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OutSystemsは本日、アプリケーション開発環境の現状および開発やデリバリー担当部門が直面する課題を調査した第6回の年次調査レポートの日本語版を公開しました。 最新版「アプリケーション開発の現状(2019/2020年版):ディスラプションに対するITの準備態勢は?」 では世界中のあらゆる業界、数千社で活躍する3,300人以上のIT専門家による詳細な調査結果を分析し開示しています。(日本語版レポートURL (リンク ») )
OutSystemsのCMOであるスティーブ・ロター(Steve Rotter)はこう述べています「2019年の調査では、多くのIT部門がデジタル・トランスフォーメーションとアプリケーション開発の側面において、従来の進め方に大きな変革を迫られるような「ディスラプティブ(破壊的)」な圧力に直面していることがわかります。ここ数年、デジタル破壊の脅威とデジタル・トランスフォーメーションの必要性は、各社のIT戦略の大きな推進力となってきました。加えて、先行きのきわめて不透明な昨今の世界経済への懸念も高まる中、今日のビジネスリーダー達が、ビジネスの俊敏性ということにどれほど敏感になっているかが明らかにされています。デジタル・トランスフォーメーションの成否がビジネス戦略を決定づける今日、Webおよびモバイル開発需要は急増の一途をたどり、開発スピードと俊敏性がかつてないほど重要になっています」
今回の調査レポートでは、IT部門マネージャー、エンタープライズアーキテクトや開発者達が、現在の様々な課題にどのように対処しているのか詳細な洞察を提供するとともに、アプリケーションの開発やデリバリーにおける優先順位や課題、さらにはIT部門がデリバリーまでのスピードを短縮するために採用している戦略等について分析しています。
すべてのITプロフェッショナルに影響を与える6つの主要な調査結果:
• アプリケーション開発ニーズがかつてないほど高い:
回答によれば、2019年中のデリバリーが予定されているアプリケーションの数は、昨年の調査から60%増加しています。従業員が500人を超える組織では、ITプロフェッショナルの65%は年内に10個以上のアプリケーションのデリバリーを予定し、38%は25個以上、15%は100個以上のデリバリーを予定していると答えています。
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• 開発期間は短縮しているものの、全体的傾向ではない:
昨年、回答者の54%が、Webアプリケーションのデリバリーにかかる平均期間は4か月以内であると答えました。今年、この割合は61%に上昇しました。モバイルアプリケーション開発の状況は昨年からほとんど変わっておらず、4か月以内のアプリケーションデリバリーを実現している割合は平均55%にとどまっています。
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• バックログの問題が依然として解消されない:
ITプロフェッショナルの64%が、アプリケーション開発のバックログを抱えていると答えています。その内の19%は、アプリケーションのバックログが10個を超えています。この1年間でアプリケーション開発の「バックログが減少した」と答えた割合は39%のみで、50%は「ほぼ同じ」であると答えています。
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• 開発スキルが不足する一方、開発者の採用・維持がますます難しくなっている:
回答組織の大多数は、過去1年間に複数のアプリケーション開発職を採用しています。そのような採用が「容易である」と述べた回答者は15%のみであり、多くの専門分野については採用が「困難である」「非常に困難である」と報告されました。このような採用の取り組みにもかかわらず、アプリケーション開発チームの規模が1年前よりも拡大した組織の割合は36%にとどまっています。そのため、多くの組織にとって、開発人材の維持が同様に重大な課題となっていると考えられます。
• アジャイルやDevOpsの投資回収に時間がかかっている:過去1年間でアジャイルツールやサービスに投資した組織は60%ありました。 ただし、平均的なアジャイルの成熟度
スコアは5段階中2.7であり、ほとんどの組織はまだ段階的なアジャイルプロセスにおける定義プロセスの段階(=「開始間もない段階」または「基本的段階」にあります。
• アジャイルなどの顧客中心のプラクティスが拡大している:
ほとんどの組織は、過去1年間に顧客中心のプラクティスに投資してきました。アジャイル(60%)、デザイン思考(30%)、カスタマージャーニーマップ(20%)、リーンUX(11%)などです。こうした努力が拡大しつつある反面、まだ多くの組織ではアジャイルの成熟が遅れており、平均して「開始したばかり」と「定義を確立済み」の間の段階にあると評価されています。
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ローコードが主流に
もう1つの重要な調査結果は、ローコードはもはや先駆者や一部の先進企業だけのものではなくなったということでした。 たとえば、回答者の41%は自らの所属する組織がすでにローコードアプリケーション開発プラットフォームを「すでに使用している」と述べ、さらに10%が「近く使用し始める」と答えています。昨年のレポートでは、すでにローコードを使用していた回答者は34%で、さらに9%が近くが開始予定であると回答していましたが、今回の結果はこの採用見通しに近いものとなっています
*ローコードアプリケーション開発プラットフォームについて (リンク »)
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クロス分析により、ローコードを使用している組織は次の特徴があることが確認されました
• 組織のアプリケーション開発スピードに満足している、またはある程度満足していると回答した割合が26%高い
• Webアプリケーションを4か月以内にデリバリーできると回答した割合が11%高い
• モバイルアプリケーションを4か月以内にデリバリーできると回答した割合が15%高い
• 俊敏性の成熟度レベルを3、4、5(高位)として回答した割合が20%高い
• アプリ開発のバックログが昨年より改善したと回答した割合が12%高い
• 自社のデジタル・トランスフォーメーションの成熟度 に関する自己評価スコアが16%高い
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調査の概要
第三者機関に委託し、2019年3月、6大陸、数千社で働く3,500人以上のITプロフェッショナルを対象に行ったものです。回答者の属性の概要は以下の通りです
主たる職務 アプリケーション開発45%(内マネージャー11%)CIO/CTO/開発・IT部門リーダー10%、 アーキテクト10%等
地 域: 35%北米、34%欧州、17%アジア太平洋、7%中南米、7%アフリカ、中東、CIS
組織規模 従業員500人未満(50%)、500-4,999(25%), 5,000-10,000(8%), 10,000超(16%)
業 種 ソフトウェア(20%)、テクノロジー/コンピュータ/通信/インターネット(16%),コンサルタント/SI/顧問(13%)、 金融・保険(10%)、政府機関/教育機関(10%),ヘルスケア(5%)、物流・業務支援(5%)、公共事業/エネルギー(3%) 、小売・耐久消費財(2%)その他あらゆる業種
レポートの全文(日本語版 PDF48ページ)はこちらよりダウンロードしてください 。
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以 上
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