【ジュネーブ2020年11月17日PR Newswire=共同通信JBN】SGSとグラーツ工科大学(TU Graz)はLamarr Security Researchの開設を発表する。Lamarr Security Researchは非営利の研究センターで、情報セキュリティーに重点を置き、デジタルシステムと製品の信頼を確立する。この新しい研究環境は、協力して世界をより安全な場所にするため、パートナー・スポンサーに門戸を開いている。
サイバーセキュリティーはわれわれの情報社会において最も大きな難題の1つであり、システムの構築、構成、分析の方法を根本的に再考する必要に迫られている。信頼を確立し、データセキュリティーとプライバシーが当然のこととされる世界を創出するために、新テクノロジーについて開かれた研究を行う必要がある。非営利のLamarr Security Researchは国際的なCybersecurity Campus Grazの新たな中心的存在であり、SGSとグラーツ工科大学が2019年に開設した。誰もがその研究結果を知ることができ、社会に高い価値をもたらす。
▽研究
グラーツ工科大学でセキュアシステムを担当し、この研究センターの管理チームメンバーでもあるStefan Mangard教授は次のように述べた。
「われわれはトランジスターのレベルから複雑なクラウドアプリケーションに至るまで取り組み、セキュリティーおよびプライバシーシステムをさらに効率的でユーザーフレンドリー、そして検証可能なものにする。そうすることで、われわれは結果としてのソリューションに持続可能な信頼性を創出する。SGSは基盤となる資金を提供し、そしてわれわれは今、同様な考えを持って参加してくれるパートナー・スポンサーを求めている」。パートナーは恩恵として研究結果を早期に利用でき、高度なサイバーセキュリティーテストを受けることも可能である。
▽信頼と協力としてのセキュリティー
SGSのサイバーセキュリティーサービス担当グローバル責任者で研究センター管理チームのメンバーでもあるMartin Schaffer氏は次のように述べた。
「SGSにおけるわれわれの仕事は利害関係者との間の信頼を構築することだ。デジタルで相互接続された世界では、それは簡単なことではない。われわれが立ち向かっているのは、金銭的利益を得ようとしたり、他者のプライバシーを侵害しようしたり、ときには人々の命さえ危険にさらそうとする想像力豊かなハッカーだからだ。これは全ての人々に影響を与えることだが、われわれは単独ではこれに対処できない。変化を促進することは、われわれ全ての義務である。グラーツ工科大学で、われわれは同じビジョンをもつ強力なパートナーを見つけた。そしてわれわれは協力して、新たなパートナーに開かれた研究環境を作り上げた」
▽ヘディ・ラマ-氏(注)の精神で
Lamarr Security Researchはオーストリア生まれのハリウッド女優、ヘディ・ラマ-(Hedy Lamarr)氏にちなんで命名された。ラマ-氏は特許を取得したセキュアシステムである周波数ホッピングシステムを発明した先駆者の1人で、それは現在でもBluetoothやWi-Fiで使用されている。ヘディ・ラマ-氏の精神に習い、SGSとグラーツ工科大学は最終的に世界をより安全な場所にするため、新しくて革新的なアプローチを追求する。
より詳しい情報、あるいはLamarr Security Researchの研究者またはパートナーになるには下記まで連絡を。
Martin Schaffer
Global Head of Cybersecurity Services
Digital & Innovation
SGS
Tel: +43 664 88210590
Stefan Mangard
Professor for Secure Systems & Head of IAIK
Institute of Applied Information Processing and Communications (IAIK)
Graz University of Technology
Tel: +43 316 8735531
▽SGSについて
SGSは検査、検証、試験、認証において世界的なトップ企業である。SGSは品質や高潔性においても国際的な水準として認められている。SGSは8万9000人以上の従業員を擁し、全世界で2600を超えるオフィスおよび研究所のネットワークを運営している。
▽グラーツ工科大学について
オーストリアのグラーツ工科大学は長年にわたってサイバーセキュリティーを重点的に研究している。研究の輝く成果としてはプロセッサー脆弱性の「Meltdown」と「Spectre」、暗号技術における国際的な成果などがある。
(注)ヘディ・ラマ-氏(ゲッティイメージズよりDonaldson Collection/Michael Ochs Archives)の使用にあたっては、Estate of Hedy Lamarrの許可を受けた。www.CMGworldwide.com (リンク »)
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ソース:SGS
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