他のIoT市場に進出する扉を開き、特にスマートシティーには大きな機会がある」と語った。

Avangridのスマートグリッド担当マネジャーであるイケル・ウリティア氏は「オープンスタンダードに基づきWi-SUN FANプロファイルに認定されたIoTネットワーキング・ソリューションは、コスト効率に優れた方法で送電網のデジタル化を加速するAMIなどの公共事業アプリケーションのための完全な相互運用性を獲得するために不可欠である」と語った。

Hawaiian Electricのコルトン・チン上級副社長(プランニング&テクノロジー担当)は「Wi-SUNのFAN Certification Programを使用することによって、Wi-SUNテクノロジーをハワイ全体における大規模なIoTアプリケーションの主要なイネーブラーとみている。Wi-SUN Allianceとそのメンバーは、マルチベンダーで相互運用可能なソリューションを実現するために大きな1歩を踏み出した」と語った。

▽FAN Certificationのアベイラビリティー
FAN Certification Programは、仕様および認定テストプログラムを実証するための相互運用性イベントに参加した製品ベンダーおよび協力企業を含め、Wi-SUNメンバー企業のコラボレーションを通じて開発された。認定の方法を積極的にリードした企業の一部は以下の通り。アナログ・デバイセズ、シスコ、EPRI、Itron、京都大学/日新システムズ、Landis+Gyr、プロキューブド、ルネサス、ROHM Europe

製品の認定申請の方法に関する詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。

製品の準拠を保証することには手間がかかる可能性があるので、Wi-SUN Allianceはあらゆる懸念について喜んで支援し、対処する。Wi-SUN が米太平洋時間2018年10月16日午前8時から開催する次回ウェビナーに参加を。このウェビナーで、われわれは認証の重要性とFAN Certificationを達成する手順について概略を説明する。詳細は情報および参加登録についてはウェブサイト (リンク ») を参照。

▽Wi-SUN Allianceについて
Wi-SUN Allianceは世界を代表する企業から成る世界的な会員制の非営利団体である。その使命は、IEEE802、IETF、TIA、TTC、ETSIなど、国際規格設定機関のオープン・グローバルスタンダードを使って、スマートシティー、スマートグリッド、その他のインターネット・オブ・シングス(IoT)アプリケーションで使用される相互互換性がある無線ソリューションの世界普及を促進することにある。Wi-SUN Allianceは世界で180社以上のメンバーを擁し、あらゆる業界関係者が参加できるとともに、シリコンベンダー、製品ベンダー、サービスプロバイダー、公共事業者、大学、企業、市町村、地方政府組織が参加している。
詳細はウェブサイトwww.wi-sun.org を参照。

Wi-SUN AllianceとWi-SUN Allianceのロゴは、Wi-SUN Allianceの商標である。

ソース:Wi-SUN Alliance

▽問い合わせ先
North America:
Shannon Mayette
Wi-SUN Alliance
media@wi-sun.org
Tel: +1 (602) 882-4733

UK:
Amanda Hassall, Paula Averley, Louise Burke
Origin Communications
Wi-SUN@origincomms.com
Tel: +44 (0) 20 3814 2941

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