京都産業大学は、多様性に配慮した教育研究体制の整備の一環として、2020年1月に「京都産業大学におけるSOGIの多様性に関する基本理念」を策定した。基本理念の策定に合わせ、「SOGIの多様性を考えるシンポジウム」を開催した。
京都産業大学はSOGI(ソジ)※に関する環境整備の必要性や理解を深めることを目的に、「SOGIの多様性を考えるシンポジウム」を2月26日(水)開催した。本学教職員、学生約50人がシンポジウムに参加し、自分事として「性的指向」と「性自認」に向き合った。
シンポジウムでは、冒頭に大城光正学長が本学におけるSOGIへの対応について、今回策定した取り組みの指針となる基本理念をもとに宣言し、続いて具体的な対応を定めたガイドラインについて、ダイバーシティ推進委員長を務める大西辰彦副学長が説明した。また、本学でのSOGIに対する取り組みを検討するうえで本学学生、教職員を対象に行った「LGBT等に関する学内アンケート」の結果を報告した後、弁護士の南 和行氏が「LGBTのこと、そして人権-誰もが生きやすい社会へ-」をテーマに講演を行った。当事者でもある南氏自身の話を踏まえた講演から、参加者はLGBT等の正しい理解や当事者が生きやすい環境を作るための必要な配慮などを学んだ。
京都産業大学が、SOGIという表現を用いた理由としては、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった「SOGI」という概念は異性愛の人などを含め、すべての人がもっている属性を指す言葉であるからである。今後もSOGI対応にかかる法整備の進捗状況を踏まえながら社会情勢等を認識し、ガイドラインをもとに多様性に配慮した教育研究体制の整備を取り組み続ける。
※SOGI(ソジ)とは、Sexual Orientation and Gender Identityの頭文字で、「性的指向(好きになる性)と性自認(心の性)」という意味を指す。日本労働組合総連合会による「LGBTに関する職場の意識調査」によると、日本における「LGBT」等の人口割合は約8%とされている。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
関連リンク
京都産業大学におけるSOGI(性的指向および性自認)の多様性に関する基本理念
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SOGI(性的指向および性自認)の多様性を考えるシンポジウム(つどい)を開催(2月26日)
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京都産業大学ダイバーシティ推進室
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