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【ボストン2019年11月14日PR Newswire=共同通信JBN】MIT(マサチューセッツ工科大学)のスピンオフでAI(人工知能)パイオニアのEmpaticaは、日本の多国籍情報ネットワークテクノロジー企業である日本電気株式会社(NEC Corporation)と提携し、NEC従業員がAIとスマートウエアラブルを利用して自分たちのストレスレベルをモニターできるようにする画期的なイニシアチブで、Empaticaの手首に装着する医療機器Embrace2を使用することになった。
Embrace2は、研究用デバイスとして、またてんかん患者の強直間代発作のモニタリング向けに現在広く使用されているスマートバンドで、2018年に米食品医薬品局(FDA)の認可を受けた。Embrace2は小さなスマートウオッチのように見えるが、その主要な機能は、睡眠、身体活動、自律神経覚醒(急性ストレス)などの生理学的データを継続的に収集し、それをクラウドに送信することである。NECはこのデバイスのセンサーを、志願した参加者の生理学的シグナルを分析することにより慢性ストレスを推定する研究に使用する。
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職場のストレスは日本の社会文化において慢性的に大きな課題となっており、日本の労働者の60%以上が雇用に関連した激しい不安やストレスを経験しているとされ( (リンク ») )、45%までが仕事関連のストレスによる不眠症に悩まされていると報告されている( (リンク ») )。過労によるストレスもまた、日本の労働力における生産性の低下( (リンク ») )、精神障害の増加の背景にある主要な理由の1つであり、他方、仕事関連の問題が原因の自殺率も上昇している( (リンク ») )。
このイニシアチブの目標は、従業員が職場内でも職場外でも心身ともに健康に過ごすことができる安全な労働環境を創出することである。
Empaticaのマテオ・ライ最高経営責任者(CEO)は「われわれはこのプロジェクトでNECと提携することを大変喜んでいる。このプロジェクトは、日本の何百万もの労働者やその他の生活に影響を与える野心的な目標を設定している。職場における不健全は懸念すべき伝染病であり、NECはこの課題に取り組んでいる。われわれは、医療機器、ソフトウエア、医療用AIの専門知識によりこの重要な取り組みを支援することにコミットしている。これこそが、人々の生活を向上させるのに役立つ製品を構築するためにEmpaticaがスタートしたゆえんである」と語った。
日本で最大の雇用主の1つとして、このような先駆的なイニシアチブへのNECの関与は、その他の主要な企業がより良い、より健康的な職場を作り出すためにAIを活用し始める道を開くものである。
▽Empaticaについて
Empatica Inc ( (リンク ») )はMITのスピンオフ企業であり、米マサチューセッツ州ボストンとイタリアのミラノにオフィスを構えている。 同社は、生理学的、行動バイオマーカーを使用して継続的で目立たない患者モニタリングを提供するパイオニアである。 Empaticaの研究製品であるEmbrace2 とE4は、研究目的用や、ストレス、睡眠、てんかん、片頭痛、うつ病、依存症、その他多くの病状の研究のために、何千もの機関パートナー向けに販売されている。
▽NECについて
日本電気株式会社(NEC Corporation、 (リンク ») )は、世界中の企業や人々に利益をもたらすITとネットワークテクノロジーの統合のリーダーである。NEC Groupは、社会の安全、安心、効率、公平を促進する「Solutions for Society(社会ソリューション)」をグローバルに提供している。同社の企業メッセージ「Orchestrating a brighter world(より輝かしい世界を組織する)」の下に、NECはさまざまな課題の解決を支援し、変化する明日の世界のために新しい社会的価値の創造を目指している。
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▽問い合わせ先
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Email address: press@empatica.com
ソース:Empatica
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