この制度は、GMOインターネットグループの技術広報活動など、グループ内における開発者コミュニティの活性化やインターネット業界の発展に貢献する開発者(デベロッパー)を「デベロッパーエキスパート」に任命し、その活動を支援するものです。エキスパートに任命された開発者には、活動費として最大で年間100万円を支給します。
これにより、以下を実現してまいります。
1.GMOインターネットグループの優秀な開発者が様々な分野・領域において技術貢献していくこと。
2.IT業界で働く魅力を多くの方に伝え、IT業界で働きたいという人財を増やすこと。
3.社内外を問わず、開発者の新たなキャリアパスとなること。
【取り組み開始の背景】
2030年には日本国内のIT人材が約79万人不足すると予測され(※1)、国を挙げてIT人材の強化が進んでおります。2023年3月16日に発表された「DX白書2023」においては、日本におけるデジタル事業を推進する開発者やリーダー人材の不足感が強いと示されています。また、米国で不足感が強い職種は「データサイエンティスト」、「先端技術エンジニア(機械学習、ブロックチェーン)」となっており、今後は国内でも需要が見込まれます。
日本におけるDXを推進する人材は、キャリア形成、学びを目的に、社外の勉強会・セミナーやコミュニティ活動等への参加している割合(会社として実施・推奨している割合)が52.1%と米国の85.1%と比べて低い傾向があります。(※2)
こうした状況下で、GMOインターネットグループでは2018年12月から、IT技術の発展を支援する一環として開発者に対するマーケティングコミュニケーションを積極的に行っています。その一環で2019年にはIT技術の発展を支援するための組織「デベロッパーリレーションズチーム」を新設しました。
また、全110社、7,317名(※3)のパートナーのうち、エンジニアとクリエイターの占める割合を49.6%(※3)から60%に引き上げるという目標を掲げています。そのため、2021年からはSTEAM人財(※4)や次世代リーダーになる人財を採用する「No.1&STEAM人財採用~新卒年収710万円プログラム~」(※5)を開始するなど、IT人財をはじめとした採用活動の強化に取り組んでいます。
一方、GMOインターネットグループでは「働くエンジニアの顔が見えない」「どんな開発を行っているのかわからない」という課題も抱えており、デベロッパーリレーションズチーム内で「エバンジェリスト」という肩書で、自らの業務や活動を発信する役割を担う開発者を設置し、積極的な活動を行っています。これにより、コロナ禍の中でもオンラインでのイベント発信を行い、GMOインターネットグループの認知を広げてきました。
この度、本課題と成果を共通認識とし、技術広報活動に貢献する優秀な開発者を支援する制度「エキスパート制度」を開始することといたしました。
(※1)2016年「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(経済産業省): (リンク »)
(※2)独立行政法人情報処理推進機構『DX白書2023』: (リンク »)
(※3)2022年12月末時点
(※4)STEAM人財:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)に、美術・文学・哲学・歴史などのリベラルアーツ(教養)を包括したArtsを加えた造語で、これからの世代を支えるイノベーション人財を指します。
(※5)「No.1&STEAM人財採用~新卒年収710万円プログラム~」 (リンク »)
【「エキスパート制度」概要】
■エキスパートの選出方法
「デベロッパーエキスパート」は、年に1回の一般公募でメンバーを募り選出します。立候補制で、グループ各社CTOが集まる技術責任者会議での審査・承認を経て、1年間「デベロッパーエキスパート」として活動していただきます。人数は特に指定しておりません。
初回の取り組みとして、今回は開発者8名を第0期生メンバーとして選出しました。
■「エキスパート制度」で求める役割
1.特定の分野において高い専門性を身に着け、 GMOインターネットグループの技術力を牽引し対外活動(登壇、執筆、情報発信等)を通じて、技術広報に貢献する。
2.グループの垣根を超え、開発者からの相談、サポートを行うなど、コミュニティの醸成に寄与する。
■「デベロッパーエキスパート」8名のご紹介(※五十音順)
・神沼 貴大
担当領域:認証技術・SSI(自己主権型アイデンティティー)
・黒瀧 悠太
担当領域: 次世代IoTシステム
・小島 慶一
担当領域:ホスティング、Linux
・駒井 直
担当領域:エンタープライズアーキテクチャ
・酒見 由美
担当領域: 暗号応用
・津田 良太郎
担当領域:Webフロントエンド、WebGL
・成瀬 允宣
担当領域:ソフトウェア設計、ソフトウェア開発
・三村 聡志
担当領域:ローレイヤセキュリティ
■今後のスケジュール
エンジニアパートナーを対象に、第1期メンバーの一般公募を2023年4月中旬目途に開始し、グループ各社CTOが集まる技術責任者会議の審査・承認を経て、「デベロッパーエキスパート」に選出されます。第1期メンバーについては、7月から稼働するスケジュールを想定しています。2024年以降も、年2回の一般公募でメンバーを募り、選出します。
今後はメンバーを増やし、GMOインターネットグループにおけるすべての技術領域に対して「デベロッパーエキ スパート」が活動を発信できることを目標としています。
【GMOインターネットグループについて】
GMOインターネットグループは、ドメインからセキュリティ、決済までビジネスの基盤となるサービスをご提供するインターネットインフラ事業を主軸に、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開する総合インターネットグループです。お客様に喜ばれるサービスを迅速かつ低価格で提供するために、サービスは機器の選定から設置、構築、開発、運用までを内製化することを基本方針としています。そのため、グループ110社に在籍する7,300名超のパートナーのうち、ITのモノづくりを担う開発者(エンジニア・クリエイター)が49.6%を占めています。
(※)数字は2022年12月末時点
GMOインターネットグループの開発者向け情報: (リンク »)
以上
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL: (リンク ») )
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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