【北京2021年2月11日PR Newswire =共同通信JBN】
*資金は「創薬が困難とされた治療標的」への取り組みに活用
新薬の研究開発のためのコンピューターによる設計を専門とする次世代バイオテクノロジー企業のneoX Biotechはこのほど、シリーズAファンディングで3000万米ドルを調達したと発表した。この資金提供はSky9 Capitalと5Y Capital(元Morningside Venture Capitalとして知られる)が共同で主導し、既存投資家のVision Plus CapitalやSequoia Capital Chinaのほか、BAI CapitalとVertex Venturesも参加した。
調達した資金は主に、人工知能(AI)を利用した新薬R&Dプラットフォームの強化と、新薬候補数種類の臨床前開発の促進、国際事業協力の拡大に活用する。
AIが可能にする新薬R&DにおけるneoXの価値創造は、生体システムと薬の作用に関する基本的コンピューター論理に基づいている。この指針原則を念頭に、タンパク質間相互作用(PPI)の研究・評価の目標を合わせ、同社はAIと生物物理学、ハイスループット実験を統合した精密で革新的な新薬R&Dプラットフォームを開発した。neoXはこのプラットフォームから幾つかの革新的新薬候補の実証可能な臨床前開発を達成し、近くクラス初でクラス最高の医薬品を生産する見通しだ。neoXは2020年、新薬R&Dの画期的技術でMIT Technology Review ChinaからBest Innovation awardを受賞した。
neoXを共同創業した最高経営責任者(CEO)のMichael Chen博士は「われわれは多重特異性分子や生物的製剤のような最先端の薬品モダリティに集中している。創薬が困難とされた治療標的に取り組む努力の中で、新薬モダリティの設計と、真の意味で既成概念にとらわれずに発想するため、当社の次世代neoPlatformを活用する」と語った。
タンパク質分解技術に通常使われる二重特異性分子について、neoXはPPIの徹底的な研究によって、目標タンパク質の三元複合体と二重特異性分子、ユビキチンリガーゼを正確に予測し、タンパク質の作用と分解の生物物理学的原則についてより深い包括的な理解を獲得してタンパク質分解誘導剤の効率的設計、スクリーニング、反復最適化を可能にする。高分子医薬品の分野で、neoXはナノボディーや多重特異性抗体、新抗原T細胞受容体を設計・開発するとChen博士は述べた。
この先進的で学際的な新薬R&Dプラットフォームによって、neoX は満たされていない医療ニーズに対応して最終的に革新的な治療法を患者もたらす中で、革新的医薬品の研究開発を加速しつつ、創薬が困難とされた治療標的の難しい課題を克服すると予想されている。
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ソース: neoX Biotech
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