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【チューリヒ2019年6月26日PR Newswire=共同通信JBN】保険・再保険企業最高経営責任者(CEO)の世界的組織Geneva Associationの顧客調査で、成熟市場の保険プロテクションギャップは保険業者に対する信頼強化で縮小できそうなことが分かった。
Geneva Associationは成熟市場での一部保険の主な理由と改善策の可能性を突き止めるため、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スイス、英国、米国の7カ国の7000人に対する調査を委託した。
Geneva Associationの最新の調査報告書「Underinsurance in Mature Economies: Reasons and Remedies(成熟経済国の一部保険:理由と対策)」は調査結果から多くの重要点を抽出、一部保険に影響する5要素の枠組み、制度、社会人口統計、経済、行動、文化の枠組みを提案している。
Geneva Associationのジャッド・アリス理事長は「一般的な見方と反対に、プロテクションギャップは新興国に限定されない。先進経済諸国でもよくある。調査結果によると、人々は保険が何のためか、経済・社会でのその重要な役割を広く理解しており、勇気づけられる。しかし、調査で保険業者やその商品への誤解も明らかになった。この食い違いを正すことが、成熟経済国で保険のより広範な採用を促進するのに不可欠だ」と語った。
回答者の60%以上は、保険が人々に重要なサービスを提供し、加入者に安心をもたらすと考えている。57%は保険が経済で重要な役割を果たしていることに同意した。
保険業界に肯定的な見解を持つ回答者は30%未満で、53%が「保険で否定的な経験」をしたと答え、顧客不満の大半は保険金査定や商品の複雑さによる経験に起因していた。
参加者の50%以上は保険代理店か営業担当者からの保険購入を選び、人間関係や助言の重要さが目立つ。
調査結果はさらに、金融・保険教育の強い潜在力を示している。46%は、学校で保険についてもっと習いたかったと答えた。
これらの結果から、報告書は保険業者に4点の勧告を提案している:
*保険商品の紹介を分かりやすく、平易にする。
*重要な「真実の瞬間」の顧客体験を改善する。最も重要なのは保険金請求手続きである。
*代理店チャンネルを迂回しようとするのではなく、利用する流通のオムニチャンネル計画を構築する。
*顧客の金融教育と金融知識のニーズに応える。
Geneva AssociationのSocio-Economic Resilienceリサーチストリームのディレクターで報告書の著者カイウーベ・シャンツ氏は「調査は、今も当てはまる長年の顧客の"弱み"が何よりも支払い請求にあることをはっきりさせている。このデジタル化と高度の分析論の時代に、保険産業はその歴史的な弱点に対処し、もっと魅力的な顧客体験と提案を構築するめったにない機会である」とコメントした。
報告書全文は( (リンク ») )をダウンロード。
4ページのリサーチ要旨は( (リンク ») )をダウンロード。
リサーチハブ:Reasons and Remedies for Protection Gaps in Mature Markets ( (リンク ») )を参照。
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ソース:The Geneva Association
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