【プロビデンス(米ロードアイランド州)2021年4月27日PR Newswire=共同通信JBN】EpiVax, Inc.(「EpiVax」)は、フロンティアズ・イン・イムノロジー(Frontiers in Immunology)( (リンク ») )に論文「トレギトープは抑制性の高い抗原特異的Tregを増やすことで喘息を改善」が掲載されたと発表した。この研究は、トレギトープがアレルギーの有望な治療法であることを強調している。IgG由来のトレギトープの投与は、オボアルブミン(OVA)アレルギーやブタクサアレルギーのマウスモデルにおいて、抗原特異的制御性T細胞を誘導し、アレルゲン誘発性の気道過敏性や肺の炎症を軽減することが分かった。
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トレギトープは、2008年にAnne De Groot博士とWilliam Martin氏によって最初に発見された、ヒト免疫グロブリン内にあるペプチドである。EpiVaxはその後、さらに多くのトレギトープを検証し、強力なトレギトープ特許財産を生み出した。トレギトープは、幅広い治療用途で、タンパク質と共製剤化または融合させて、抗原特異的耐性を誘導することができる。EpiVaxは現在、商用、学術パートナーにトレギトープのライセンスを供与している。EpiVaxのトレギトープ・プラットフォームの詳細は、以下で入手可能。
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トレギトープは、制御性T細胞に関与し、幅広い疾患モデルで炎症を下方制御することができる。この作用機序は、カナダ・モントリオールのマギル大学のMarieme Dembele氏、Bruce Mazer博士、Amir Massoud氏など、トレギトープの価値を生かそうとする他の人々によって活用されてきた。Dembele氏らのチームはかつて、アレルギー性気道疾患でトレギトープによる抗原特異的耐性誘導を実証した。トレギトープによる抗原特異的下方制御は、I型糖尿病( (リンク ») )、ゴキブリ感作アレルギー( (リンク ») )、実験的大腸炎( (リンク ») )、妊娠損失( (リンク ») )など他の疾患モデルでも実証されている。EpiVaxはこうした結果に意を強くしており、トレギトーププログラムに明るい未来が続くよう期待している。
将来的な治療の可能性について、マギル大学医療センター研究所上級研究員のBruce Mazer博士は「トレギトープベースの治療は、アレルギーやその他の炎症性疾患の治療法の改善につながる可能性がある。IgGトレギトープベースの治療法は、IVIgに代わる合成治療法となる可能性があり、アレルギー性喘息に対するステロイドベースの免疫抑制剤治療と異なり、より特異性が高く、副作用も少なそうだ」と語った。
▽EpiVaxについて
EpiVaxは、T細胞エピトープ予測、免疫調節、迅速なワクチン設計の専門知識を有するバイオテクノロジー企業である。EpiVaxの治療薬、ワクチン用の免疫原性スクリーニングツールキット、ISPRIおよびiVAXは、世界中の著名企業の研究推進で採用されている。EpiVaxの詳細については、www.epivax.com (リンク ») を参照。トレギトープとライセンス供与機会の詳細については、以下まで問い合わせを。
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今回掲載された研究の無料オンライン版は、以下からフロンティアズ・イン・イムノロジーにアクセスを。
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▽メディア問い合わせ先
Katie Porter
Business Development Manager
EpiVax
kporter@epivax.com
ソース:EpiVax Inc.
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