東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区)工学部卒業生で写真家の新田樹(にった たつる)氏が、このたび第31回「林忠彦賞」を受賞した。新田氏の受賞作品については、〈東京都〉4月28日(金)~5月4日(木)、〈山口県〉5月12日(金)~5月21日(日)、〈北海道〉2024年1月14日(日)~1月29日(月)に展示が予定されている。
「林忠彦賞」は、木村伊兵衛を記念して作られた木村伊兵衛写真賞、土門拳を記念して作られた土門拳賞と並ぶ、三大写真賞の一つ。写真界各層の関係者約250名より推薦を受けた推薦作品と、公募による自薦作品の中から選考委員会によって決定される。
このたびの受賞作品は、戦争の歴史に翻弄された人々の姿が写真の行間から浮かび上がるドキュメンタリーの仕事として、高く評価された。
2023年に創立100周年を迎えた東京工芸大学は、前身である小西寫眞専門学校の時代から、日本の写真教育の先駆的な存在として、多くの人材を世に送り出してきた。写真には、カメラやレンズといった工学的な要素と、テーマや表現というような芸術的な要素があり、同大ではテクノロジーとアートの両方の要素に重きを置いた教育を創立当初から行っている。
「テクノロジーとアート、掛け合わせて、未来を変える」。東京工芸大学は、テクノロジー(工学)とアート(メディア芸術)を融合し、これからも新たな価値の創造を目指し、世界をリードする多彩な人材を輩出し続けるよう一層努力していく。
■「林忠彦賞」とは
戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年に創設したもの。
【林忠彦賞公式ホームページURL】 (リンク »)
■新田 樹 (にった たつる)
1967年福島県出身。東京工芸大学工学部卒業後、麻布スタジオに入社。
1991年に半沢事務所入社、半沢克夫氏に師事。1996年に独立。
【新田樹公式ホームページURL】 (リンク »)
■受賞作品
写真集・写真展「Sakhalin」
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎えた。
【公式WebサイトURL】 (リンク »)
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【学部学科構成】
・工学部
工学科
総合工学系:機械コース、電気電子コース、情報コース、化学・材料コース
建築学系:建築コース
・芸術学部
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、ゲーム学科、マンガ学科
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人東京工芸大学 総務・企画課 広報担当
TEL: 03-5371-2741
E-mail: university.pr@office.t-kougei.ac.jp
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