公益財団法人 大同生命国際文化基金(理事長:北原睦朗)では、1986年より、アジアの現代文芸作品を翻訳・出版し、全国の大学・国公立図書館等に寄贈する、「アジアの現代文芸」シリーズの取組みを継続しています。
このたび、シリーズ79作目となる新刊を出版いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
<作品概要>
作品名:『赤いブキサル』
著 者:アフマッド・トハリ(1948~)
翻訳者:山根 しのぶ
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※インドネシアの作品としては、6作目の翻訳出版となります。
※本作品の電子書籍をWEB上でご覧いただけます(無料)。
その他電子書籍でご覧いただける作品(79作品中56作品)の一覧は以下からご覧ください。
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<作品紹介>
「ブキサル」とは家禽の鶏と野生の鶏の交配種で、姿・声ともに麗しい鶏です。インドネシアの裕福な家庭などで、鑑賞・装飾・愛玩用に飼育されています。旧日本兵と現地の女性の間に生まれ、農村部で貧しい暮らしをしていた主人公が、裕福な家へ嫁ぎ、その美しさからブキサルのように扱われることに葛藤します。
インドネシアの美しい自然のなかで、同国が抱える「都市と農村」「文明と古くからの生活習慣」などの問題を描いた作品です。
<当財団ホームページでの紹介>
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