約7割がメルマガを受信していると回答、ベンチマークジャパンが調査

株式会社ベンチマークジャパン

From: PR TIMES

2021-06-23 11:16

メルマガは今、どう読まれているのか? ~日本のメルマガ購読調査 2021~

2020年から続くコロナ禍によって、顧客へ直接メッセージを届けることができるメールマガジンの重要性はますます高まっています。そこで当社では、「メールマガジンがどの様に読まれているのか?」についての実態を把握し、当社ユーザーへお届けする情報の精度を高めるため、日本国内のインターネットユーザーを対象に調査を行いました。



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【調査結果サマリー】
74.9%の回答者がメルマガを最低1通以上受信
仕事用・プライベート用メールアドレスの両方で、Gmailでのメルマガ購読が1番多い
仕事用・プライベート用共に、1日に平均1通~5通のメルマガを読んでいる人が最も多い
メルマガに期待するコンテンツの1位は「最新情報、ニュース」
BtoBは「12時~15時台」、BtoCは「21時~23時台」がメルマガ購読時間の1位

調査目的
メルマガ購読状況についての現状を把握し、メール配信の企画・実務に携わる方々に役立つ情報を提供するため。また、仕事用とプライベート用のメールアドレスそれぞれの購読状況を比較するため、調査対象者を下記とした。

調査概要
・調査方法 :インターネット調査
・調査期間 :2021年3月24日~4月25日
・対象者  :会社員、公務員、自営業を含めた経営者、20代~60代(回答者の年齢分布は国勢調査の人口比率に対応)
・有効回答数:4,393(事前調査)、712(本調査)


(事前調査)メルマガを1通以上受信している人はどれくらいの割合か?

まずは事前調査として、「プライベートと仕事用のメールアドレスいずれかで、メールを最低1通以上受信しているかどうか?」について聞き、4,393名から以下の結果を得られました。

全体では74.9%がメルマガを最低1通以上受信しており、世代別では年齢層が高いほど購読率が高いという結果になりました。

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ここからは、上記の中から「最低1通以上のメルマガを受信している」と回答した方々を対象に行った調査結果のダイジェストとなります。

世代が上になるほどメールアドレスの保有期間が長いことに加え、若い世代ほど情報収集チャネルがメールとSNSやチャットツールに分散していることが世代間の違いに影響しているのかもしれません。何らかのSNSの利用率が20代で87.1%、60代で51.7%であることから(通信利用動向調査, 総務省)、メルマガとSNSは情報収集チャネルとして併用されつつも、世代が上になるほどメルマガの比重が高くなっているものと考えられます。

Q.どのメールサービスを使ってメルマガを読んでいますか? *複数選択可

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仕事用・プライベート用の両方で、Gmailでのメルマガ購読が1番多いという結果になりました。しかし2位には違いがあり、仕事用ではOutlookが、プライベート用ではYahoo!メールがそれぞれGmailの次に多いという結果となりました。

「その他」の回答は全体の1割未満ではありましたが、Becky!や自社開発のメールソフト、ISPのメールサービス、モバイルのアプリなど多種多様なソフトが挙げられました。特に50代、60代に「その他」の回答者が多くいました。

Q. 1日に平均何通のメルマガを受信していますか?

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仕事用の1位は「1~5通」である一方、プライベート用の1位は「21通以上」という結果になり、プライベート用メールアドレスの方が受信通数が多いことが分かりました。また、回答者の中位はいずれも「6~10通」内に入りました。世代別では、年齢が上がるほど受信通数が高くなる傾向が見られました。

Q. 1日に平均何通のメルマガを開いて読んでいますか?

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仕事用・プライベート用共に、1日に平均1通~5通のメルマガを読んでいる人が最も多いという結果になりました。いずれの回答者の中位も「1~5通」内に入りました。一方、11通以上のメルマガを読む人も全体の25%程度おり、21通以上読む人も仕事用で12.9%、プライベート用で15.9%いました。

Q. 1日あたり平均どのくらいの時間をかけてメルマガを読んでいますか?

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仕事用・プライベート用共に1位は「1~5分程度」、2位が「1分未満」、3位は「5~10分程度」という結果になりました。

メルマガの内容によって大きく偏りがあると考えられますが、読者が1通あたりにかける時間を考えると、できるだけ簡潔にメッセージを伝えることや、読者が時間を割いてでも読みたいと思えるコンテンツであることが大切だと分かります。

Q. メルマガを読むのはどの時間帯が多いですか?最も多い時間帯をお選びください。

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仕事用メールアドレスの場合、1位は「12時~15時台」で26.6%、2位は「~9時台」で21.2%、3位は「10時~11時台」で14.4%であり、BtoBのメルマガでは朝から午後までが読まれやすい時間帯であることが分かりました。これらは多くの方にとっての勤務時間中に読まれていることが考えられます。

一方、プライベート用メールアドレスの場合、1位は「21時~23時台」で33.4%、2位は「19時~20時台」で19.2%、3位は「12時~15時台」で18.1%と、お昼~午後、夜の時間帯が読まれやすい時間帯であると分かりました。夜に関しては帰宅後のプライベートな時間に、お昼~午後に関してはお昼休みなどにメールをチェックしていることが考えられます。

Q. スマホとPC、どちらでメルマガを読みますか?

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仕事用・プライベート用共に、「両方だが、PCが多い」が1位でした。傾向としては仕事用ではPCの比率が高く、プライベート用ではスマホの比率が高いことが分かりました。

世代別で見ると、「スマホのみ」の約7割が30代以下であるのに対し、「PC」のみの約7割が40代以上であり、若い世代ほどスマホでの閲覧比率が高い傾向が見られました。

