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【珠海(中国)2018年10月24日新華社=共同通信JBN】
中国南部の湾岸都市・珠海の拱北口岸の東に、港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)はLingdingyang(伶汀洋)海域をまたぎそびえ建つ。3都市間の通勤時間を30分に短縮するこの橋は人、車両、資本および情報の流れの拡大を促進する。
10月24日は世紀の巨大プロジェクトであるこの橋の正式な開通日である。中国の習近平国家主席が前日に珠海で行われた開通式典に出席し、開通を宣言した。ダイナミックな経済特区であり、本土から2つの特別行政地区に通じる唯一の陸路であることから広東-香港-マカオ大湾区のハブとして機能する珠海は、あらゆる部門から再び大きな関心を引き付けた。
港珠澳大橋管理局のユー・リエ副局長によれば、大橋はこの3都市間の移動時間をこれまでになく短縮した。珠海から香港までの移動にかつては水路で約1時間、陸路で3時間以上を要した。現在ではわずか30分程度である。このため戦略的ゲートウエーとしての珠海のプレゼンスはより顕著なものになった。
大湾区内のインフラの相互接続性を強化するランドマーク・プロジェクトとして、全長55キロのこの橋は、広東、香港、マカオが共同で建設した最初の大規模海上建築で、東側の香港と西側の珠海とマカオを接続する。チュウ・ヨンリン管理局長は「港珠澳大橋建設の取り組みは、3都市がいかにそれぞれの利点を強化し相互利益と互恵的協力を推進しているかを存分に示した。大橋は必ず大湾区の東岸を西側に接続する重要なハブになる」と述べた。
絶好の地理的位置を占める珠海はますます力を強めている。珠海は大湾区内のインフラ接続性を高め市場統合を強化するという使命を負ってきた。それにとどまらず、同市は技術革新における潜在的な協力分野を模索しようと努め、よく調整された発展を特徴とする産業システムを計画している。現在、珠海は地理的な価値を刷新し大湾区の新たな経済の原動力を形作る機会を利用しつつある。
珠海市人民政府の最新の産業計画は、その焦点を拡大しビッグデータ、クラウド・コンピューティング、人工知能などのインテリジェント産業、およびスマートグリッド設備、新エネルギー、バイオ医療、医療機器からクロスボーダー金融、ビジネス展示会およびレジャー観光に至るさまざまな産業を導入することを含む。このようにして同市は新たな産業の柱を形成する。
そして、世界的に著名な海運コンサルタント企業Alphalinerが発表したデータによると、2017年の珠海港のコンテナスループットは37.3%増の227万TEUとなり、世界で73位、伸び率では第2位を記録した。
大湾区の青写真が実現されつつある中、共同イノベーションとオープンな交流に重点を置く新たな珠海が構築中である。
China-Latin America and the Caribbean(CLAC)Economic and Trade Cooperation Park(中国-中南米・カリブ海(CLAC)経済貿易協力パーク)が操業を開始し、CLAC Expo(CLAC国際博覧会)では70を超すプロジェクトの契約が結ばれ、契約総額4億6825万米ドルだった。珠海のイノベーションセンターが香港とイスラエルに設立された。さらに、中国・イスラエル加速プログラムおよびChina-Germany Artificial Intelligence Institute(中・独人工知能研究院)の進展において前進しつつある。「一帯一路」構想を促進する主要都市である珠海は、事業協力のためのプラットフォームの導入と「海のシルクロード」のハブとしての新たなイメージの構築に専心している。
公式な統計によれば、珠海の2018年上半期のGDPは 8.7%増の1299億4100万人民元(187億2000万米ドル)となり、GDP伸び率は広東省内トップだった。
持続的かつ高い経済成長の背景にあるのは、珠海が誇る生態系向上と革新的な政府サービスであり、これらは実現を支援するビジネス環境に貢献している。珠海の「繁栄への第2の取り組み」は、資本、技術、人材のハイエンドな要因ならびに高付加価値産業を擁するキャパシティーを高める方法において世界と協調したイノベーションに一層の重点を置く。
世界的に有名な投資企業IDG Capitalの共同設立者であるション・シャオグー氏は「港珠澳大橋の開通は珠海がより良い未来を描く上でより多くの可能性をもたらす」と述べた。珠海は香港、マカオとの技術・産業協力を深化させる計画である。大橋の開通により、珠海は橋を中核とした経済区の創出を促進する機会を得る。そのことはGuangdong-Macao Cooperation Industrial Park(広東・マカオ協力産業パーク)およびZhuhai-Hong Kong-Macao industrial incubating Park(珠海・香港・マカオ産業インキュベーション・パーク)の科学・技術的成果の前進を加速するのに役立つだろう。
曁南大学のマカオ人大学院生ルー・チェンハオ氏は「3都市間の移動が非常に便利なので大湾区内で働きたい」と語った。同氏は、就業許可制度の撤廃を含む更なる政策・措置が実施されつつあり、このことはマカオの若年層がより良い発展を享受することを促進し可能にすると指摘した。
現在、Zhuhai Hi-tech Industrial Development Zone(珠海ハイテク産業開発区)を歩けば、7000を超すハイテク企業が集まっていることを知り驚くだろう。National Independent Innovative Demonstration Zone(国家独立革新実証地区)を構築しながら、この地区はハイテク産業の促進に資源をつぎ込むことで同市のイノベーション主導の開発の原動力になった。
中山大学嶺南学院のリン・ジアン経済学部教授は「珠海が成し遂げたことは驚異的であり、橋が開通したことでより多くの機会が同市にもたらされるだろう。比較優位性を存分に活用することによって、珠海は珠江東岸の都市の発展を調整しそれらの金融サービス、製造、文化の各部門を適合させることができる。こうした取り組みは経済活動の中心地の台頭を促進するだろう」と述べた。
ソース:The People's Government of Zhuhai Municipality
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