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【ソウル2019年6月26日PR Newswire=共同通信JBN】
*韓国での新製油所操業開始でサウジアラムコとS-Oilとの関係が一層強化
S-Oilが26日新たなResidue Upgrading ComplexおよびOlefin Downstream Complexの操業を開始し、サウジアラムコ(Saudi Aramco)は世界化学製品成長戦略を前進させている。
これらの新設備は、S-Oilの石油化学製品比率を8%から13%に引き上げ、プロピレンやガソリンなどの高価値製品を含む最新製油所技術を特長としている。
操業開始式典にはサウジアラビア副首相兼国防相のムハンマド・ビン・サルマン皇太子と文在寅・韓国大統領が出席した。サウジアラビアのハリド・アブドルアジズ・ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相、韓国の成充模産業通商資源相も参加した。
サウジアラムコのアミン・H・ナサール社長兼最高経営責任者(CEO)は「本日の操業開始はS-Oilとサウジアラムコの双方にとり歴史的瞬間である。S-Oilはサウジアラムコの国際的下流部門戦略のロールモデルとして機能し、韓国の経済成長に必要不可欠なエネルギーを提供することにより重要な役割を果たしている。これら2つの新しい設備は、そのグローバルブランドがわれわれの日常生活の一部であり、技術、イノベーション、創造性、品質において世界最高レベルにランクされている韓国の主要産業に高価値製品を供給する」と語った。
式典ではまた、両社が2024年までに完成見込みの60億米ドルのSteam Cracker & Olefin Downstream Projectで協力するという了解覚書も調印された。この新しい世界クラスのスチームクラッカーは、ナフサと精製所のオフガスからエチレンなどの基本的化学物質を生産する。
この新たな合意は、今後10年間で世界的な石油化学製品のフットプリントを拡大するというサウジアラムコの計画を支援する。さらにサウジアラムコのThermal Crude-to-Chemicals Technology(原油から直接化学品を製造する技術)の展開を含み、S-OILの焦点を「石油から化学品」へと移行させ、将来のエネルギー市場での同社の位置づけを改善する。
Aramco Overseas Companyは、韓国3位の石油精製会社であるS-Oilの主要株主である。
サウジアラムコは1991年に初めてS-Oilに投資した。S-Oilの石油精製能力は1990年の日量9万バレルから2018年には約同70万バレルに増加し、両社関係は強化され続けている。
▽サウジアラムコ(Saudi Aramco)について
サウジアラムコは世界の主要な総合エネルギー・化学企業で、「エネルギーは好機」という核心的信念によって活動している。世界原油供給量の約8分の1を占める生産から新たなエネルギー技術の開発まで、そのグローバルチームはやること全てに積極的な影響を生み出すよう専念している。当社はその資源をより信頼でき、より持続可能で有益なものにすることを重視している。これは世界中の安定と長期的な成長の促進に役立つ。www.saudiaramco.com
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ソース:Saudi Aramco
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