【モントリオール2022年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】「International Conference on the Underlying Causes of Biodiversity Loss(生物多様性喪失の根本原因に関する国際会議)」は9日、自然を破壊している経済モデルや価値体系を変革する解決策に関する対話の継続を世界中の関係者に呼びかける「The Montreal Call(モントリオールコール)」を発表し、閉幕した。
Logo -
(リンク »)
本イベントは、生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)と気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、生物多様性の喪失と気候変動という相互に関連する環境危機の2大根本原因を共有するため、早急な体系変革を繰り返し求めているのを受け、SNAP Quebecのリーダーシップの下、ケベックの市民社会団体の集まりであるCollectif COP15が主催した。
主催者は、これらの根本原因に対する解決策の特定で会期中に進展があったことを歓迎した。The Montreal Callは、今回出されたアイデアを維持し、生物多様性と気候を組み合わせて将来の生物多様性条約締約国会議(COP)で加速させるための招待状である。
政府、閣僚、代表団、先住民代表、多国間組織のリーダー、市民社会機関、青年グループ、学術団体、財団、民間企業、そして市民は、The Montreal Callへの支持を公に表明するよう促されている。
発表は、Valerie Planteモントリオール市長、Mandy Gull-Mastyクリー族政府大酋長、Benoit Charetteケベック州環境・気候変動対策・野生動物・公園担当相、スティーブン・ギルボ(Steven Guilbeault)環境・気候変動相が同席し行われた。
主な発言
「生物多様性の減少は危機的で、われわれの暮らし方や土地利用計画の立て方を根本的に変える必要がある。モントリオールが設定した野心的目標を達成するため、われわれは、住民、企業、政府機関と共に立ち上がらなければならない。世界中の意思決定者は今すぐ、緑地を守り、新しい経済モデルを生み出し、実行に移し始めなければならない。The Montreal Call for Dialogue(対話に向けたモントリオールコール)は、この社会的転換を加速させる大きなコミットメントだ」 - Valerie Planteモントリオール市長
「2030年までに州の面積の30%を保全するという、ケベックの目標達成に向けた皆さんの貢献とコミットメントに感謝している。わが州の生物多様性にはこうした支援が不可欠であり、今後数年間は全ての関係者の参加が不可欠となる。目標達成には、全ての当事者、利害関係者の参加が必要だ。なぜなら、生物多様性と自然の豊かさを守るという共通の目標は、共に行動することで達成できるからだ。ケベック州政府は、同州の自然のための計画Plan natureでその野心的目標達成のための手段も提供しており、これは明日のケベックづくりに役立つはずだ」 - Benoit Charetteケベック州環境・気候変動対策・野生動物・公園担当相
「世界、そしてここカナダで、生物多様性の憂慮すべき喪失を食い止め、回復させることが急務となっている。われわれは、過去数年にわたるカナダ政府の自然に対する歴史的投資を足ががりに、自然と人々のために前向きかつ具体的な成果を生み出すべく協力していく必要がある。モントリオールの呼びかけは、生物多様性喪失の根本原因に対する解決策について対話を促す、重要な一歩だ」 - スティーブン・ギルボ環境・気候変動相
「COP15が本格化し、生物多様性減少への解決策が模索される中、Fondactionはさまざまなバックグラウンドを持つリーダーとの対話を続けている。こうした多様な専門家との対話から適切かつ効果的な解決策が生まれつつあり、われわれはそれらを、それぞれの領域で実行に移すことができる。このような集団的かつ積極的な取り組みにより、われわれは変革の動きを後押しし、定着、加速させることができる」 - FondactionのGenevieve Morin最高経営責任者(CEO)
「COP15で市民社会がリーダーシップを発揮し、生物多様性喪失の根本原因に関する対話が始まったのは、解決策も人間の本質の中にあることを示すものだ。われわれは、自らの未来と経済に対する支配力を取り戻し、自然を守ることを中核的価値にまで高めなければならない」 - SNAP Quebec事務局長でCollectif COP15報道官のAlain Branchaud氏
インフォメーション
The Montreal Callへのリンク: (リンク »)
The Montreal Callのシェアは#MTLCall で
▽問い合わせ先
SNAP Quebec
Charlene Daubenfeld, Communications Director
(514) 378-3880
communications@snapquebec.org
ソース:SNAP Quebec; Collectif COP15
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。