今日のメーカーとカスタマは、デバイスのポートフォリオを積極的に管理し、現場のデバイスからデータを収集、必要に応じてリアルタイムの更新とセキュリティパッチを提供するため、エンドツーエンドのハードウェア/ソフトウェアソリューションを求めています。Digi ConnectCore クラウドサービスは、セキュアな無線 (OTA) ソフトウェアアップデートの有効化、デバイスデータへのアクセス、リモート診断、コマンド&コントロールの実行に必要な管理機能を提供します。また、Digi ConnectCoreクラウドサービスは、カスタムアプリケーションとリモートダッシュボードを実現するAPI アクセスを提供し、革新的なカスタマサービスプラン作成を支援します。
Digi ConnectCoreセキュリティサービスは、OEMが製品のライフサイクル全体に渡って製品のセキュリティを維持することを可能にし、デバイスメーカーがリリース後も製品をセキュアに保つという進行中の課題解決を支援します。このサービスには、カスタムソフトウェア部品表(SBOM)とDigi ConnectCore SOM上で動作するバイナリイメージのセキュリティリスクと脆弱性の分析・監視が含まれます。特定された問題を修正するため、このサービスは、重大な懸念事項を浮き彫りにする脆弱性レポート、一般的な脆弱性に対するパッチを含むセキュリティソフトウェアレイヤ、コンサルティングサービスを提供します。
この2つのサービスは、包括的なソフトウェア基盤を提供し、Digi ConnectCoreシステムオンモジュールファミリと組み合わせることで、製品品質の向上、テクニカルサポートの改善、エンドカスタマ体験の強化とともに、極めてセキュアなコネクテッドIoT製品の提供を可能にします。Digi ConnectCoreサービスはいずれも、Digi ConnectCoreシステムオンモジュールの全ファミリをサポートします。
■Digi ConnectCore MP1 SOMを提供開始
ST認定パートナーであるDigiは、STMicroelectronicsの STM32MP157Cマイクロプロセッサを活用し、デュアルバンドWi-Fi/BTインタフェースを備えたDigi ConnectCore MP157システムオンモジュールの一般提供を開始したことも発表しました。Digi のグローバルチャネルパートナーから開発キットが入手できる小型の ConnectCore MP15は、医療機器、環境試験装置、産業用ヒューマンマシンインタフェースといったカメラやディスプレイを備えたハンドヘルド製品や、EV充電ステーションや再生可能エネルギーコントローラなどのヘッドレスデバイスに最適な製品です。Digi ConnectCore MP1 SOMは、ヘルスケア、輸送、インダストリアル部門向けのインテリジェント、コネクテッド、セキュアなワイヤレス製品を構築するニーズに対応し、比類のない柔軟性と拡張性を提供します。この高度に統合されたソリューションには、開発ツール、設計サポート、ソフトウェア、セキュリティビルディングブロックのセットが含まれ、市場投入までの時間を短縮します。
「Digi ConnectCoreサービスは、企業が直面しているエンドツーエンドのインダストリアルIoTソリューションの実装の複雑さを軽減し、カスタマのデバイスセキュリティと管理を簡素化する、という私たちの使命を継続します。革新的なSOMハードウェアとソフトウェア、クラウドベースのサービス、包括的なセキュリティの組み合わせにより、カスタマがセキュアで費用対効果の高いソリューションを提供・管理する能力を向上させ、エンベデッドシステムにおける当社のリーダーシップを拡大します」と、Digiのエンベデッド部門シニアプロダクトマネージャであるアンドレアス・ブルクハルトは述べています。
「ワイヤレス機能を内蔵したDigi ConnectCore MP1 SOMを使用することで、とりわけSTM32マイクロコントローラポートフォリオを使用して製品を設計してきた企業は、設計の複雑さが大幅に軽減されます。より高性能なマイクロプロセッサの領域に移行している開発者にとって、DigiのSOM ソリューションはリスクを大幅に軽減し、移行を支援してくれます」と、STMicroelectronicsのプロダクトマーケティングマネージャであるジャン・フィリップ・モレノ氏は話しています。
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