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【ダルムシュタット(ドイツ)2019年11月27日PR Newswire=共同通信JBN】
*メルクはこれで世界の9つの異なる地域で22のCRISPR関連特許を保有
*特許の対象は、遺伝子治療と研究を促進するペアCas9ニッカーゼCRISPRゲノム編集技術
大手科学・技術企業、メルク(Merck)( (リンク ») )は27日、日本の特許庁とシンガポール知的財産局がそれぞれ、ペアCRISPRニッカーゼの使用に関する同社の特許申請を許可、メルクの特許件数が全世界で22になったと発表した。
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メルクのウディット・バトラ取締役兼ライフサイエンス事業部門最高経営責任者(CEO)は「ペアニッカーゼは、遺伝子編集のオフターゲット効果を低減する柔軟性が高く効率的なアプローチによって、特異性を高める重要なステップだ。メルクの技術は、健康な遺伝子に影響を与えずに病気の遺伝子を治せるようCRISPRの能力を向上させるもので、潜在的な遺伝子治療の精度を上げることになる」と語った。
これらの特許は、ペアCRISPRニッカーゼが共通の遺伝子目標を標的とし、共同で染色体配列の反対の鎖をニッキングまたは切断することで二本鎖切断を産生する、基本的なCRISPR戦略を対象としている。このプロセスには、メルクの特許取得済みCRISPR結合技術と同じ方法で挿入するための外因性またはドナー配列を、任意に含めることができる。ペアCRISPR結合事象の要件は、ゲノムの他の場所でのオフターゲット切断の機会を大幅に減少させる。
日本とシンガポールに加え、メルクは次の地域でCRISPR関連の特許を保有している。オーストラリア、カナダ、中国、欧州、イスラエル、韓国、米国。同社は2017年、オーストラリアでCRISPR結合を対象とする最初の基本特許が認められ、2019年にはプロキシCRISPRで最初の米国CRISPR特許を取得した。
メルクは、発見から製造まで幅広い経験を有し、15年にわたってこの分野のイノベーションの最前線に立ってきた。ゲノム編集技術のユーザー、サプライヤーの両方の立場で、メルクは倫理的、法的基準を慎重に考慮してゲノム編集の研究をサポートしている。メルクは、ゲノム編集に関する、あるいはゲノム編集を利用した研究を含む、同社の事業が関与する研究の指針づくりのため、独立した外部のBioethics Advisory Panel(生命倫理諮問委員会)
( (リンク ») )を設立。研究および応用分野で使用できる有望な治療アプローチ情報を提供する際、科学的、社会的問題を考慮した上で、経営上の立場を明確にしている( (リンク ») )。
メルクの全ニュースリリースは、メルクのウェブサイトで公開されると同時に、電子メールで配布される。オンラインでの登録、サービスの選択変更または中止は、www.merckgroup.com/subscribe まで。
▽メルクについて
メルク(Merck)は、医療、ライフサイエンス、高機能素材分野で事業展開している大手科学・技術企業である。約5万2000人の従業員が、より楽しく持続可能な暮らし方を生み出すことで、何百万もの人々の生活に日々、プラスの変化をもたらそうと努力している。遺伝子編集技術の推進や、最も困難な疾患を治療するための独自の方法の発見から、インテリジェントなデバイスの実現まで、メルクはいたるところにある。メルクは2018年、66カ国で148億ユーロの売上を達成した。
科学的探求と責任ある起業家精神が、メルクの技術的、科学的進歩の鍵となってきた。1668年の創業以来、メルクはこのように繁栄してきた。創業家が今も、上場企業の株式の過半数を所有している。メルクは、「メルク」の名称とブランドに対する世界的な権利を保有している。唯一の例外は米国とカナダで、その事業部門は医療ではEMDセローノ、ライフサイエンスではミリポアシグマ(MilliporeSigma)として、さらにEMDパフォーマンスマテリアルズとして活動している。
ソース:Merck
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