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【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)、ロッテルダム(オランダ)、上海2019年5月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*腫瘍と免疫の分野で新たな抗体治療に焦点を当てたグローバルな提携
Harbour BioMedとChia Tai Tianqing Pharmaceutical Group Ltd.(CTTQ)は6日、腫瘍と免疫の分野で複数の治療目標を達成する次世代生物製剤を発見、開発、商品化するため、戦略提携を結ぶと発表した。
今回の提携は、完全ヒト抗体生成のためのトランスジェニックマウス技術を含むHarbour BioMedの創薬機能を、CTTQの前臨床開発リソースと専門知識に結び付ける。両社はそれぞれの担当地域で、提携から生まれた治療薬候補の臨床開発と商品化に責任を持つ。Harbour BioMedは米国、日本、その他の国々に責任を持ち、CTTQは大中華圏と欧州に責任を持つ。両社は各担当地域での売上高に基づき、互いにロイヤルティーを支払う。追加的な金銭的条件は明らかにされていない。
Harbour BioMedの創業者・会長兼最高経営責任者(CEO)である王勁松博士は「CTTQとの合意は、当社の完全ヒト抗体生成用の特許取得済みプラットフォームを活用した共同発見、開発、商品化の提携を通じて、世界市場向けの強固な治療パイプラインを構築するという当社の戦略の一環だ。腫瘍と免疫の分野の治療イノベーションに戦略的投資を行っている著名な製薬会社であるCTTQはこうした取り組みの強力なパートナーであり、当社の社内創薬プログラムを直接補完するものだ」と語った。この提携から生まれた新薬の知的財産権と開発・商品化権は両社が共同で所有する見込みである。
CTTQのワン・シャンチュン社長は「CTTQは、満たされていないニーズのある疾患に対する貴重な治療薬の提供にコミットする。Harbour BioMedとの提携はCTTQの革新的な生物製剤開発戦略とよく合致しており、当社の革新的な治療用抗体の研究・開発能力強化に向けた大きな前進でもある」と語った。CTTQには現在、PD-L1阻害薬を含むいくつかのモノクローナル抗体薬があり、それらは第2相および第3相の臨床開発に進んでいる。
▽Harbour BioMedについて
Harbour BioMedは、がんと免疫疾患に対する革新的な治療法を開発している世界的なバイオ医薬品企業である。同社は、完全ヒト抗体を生産するための2つの特許取得済みトランスジェニックマウス・プラットフォーム(Harbour Mice(TM))をベースにした臨床ポートフォリオと次世代の新たなパイプラインを拡大しつつある。
詳細はwww.harbourbiomed.com を参照。
▽CTTQについて
Chia Tai Tianqing Pharmaceutical Group Ltd.(CTTQ)は医薬品の研究・開発、製造、マーケティング、および販売を行う総合製薬企業である。中国の肝疾患と腫瘍の治療分野で主導的地位にあることでよく知られており、2017年に「中国の製薬企業トップ100」リストで17位にランクされ、大手企業の1つとしての栄誉に浴した。CTTQは常に技術革新を企業発展の重要な源と見なしており、中国で研究・イノベーション能力を持ち、成功した製薬会社の1つである。CTTQは近年、年間10億元以上を研究・開発に投資している。研究・開発部門に1000人以上の従業員を擁し、30以上の革新的な低分子薬と20以上の生物製剤を含め、180以上の開発プロジェクトが進行中である。
詳細は (リンク ») を参照。
ソース:Harbour BioMed
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