Q. メルマガを開く、開かないの判断に最も影響するところはどこですか?

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1位は「件名・タイトル」で48.9%と、約半数が最も影響する要素に挙げました。

一方、2位の「送信元名」が24.0%、3位の「本文プレビュー」が15.7%など、件名・タイトル以外の箇所も開封されるための重要な要素であることが分かります。また「上記に関わらず全て開く」人も7.3%いました。

Q. Webページなどにあるメルマガ登録フォームから、自らメルマガ購読を申し込んだことはありますか?

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77%の人が、自ら「メルマガ登録フォーム」から登録を行ったことがあることが分かりました。購読受付の方法は各社さまざまかと思いますが、購読者を増やす有効な施策として、ぜひWebサイト上に登録フォームの設置をされることをおすすめします。


Q. 特にどんなコンテンツを期待して登録しましたか? *複数選択可

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メルマガに期待するコンテンツの1位は「最新情報、ニュース」となりましたが、「セール、クーポンなどお得な情報」「商品の情報、カタログ、メニュー」「イベントセミナー情報」「ブログ、コラムなど役に立つ読み物」など、期待されているコンテンツは多岐に渡っています。


Q. メルマガをきっかけに企業のSNSアカウントやYoutubeを見に行くことはありますか?

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約7割がメルマガをきっかけに企業のSNSアカウントやYoutubeを見に行くことがあると回答しました。

SNSアカウントを運用されている場合は、メルマガのフッター等にSNSへのリンクを入れておくことで相乗効果が得られるかもしれません。

Q. 企業のSNSアカウントやYoutubeをきっかけにメルマガを購読したことはありますか?

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約6割が企業のSNSアカウントやYoutubeをきっかけにメルマガを購読したことがあると回答しました。SNSアカウントを運用されている場合、SNS上でメルマガの案内をしたり、メルマガ登録フォームを設置することで、SNS経由のメルマガ購読者を増やせる可能性があります。

Q. メルマガの購読を停止(解除)する時はどんな理由が多いですか?最も多い理由をお選びください。

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「メルマガの内容に興味がなくなった」と「配信数が多すぎる」の2つの理由で全体の約7割以上を占める結果となりました。

そのため購読停止が多い場合には、コンテンツや配信頻度の見直しをしてみるといいでしょう。また、「メルマガが読みづらかった」という理由で購読停止されるのを防ぐには、メール全体の構成やデザインの改善が必要です。

Q. 配信停止をしたメルマガは平均どのくらいの配信頻度でしたか?

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前項の「購読停止」の理由で2位(33.1%)であった「配信数が多すぎる」について、頻度の詳細を聞きました。
1位は「1日1通」27.5%、2位「1日2通以上」25.8%と、回答の約半数が1日1通以上の配信頻度であったことが分かりました。毎日届くメールは記憶に残りやすい半面、読者の期待するコンテンツでない場合には購読を停止されやすくなると考えられます。

Q. 購読しているメルマガの配信頻度は平均どのくらいが理想ですか?

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仕事用・プライベート用共に1位は「週に2~3通」、2位は「週に1通」という結果になりました。全体の2割程度が週1通未満を望んでいる一方、毎日を望む人が1割以上いるなど分散しており、理想的な頻度はメルマガの種類によって大きく異なると考えられます。

Q. どのような方法でメルマガの購読を停止(解除)することが多いですか?最も多い方法を選択してください。

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「メール内の配信停止リンク・フォーム」が67.4%で1位という結果でした。2位は「迷惑メール・スパム報告」で19.4%、3位は「送信者へ直接連絡」で8.2%、4位は「自分で受信拒否リストへ追加」で4.6%となりました。

Q. Gmailを利用している方へ メインタブだけでなく「プロモーション」や「新着」のタブも開いていますか?

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約8割がメインタブ以外も開いて見ているという結果になりました。

Q. 受信したメルマガはどれくらいさかのぼって読むことが多いですか?

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1位は「1日前でも読む」で31.0%、2位は「当日のメルマガしか読まない」で24.9%、3位は「3日前でも読む」で24.0%という結果になりました。一方、「1週間以上前でも読む」人も11.4%いました。


まとめ

今回の調査ではメールマガジンの購読状況について、仕事用とプライベート用それぞれのメールアドレスでの比較や、共通する傾向についてご紹介してきました。改めてポイントを整理しますと、

- 読者が望むコンテンツは何か?
- 読者が購読に利用するメールサービスは何か?
- スマホとPCのどちらでよく読まれているか?
- 「件名・タイトル」「送信元名」などは読者に分かりやすいか?
- メールのコンテンツやデザイン、分量は読みやすく適量か?
- 配信頻度と配信時間は適切か?
- 登録フォームは適切な場所に設置されているか?
- 配信停止の手続きは分かりやすいか?
- SNSとメルマガは連携できているか?

などの観点から改善を続けていくことが、メルマガ読者とのコミュニケーションを最適化することに繋がります。当然、各社の読者像によって「正解」はそれぞれ異なると考えられますが、当調査がメルマガ配信の企画・実務に携わっていらっしゃる方々に役立てていただけることがあれば幸いです。

当社では今後も様々なテーマ・角度から日本国内のインターネットユーザー動向について調査を続け、メール配信システムのベンダーとして、ユーザー様のメルマガ配信でより良い成果を上げていただけますよう尽力してまいります。


会社概要

会社名:株式会社ベンチマークジャパン( (リンク ») )
所在地:東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル2F
事業内容:メール配信サービス「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」の提供

調査レポートのスライド版はこちらからご確認ください:
(リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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