公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は、2019年10月24日(木)から10月27日(日)の4日間、インテックス大阪で開催する「ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西」の開催に先立ち「第5回ジャパン・ツーリズム・アワード」(審査委員長:本保芳明 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表)の各賞を決定しました。
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本年から設定した【国土交通大臣賞】には株式会社百戦錬磨の取組「農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス」が受賞しました。
また、同じく本年から設定の【観光庁長官賞】は、佐賀嬉野バリアフリーセンターと田辺市熊野ツーリズムビューロー及びパラオ政府観光局の三団体が受賞しました。
海外からの応募取組に授与される【エクセレントパートナー賞】はフィリピン観光省が受賞しました。
また、今回から設定の【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】には株式会社エイチ・アイ・エスの取組が選らばれました。
今回の応募件数は昨年を下回ったものの209件(国内・訪日領域174件、海外領域35件)の国内外から優れた取組の応募がありました。取組内容は、本年もインバウンド関連の取組が増加しており、受賞取組には、これまでのエコツーリズム(ET)、ユニバーサルツーリズム(UT)など社会性の高い取組に加えてインフラツーリズム(IT)、ナイトエンターテイメント(NE)及び多言語対応のデジタル活用(DT)の取組が目立ちました。受賞者の中で、スタービレッジ阿智誘客促進協議会は第1回から5年連続受賞となりました。
表彰式は10月24日(木)「ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西」の開会式に続いてハイアットリージェンシー大阪にて執り行われます。また、受賞団体の半数以上は、展示商談会へのブース出展をしています。
■第5回ジャパン・ツーリズム・アワード 審査結果
1.応募団体数
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※( )内は最終審査に進んだ取組件数
2.選考結果
最終選考会:2019年9月2日(月)14時~17時
審査委員は後掲の通りです。
【国土交通大臣賞】
団体名:株式会社百戦錬磨(国内・訪日領域 ビジネス部門)
取組名:農泊と世界をつなぐ地域活性化サービス
<評価ポイント>
訪日客を対象にした新しい宿泊スタイルの提案である。農家など外国人の受入に不安のある施設の課題解決にきめ細かく対応する取組は先駆的かつ発展性の高く、地方へのインバウンド誘致の切り札になることを期待する。
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<受賞コメント>
国土交通大臣賞という名誉ある賞を頂き、誠に有難うございます。
弊社は創業以来、「明確すぎる移動目的の創造」というコーポーレート・ミッションのもと、世界標準の農泊に着目し、農泊を通じての地域活性化に努めて参りました。
現在は地域の個性溢れるユニークな宿泊施設のプロデュースや運営、自社サイト「STAY JAPAN」等を活用した集客を行っており、今後は、地域個性を活かした農泊をより多くの地域に拡げ、世界中の旅行者と地域の交流が活性化するよう、一所懸命に精進する所存です。
【観光庁長官賞】 (国内・訪日領域2団体 海外領域1団体)
団体名:佐賀嬉野バリアフリーセンター (国内・訪日領域 地域部門)
取組名:嬉野温泉のバリアフリー化は第5段階へ~民間救急との連携 (UT)
<評価ポイント>
医療機関と協力して障がい者、高齢者など一人では入浴困難な人々のサポートをして安心・安全に温浴を健常者同様に楽しむことから、極めて社会性の高い取組と評価した。
団体名:一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー(国内・訪日領域 地域部門)
取組名:聖地・熊野における地域ぐるみの新しい観光モデルへの挑戦
<評価ポイント>
世界遺産「熊野古道」を地元住民・企業との連携と理解のもと保存と継承を進め、多くの来訪者を受け入れる実績を持つ持続的かつ社会性の高い取組と評価した。
団体名:パラオ政府観光局(海外領域 地域部門)
取組名:世界初の環境保護誓約「Palau Pledgeの創造」 (ET)
<評価ポイント>
国外からの来訪者に自然保護を誓約させることは画期的であり、かつ観光地として持続的発展につながる社会性と発展性の高い取組と評価した。
【エクセレントパートナー賞】
団体名:フィリピン観光省 (海外領域 地域部門)
取組名:ボラカイ島の復活、ツーリズムの持続的発展に向けて (ET)
<評価ポイント>
ボラカイ島への観光客受入停止で自然を蘇らせたことで、社会の持続的発展にツーリズムが果たす役割を示した極めて社会的かつ先進的な取組と評価した。
【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】
団体名:株式会社エイチ・アイ・エス (海外領域 ビジネス部門)
取組名:子ども達の未来の可能性を広げよう!カンボジアの小学校で課外授業!子ども達と学び合う旅
<評価ポイント>
国際社会への貢献をすると同時に、子ども達と若者の交流の場を作った海外旅行の企画は、極めて社会性の高い取組と評価した。
【DMO推進特別賞】(2団体)
団体名:一般社団法人大雪カムイミンタラDMO (国内・訪日領域 地域部門)
取組名:新たなスノーリゾートの形。都市と自然を活用した「都市型スノーリゾート」の取組
<評価ポイント>
行政との連携、外国人客の受入整備、コンテンツの充実、人材育成、さらにアイヌ文化の継承など都市型スノーリゾートの形成を多面的に形成する取組の発展性を評価。
団体名:一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー(国内・訪日領域 地域部門)
取組名:聖地・熊野における地域ぐるみの新しい観光モデルへの挑戦
※観光庁長官賞と同時受賞
【デジタル活用特別賞】(3団体)
団体名:ユーエム・サクシード株式会社 (国内・訪日領域 ビジネス部門)
取組名:GPS城廻りアプリを活用した「城おこし」プロジェクト (DT)
<評価ポイント>
GPSを使いスマホで全国の城を訪れ、楽しむことで地域活性化を可能にした技術の先駆性を評価した。
団体名:SoundUD推進コンソーシアム (国内・訪日領域 ビジネス部門)
取組名:音のユニバーサルデザイン化社会実現に向けた取組 (UT) (DT)
<評価ポイント>
誰もが音を感じることができる「音のユニバーサルデザイン」を観光案内や防災情報などに活用する画期的な技術を通じてのツーリズムの発展・拡大性を評価した。
団体名:ソフトバンク株式会社 (国内・訪日領域 ビジネス部門)
取組名:地域イベントと連動した多言語観光クラウドサービス「Japan2Go」の活用と動態分析
事業 (DT)
<評価ポイント>
スマホアプリに自治体などが地域情報を簡単に公開できる技術を活用して、地域の魅力の発信することによるツーリズムの発展性を評価した。
【UNWTO倫理特別賞】(2団体)
団体名:佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター(国内・訪日領域 地域部門)<2年連続>
取組名:嬉野温泉のバリアフリー化は第5段階へ~民間救急との連携 (UT)
※観光庁長官賞と同時受賞
団体名:有限会社屋久島野外活動総合センター(国内・訪日領域 ビジネス部門)
取組名:屋久島におけるエコツーリズムの推進 (ET)
<評価ポイント>
世界遺産屋久島をコンテンツとして、体験だけでなくエコツアープログラムを四半世紀にわたり持続的に展開していることを評価した。
【入賞 国内・訪日領域 ビジネス部門】19団体
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【入賞 国内・訪日領域 地域部門】17団体
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【入賞 海外領域 ビジネス部門】4団体
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【入賞 海外領域 地域部門】1団体
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ET:エコツーリズム、UT:ユニバーサルツーリズム、IT:インフラツーリズム、NE:ナイトエンターテイメント、DT:デジタル活用
【ジャパン・ツーリズム・アワード審査委員】(50音順・敬称略)
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【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード 学生審査員】(大学名50音順・敬称略)
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