R4予察情報APIコンソーシアム(代表機関:株式会社ファーム・アライアンス・マネジメント本社:東京都千代田区九段南3-4-5)は、農林水産省の令和4年度みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業費補助金等のうちスマート農業の総合推進対策のうち農林水産データ管理・活用基盤強化事業において、都道府県の防除所が公開している病害虫の発生予察情報(以下、予察情報)(注.1)をWAGRI(注.2)の予察情報APIとして提供する仕組みの構築を進めており、現在、全国42の都道府県からオープンAPIによる予察情報公開の許諾を得ています。
(1)概要
これまで農業者などが各都道府県の病害虫防除所(以下防除所)の予察情報を取得するためには、自ら都道府県の
ホームページにアクセスし、情報を探し出す必要がありましたが、この仕組みによって、APIを利用するICTベンダーなどが農業アプリ等に予察情報の発信を組み込めるようになることから、農業者は日常使っている農業アプリや
営農管理ソフト上で、必要な予察情報を手軽かつリアルタイムで取得可能となります。
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また、営農日誌などと一緒に予察情報を記録し、過去の振り返りに活用できるなど、ICTベンダーの活用アイディア次第で、営農管理に予察情報を役立てることにもつながります。
(2)予察情報APIが取得するデータ項目と形式
予察APIが取得するデータ項目と形式は以下のとおりです。都道府県のホームページで公開している予察情報を取得するにあたり分類・取得項目ごとにデータを振り分けてサーバに保管しますが、予察情報の内容の改編などは行いません。
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(3)予察情報APIとのデータ連携の事例
令和4年度農林水産省事業「農林水産データ管理・活用基盤強化事業」を活用し、株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントが提供する農業ポータルアプリ、「FarmChat(ファームチャット)」(注.3)において予察情報APIと連携し、実証試験を行っています(現在は事業関係者のみに公開しています)。FarmChat上では、本APIにより取得された予察情報は、以下のような画面で配信されます。
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予察情報APIは、令和5年4月から5月にかけてAPIの提供を開始する予定で、開始時期が決まり次第、コンソーシアム代表機関のホームページ等でお知らせするとともに、WAGRIホームページへも掲載いたします。本件の詳細な内容については、下記【お問い合わせ先】をご覧ください。
(注.1)病害虫の発生予察情報(予察情報)
病害虫の発生予察情報(予察情報)は、病害虫の発生状況、気象、農作物の生育状況等を防除所が調査し、その後の病害虫の発生を予測することで農業者等にそれらの情報を提供しています。予察情報は定期的な病害虫の発生状況情報のほか、病害虫発生の注意喚起や迅速な防除の指導、新たな病害虫の周知等、地域における重要な病害虫情報が記載されています。
(注.2) 農業データ連携基盤「WAGRI」
WAGRIとは、気象や農地、収量予測など、農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスです。ICTベンダーや農機メーカーなどがWAGRI上のさまざまな農業関連データやプログラムを組み合わせてWebサービスやアプリケーションを提供することで農業現場では生産性や収益性向上に資するサービスを利用することができます。 ※ホームページURL: (リンク »)
(注.3)農業チャットツール「FarmChat(ファームチャット)」とは?
「FarmChat」は、農業者はもとより農業に関わる全ての人々向けのビジネスチャットツールです。これまで紙や電話でやりとりすることがほとんどであった農業分野の業務運用を効率化し、様々なデータ連携機能を利用して営農業務をサポートします。 ※ホームページURL: (リンク »)
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【お問い合わせ先】
R4予察情報APIコンソーシアム 代表機関
株式会社 ファーム・アライアンス・マネジメント 担当:小林
〒 102-0074 東京都千代田区九段南3-4-5ビラ・アペックス301
Tel: 03-3265-5090 eFax: 03-6734-1775
URL: (リンク »)
mail: kazuhiro_kobayashi@farmalliance.net
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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