八万四千:仏典翻訳プロジェクト、仏典保護のためのアニメーション動画を開始

84000: Translating the Words of the Buddha

From: Digital PR Platform

2020-06-05 19:16


米国ニューヨーク市 - Media OutReach - 2020年6月5日 - チベット大蔵経の翻訳を行う非営利の国際的なイニシアチブである八万四千:仏典翻訳プロジェクト(84000: Translating the Words of the Buddha( (リンク ») ))は、プロジェクト開始10周年事業として、その存在を広く世界に知らしめるためにビデオキャンペーンを開始します。チベット大蔵経は23万ページに及ぶ世界最大にして世界最古の著作物の1つであり、今や廃れつつある古代チベット語に封印されているために、地球上でこの極めて貴重な英知の宝庫へのアクセスが失われる瀬戸際にあります。

2009年にチベット仏教の有力な師や翻訳家、学術研究者によって開催された会議( (リンク ») )において、大蔵経のうち現代語に翻訳されているのは全体の5%にも満たないという結論が出されました。しかし翻訳された5%でさえ、精神や人間の心理、関係性、倫理についての深い洞察を現代の世界にもたらしています。

八万四千の設立以来、仏典翻訳チーム( (リンク ») )にはネパールで大蔵経( (リンク ») )の解読に取り組むランジュン・イェシェ・インスティテュート(Rangjung Yeshe Institute)を通じて、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、オックスフォード大学、ウィーン大学をはじめ世界中から600万ドル以上の基金が贈られています。

八万四千のエグゼクティブディレクター、ホアン・ジン-ルイ(Huang Jing-Rui)は次のように述べています。「古代チベット語と、この深遠な哲学の解釈と両方の教育を受けた学者は急速に減りつつあります。今、行動しなければどれだけの多くの英知がこの古代語に封じ込められたまま永遠に失われてしまうか、考えてみてください。」

八万四千ではプロジェクトの開始からわずか10年の間に経典の30%以上を翻訳しました。翻訳された経典はチベット仏教の4大宗派のすべてのお墨付き( (リンク ») )を得ており、修行を積んでチベット仏教の伝統に通じた現役の高僧の幾人かの手助けを受けて取り組みを続けています。

この歴史的な取り組みは、仏教の歴史や哲学のほか、発展やアジア各国への仏教文化の伝播に関する洞察などを研究する世界各国の研究者にとって貴重な一次資料を、初めて英語で自由に入手できるようにするものです。また、八万四千では継続的に、新たな技術をデジタルライブラリー( (リンク ») )に統合しており、複数言語で用語集や原文にアクセスできるようにして、2つの言語で経典が読めるようにしています。翻訳された大蔵経は誰でも無料で閲覧できるようになっています。

今回スタートする3分間のアニメーション動画は、数々の賞に輝いてきた英国人女優ジョアンナ・ラムレイ( (リンク ») )が吹き替えを担当し、6月5日(米国東部時間5a.m./シンガポール時間5p.m.)から6月7日(米国東部時間5p.m./シンガポール時間6月8日5a.m.)の週末に開催される「Like and Share」キャンペーンと併せて配信されます。現在、何百万もの人たちが自宅に過ごすことを余儀なくされており、84000ではすべての人にできるだけ多く、この動画を閲覧するよう呼びかけています。1回のクリックが世界最大の英知の宝庫の保存に役立ちます。

依然として極めて保守的な価値観を重んじるチベット仏教界において先見の明と革新性を持つことで知られる創設者、ゾンサル・ケンツェ・リンポチェは、「仏教の教えが生き残れるかどうかは、他の言語に翻訳できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。チベット仏教の経典を現代語に翻訳して現代の人々に入手できるようにすることによって、広範な仏教文明や文化を滅亡から救うことができるかも知れません」と指摘しています。
動画の配信がスタートする本日は、世界中の仏教徒が釈迦の誕生、悟り、入滅を祝うウェーサーカ祭の日でもあります。

動画:
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