レバー財団、日本でケージ飼育の卵を廃止するという画期的な取り組みでコストコを称賛
米国在住の日系セレブリティからの批判を受けた企業が国際動物愛護団体からの称賛を獲得
東京 2021年1月12日 /PRNewswire/ -- 世界第2位の小売業者であるコストコホールセールは、世界中の鶏卵のサプライチェーンにおける家畜ケージの使用禁止を含む同社の新たな動物福祉ポリシーについて、動物愛護を掲げる非営利団体レバー財団(Lever Foundation)から称賛を獲得しました。この取り組みは、日本の全店舗に加えて、日本、韓国、台湾、中国本土の店舗でも同様に実施されています。
過去2年にわたり同社の動物福祉ポリシーの海外展開に取り組んできた動物保護を掲げる非営利団体であるLever Foundationのプログラムマネージャーを務めるリリー ツェーは「ケージフリー卵への移行は顧客にとっても動物福祉にとっても正しいことです。日本企業を含む世界の大手食品会社50社以上が、ケージフリー卵のみの取り扱いへの移行に既に取り組んでいます。コストコが同様の取り組みを宣言したことで、動物福祉の向上につながるとともに、日本の顧客にも恩恵をもたらすことになるでしょう。」と述べています。
コストコの取り組みはメールにより投資家にも案内されました。コストコの財務企画・IR担当役員であるジョシュ・ダーメンは、投資家向けのメール (リンク ») において「私たちは(ケージフリー卵への)移行をまさに進めている最中です。国によっては入手可能性の関係で数年を要する場合もありますが、最終的に100%移行を目標に、時間をかけてその割合を増やしていきます。」と述べています。
日本において、コストコは、ケージフリーの卵のみを販売することを既に発表しているMETROに次いで2番目の小売業者となります。同社の決定は、NGO (リンク ») や「ウォーキング・デッド」で一躍有名となったエレノア・マツウラ氏、グラミー賞にノミネートされたミュージシャンであるティーヴ・アオキ氏を含む日系セレブリティ (リンク ») からの批判を受けたものです。両氏はコストコに宛てた公開書簡の中で「同社が、世界の他地域で成し遂げたのと同様に、アジアでケージド卵の販売を終了する合理的な期限日の設定を求めます。」と述べています。
欧州食品安全機関 (リンク ») などの研究によると、ケージを使用する養鶏場は、ケージを使用しない養鶏場に比べて、主要なサルモネラ菌の汚染率が高いことが分かっています。コストコが展開する世界12地域の中で、日本はケージフリー卵の販売比率において下位に位置しており、2020年度は1%未満となっています。
問い合わせ先
リリー ツェー, lilytse@lever.hk mailto:lilytse@lever.hk , +852 5612 3303
(日本語リリース:クライアント提供)
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