2021年9月30日
PwCアドバイザリー合同会社
株式会社アブストラクトエンジン
大丸有地区のSDGs活動をデジタルツイン上で可視化
国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU」を活用した
エリアマネジメントツール「AMCI」を開発
PwCアドバイザリー合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役:吉田 あかね、以下「PwCアドバイザリー」)と株式会社アブストラクトエンジン(旧株式会社ライゾマティクス、本社:東京都渋谷区、代表取締役:齋藤精一)のパノラマティクスは、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会と連携し、国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU」を活用したエリアマネジメントツール、Area Management City INDEX(以下、「AMCI(アムシー)」)のβ版を、大手町・丸の内・有楽町地区(以下「大丸有エリア」)を舞台に開発し、大丸有エリアで開催中の「大丸有SDGs ACT5」の活動状況を9月30日より下記のWEBサイトにて、デジタルツイン上で「一目瞭然」に可視化します。
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大丸有SDGs ACT5について
大丸有エリアを起点に2030年のSDGs目標達成に向けた活動を推進する取組みです。活動2年目となる今年は、5月10日(月)から11月30日(火)の約7か月間をコア期間として、「サステナブル・フード」「気候変動と資源循環」「WELL-BEING」「ダイバーシティ&インクルージョン」「コミュニケーション」の5つのテーマで多様なアクションを展開します。大丸有SDGs ACT5主催イベントへの参加をはじめ、大丸有地区で行われるSDGsアクションに独自のポイントを付与するアプリ「ACT5 メンバーポイントアプリ」は、貯まったポイントをSDGsの達成に貢献する商品(資源の有効活用や地域創生につながるようなもの等)の交換等に利用可能です。SDGsアクションで貯まったポイントがSDGsの貢献に使われる―そうした好循環の仕組みづくりを目指しています。今回、「AMCI」では、本アプリと連携し、ポイントデータを元に、まちの活動量として、「CO2排出削減量」、「歩数」、「ポイント数」等を3Dモデル上に可視化します。
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「AMCI」は、解像度の高い都市活動データを用いた魅力的なビジュアライゼーションにより、サステナブルな活動に取り組む当事者へ気づきを与えるとともに、エリアマネジメント活動への共感ある参加を促し、その活動データを蓄積・可視化できるツールになることを目指しています。本取り組みで得られる知見を、今後のデータ利活用型エリアマネジメントの進化や、効果的なシティプロモーションに活かす予定です。
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国土交通省のPLATEAUについて
PLATEAUは、国土交通省が進める 3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化のプロジェクトで、都市活動のプラットフォームデータとして3D都市モデルを整備し、そのユースケースを創出します。これをオープンデータとして公開し、誰もが自由に都市のデータを引き出し、活用できるようになる予定です。
本取り組みは、国土交通省の「スマートシティの社会実装に向けた3D都市モデルを用いた民間サービス実証調査」業務としてPwCアドバイザリー及びアブストラクトエンジンが受託し、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会の協力を得て進めています。
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大丸有エリアのスマートシティについて
大丸有エリアにおける公民協調・エリアマネジメント型のスマートシティは、国土交通省の「スマートシティモデル事業における先行モデルプロジェクト」および東京都「スマート東京の実現に向けた先行実施エリアプロジェクト」にも採択されており、スマートシティを『大手町・丸の内・有楽町地区まちづくりガイドライン』に示された街づくりの目標を達成するための手段として捉え、新技術や都市のデータを活用することで、「都市機能のアップデート」と「都市空間のリ・デザイン」の実現を目指して取り組みを進めています。また、大丸有エリアでは、「AMCI」を、ビジュアルコミュニケーションツールとしても位置付けており、エリアの価値を示すシティプロモーションや企業におけるソーシャルアクションの対外発信にも役立てます。
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パノラマティクスの3D都市モデル領域の活動について
パノラマティクスは、これまでも官民と連携しながら3D都市モデルの活用可能性について研究を続けてきました。経済産業省の「3D City Experience Lab.」(3dcel)の開発や、都心駅地下空間の3Dスキャンによるオープンデータ化、フォトグラメトリー技術を用いた街の空撮画像からの都市のVR化等に取り組んできました。今後も多くのメディアアート分野での実績も活かし、3D都市モデルにより都市計画を人々に開放するべく、「3D化された都市をサービスに落とし込んで価値を見せる」ことに先駆的に試みます。
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PwCのサステナブル・スマートシティ参画企業の事業化支援について
PwCアドバイザリーは、これまで「データ利活用型エリアマネジメントモデル」による大丸有エリアのスマートシティ化のビジョン・実行計画の策定等を支援してきました。PwCアドバイザリーでは、こうしたスマートシティをはじめとした様々な持続可能な都市開発・インフラ関連プロジェクトへの支援を行っており、その豊富な経験とPwCのグローバルネットワーク、PwC Japanグループの知見を活かし、「サステナブル・スマートシティ」を構成する企業の資本業務提携や収益化、スマートシティ領域での戦略や新規事業開発、SDGs推進による企業価値向上、デジタルツールのプロデュース等を強力にバックアップします。
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以上
一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会について: (リンク »)
一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会は、大手町・丸の内・有楽町地区の地権者を会員とし、当地区において、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会で策定されている「まちづくりガイドライン」を踏まえ、企業、団体及び行政等のまちづくりに係る主体との連携を図り、都市空間の適切かつ効率的な開発、利活用等を通じたまちづくりを展開することにより、当地区の付加価値を高め、東京の都心としての持続的な発展に寄与することを目的として活動しています。
パノラマティクスについて: (リンク »)
メディアアート・広告・エンターテインメント・建築・都市開発まで、様々な領域でリアルとヴァーチャルを横断しながら活動の幅を拡張し、統合的なクリエイティブ力を培ってきた株式会社ライゾマティクスの1部門であり、都市開発や地方活性化、行政とのクリエイション、ICT・スマートシティ実装などを担っていたライゾマティクス・アーキテクチャーが、2020年、齋藤精一主宰のもと「パノラマティクス」として独立。社会を良い方向に動かすクリエイティブアクションに注力し、行政や業界など分野を問わず領域を横断して繋ぎ、新しい仕組み作りから取り組んでいます。
様々な社会変化が急激に起こる現在、ものを生み出し、つくり、実装するチームとして何ができるのかという大きな問いに対してTHINKではなくACTIONとして立ち向かうため、株式会社ライゾマティクスは、様々なアクションを通じてさらなる大きな社会のうねりを創るべく、2021年1月末より、株式会社アブストラクトエンジンへ社名変更して生まれ変わりました。ミクロからマクロまで、多様な視点と共に、哲学を持ってモノや事をクリエイションし、慎重に社会に設置し、アートやデザインの境界にとらわれず、様々な領域でさらなる実装を進めていきます。
PwCアドバイザリー合同会社について: (リンク »)
PwCアドバイザリー合同会社は、M&A、事業再生・再編、インフラ関連の高い専門性をもって、変化する企業の成長戦略の実現を支援しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントがグローバル市場で競争優位性をより強固に確立できるよう、最適なサービスを提供します。
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