公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構(以下、米穀機構)では、一年の前半の罪や過ち、心身の穢れを祓い清め、残り半年間の無病息災を祈る神事として、古来より全国の神社で行われている「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせ、新たな行事食として「夏越ごはん(なごしごはん)」を2015年より提唱しています。「夏越ごはん」は、夏を元気に乗り切れるよう、また、一年の後半を新たな気持ちでスタートするときに食べる行事食です。
今年も都内の110社の神社において、「夏越ごはん」のポスターの掲出や、リーフレットの配布等のご協力をいただきます。
「夏越の祓」は残り半年間の無病息災を祈る大切な神事
「夏越の祓」は、奈良時代より1,000年以上続く、一年の前半の最終日にあたる6月の晦日に行われる節目の神事です。
神社では鳥居の下や拝殿の前などに茅(ちがや)や藁で作った大きな輪を設け、「8の字」を描くように輪を3回くぐり抜ける「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行い、一年の前半の罪や穢れを祓い、残り半年間の無病息災を祈ります。
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赤坂氷川神社
「夏越ごはん」の概要
「夏越ごはん」は、雑穀ごはんの上に「茅の輪」をイメージした丸い食材をのせた行事食です。その昔、蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞嗚尊(すさのおのみこと)を「粟飯」でもてなした伝承に由来しています。「ごはん(できれば雑穀入り)」と「茅の輪にちなんだ丸い食材」の2つの要素をおさえれば、夏越ごはんのレパートリーは自由自在。かき揚げ丼、夏野菜カレー、ビビンバなど、いろいろな味で「夏越ごはん」を楽しむことができます。
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■首都圏・京阪神エリアの車両内で『夏越ごはんの唄』の動画を放映
令和2年6月22(月)~28日(日)の期間、東京メトロ車内「Tokyo Metro Vision」に加え、6月15(月)~28日(日)には、JR西日本(京阪神エリア)車内「WESTヴィジョン」において、『夏越ごはんの唄』の動画を放映いたします。
また、スーパーの惣菜売り場や企業の社員食堂においても、『夏越ごはんの唄』の動画が流れる予定です。
初登場の“ご当地”「夏越ごはん」は大阪から!
今年初めて誕生した“ご当地”「夏越ごはん」は、大阪のお好み焼き・鉄板焼店の人気メニューでもある「山芋焼き」から発想を得たものです。山芋と出汁だけで焼き上げた特製の生地と上にのせたごはんは茅の輪をイメージした丸い形状で、輪切りにしたネギ(緑色)、紅しょうが(赤)と卵をトッピングしています。ビタミン、ミネラルが豊富な山芋で免疫力を向上!山芋には消化酵素の一種アミラーゼが含まれているので、夏場の胃にもやさしい一品です。
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初登場のご当地「夏越ごはん」 ねぎとろろ夏越ごはん
■都内の神社110社が協力!
今年も、都内の神社において「夏越ごはん」のポスターの掲出のほか、「夏越の祓」のご参拝時に「夏越ごはん」を紹介したリーフレットを配布していただきます。協力いただく神社は都内110社で、2015年当初の34社から、3倍以上に増加しています。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。