【ワルシャワ(ポーランド)2020年10月20日PR Newswire=共同通信JBN】Three Seas(三海洋)地域は世界で最も急速に成長している地域の1つであり、Three Seas Initiative Investment Fund(3SIIF、三海洋イニシアチブ投資ファンド)は長期インフラストラクチャープロジェクトの資金調達のための投資手段である-3SIIF監査委員会議長でポーランド開発銀行BGK社長のBeata Daszynska-Muzyczka氏は、エストニアのタリンで開かれたThree Seas Summit(三海洋サミット)でこう語った。
Daszynska-Muzyczka氏は「われわれはこのファンドの明確な目標を設定した。すなわちこの地域での国境を越えたインフラ投資を開発することである。西欧のインフラの品質に匹敵させるためのインフラギャップは約6000億ユーロである。ファンドはエネルギー、運輸、デジタルインフラの3つのメインセクターを対象としている。われわれ11カ国間のつながりを向上させることは、経済成長を構築するための鍵となる」と述べた。
この野心的な目標を達成するために、BGKは地域のすべての開発銀行と協力して国際投資ファンドである「三海洋イニシアチブ投資ファンド」を立ち上げた。Daszynska-Muzyczka氏は「この地域の銀行や促進組織との絶大な協力と関係のおかげで、われわれはファンドの基盤、すなわちその法的枠組みと戦略を構築した」と付言した。基盤投資家としての地方自治体に加え、ファンドは商業ベースで地域への民間資本を刺激することを目指している。
ファンドの設立法は2019年5月、ポーランド開発銀行BGKとルーマニアのEximBank(輸出入銀行)により、ルクセンブルクの法律に基づいて署名された。2020年に、エストニア政府とラトビアの開発機関Altumがこれに参加した。ファンドは現在、独立の投資委員会により、完全に運用されている。
中核となる複数の出資者が市場を分析し、実績を持つ専門のインフラ投資アドバイザー、Amber Infrastructure Groupを選定した。Amberは、ファンドのプロジェクト管理、資金調達、オリジネーションを担当している。
Daszynska-Muzyczka氏は「タリンサミットで、ハンガリー、スロベニア、ブルガリア、リトアニア、クロアチア、米国際開発金融公社およびファンドの投資アドバイザーであるAmber Infrastructure Groupによりファンドへの追加のコミットメントが発表されたことを大変うれしく思う。また、ポーランドもBGKを通じてファンドへの投資を拡大したことを発表できてうれしく思う。このファンドは国際的な金融機関に開かれていると同時に世界中の民間機関投資家に開かれている。これは商業的かつ市場主導のイニシアチブである」と述べた。
詳細は、www.3siif.eu を参照。
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ソース:Bank Gospodarstwa Krajowego (BGK)
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