北海道大樹町(町長:酒森正人 以下、大樹町)と共に、アジア初の民間企業に開かれた商業宇宙港「北海道スペースポート(以下、HOSPO)」の事業を推進するSPACE COTAN株式会社(本社:北海道大樹町、代表取締役社長兼CEO:小田切義憲 以下、SPACE COTAN)は、大樹町よりHOSPO既存施設の指定管理者に選ばれ、2023年4月1日(土)からHOSPOの運営を開始しましたので、お知らせいたします。
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HOSPOに指定管理者制度が導入されるのは今回が初めてです。SPACE COTANは1,000m滑走路や第一格納庫・第二格納庫を使用した航空宇宙実験、イベントの受け入れを行います。また、HOSPOでの実験で使われた小型ロケット、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の実験機体や大樹町の民間ロケット会社インターステラテクノロジズのロケット「MOMO」の模型などを展示するミュージアム「大樹町宇宙交流センターSORA」の運営を担い、観光客や教育旅行・企業視察の受け入れを強化します。
SPACE COTANは、航空宇宙事業者の皆様に、快適な実験環境を提供することで、研究開発の促進と航空宇宙産業の発展を支えるとともに、本施設を活用した観光振興や教育・航空宇宙人材の育成といった地方創生にも貢献してまいります。
民間企業、政府、大学の航空宇宙実験を支える北海道スペースポート
HOSPOでは滑走路やロケット発射場などを使った実験が多数行われ、国内航空宇宙分野の研究開発進展に貢献しています。令和4年度は19の企業・団体によるロケット、大気球、ドローン、ヘリコプターなどを用いた実験が45件行われました。
今後、新たなロケット発射場「Launch Complex-1(LC-1)」の整備(2023年度完成予定)と、滑走路の300m延伸(2024年度完成予定)などを進め、実験環境の充実を図っていきます。
北海道スペースポートの歩み
北海道大樹町は1995年、航空宇宙産業基地誘致開始の10年後、太平洋に面した町の東部、美成地区に「大樹町多目的航空公園」を開設し、1,000mの転圧滑走路を整備しました。
1997年には滑走路を舗装、以降も格納庫や気象観測施設を整え、実験利用者の利便性向上を図ってきました。2014年には「大樹町宇宙交流センターSORA」を開設し、ロケットの実機やパネルなど大樹町での実験資料を展示、観光客の受け入れも積極的に進めています。
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2008年にはJAXAと町が連携協力協定を締結。JAXA大樹航空宇宙実験場が置かれ、大気球実験の拠点となっています。2021年4月には北海道スペースポートが本格稼働し、ロケット発射場などの施設も宇宙港の一部となりました。民間企業や大学による実験も多数行われ、北海道における航空宇宙関連産業の集積拠点となっています。
“宇宙のまち”大樹町これまでの歩み(大樹町WEBより)
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2022年度 北海道スペースポートでの実験企業・団体
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株式会社 岩谷技研、国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所、JAXA研究開発部門、JAXA航空技術部門、JAXA大気球実験グループ、ソフトバンク株式会社、国立大学法人 電気通信大学、学校法人 東海大学、ナビコムアビエーション株式会社、国立大学法人 室蘭工業大学
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北海道スペースポート利用実績(大樹町 航空宇宙に関する活動等報告書より)
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【代表者コメント】
大樹町長 酒森 正人
北海道スペースポートは、これまで多くの航空宇宙関連企業等に活用いただいておりますが、大樹町の宇宙の取り組みが注目される中、当施設の需要は益々高まっていくものと考えています。
このような状況から、民間のノウハウを活かし管理・運営を進めることが、施設の性格・機能上及び事業効果を更に期待できるものと考え、この度、指定管理者制度を導入し、運営をSPACE COTAN社に委託することとしました。
ご利用いただく皆様には、これまで以上のサービスを提供できるよう、SPACE COTAN社と協力してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。
SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲 コメント
大樹町は40年弱、民間企業や大学、団体の実験を受け入れ、受け入れ姿勢やサポートにおいて、各利用者と信頼関係を構築し、国内の航空宇宙業界で実験の適地として有効に活用されてきました。
弊社では大樹町がこれまで築いてきた実績、信頼を引き継ぎ、様々な御利用者ニーズに併せてサービス充実を進め、大樹町と我々のビジョンである北海道における宇宙版シリコンバレー創出に取り組んでまいります。
【団体・会社概要】
北海道大樹町
代表:町長 酒森 正人(さかもり まさと)
所在地:北海道広尾郡大樹町東本通33番地
事業概要:人口5,400人の一次産業が中心の町です。昭和59年の北海道大規模航空宇宙産業基地構想で航空宇宙基地の適地とされ、以降40年近くにわたり宇宙のまちづくりを推進しています。令和4年度に小型人工衛星搭載ロケット発射場「Launch Complex-1(LC-1)」の建設に着手し、北海道スペースポートを核とした宇宙版シリコンバレーの形成を目指しています。
SPACE COTAN株式会社
代表者:代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)
所在地:北海道広尾郡大樹町字芽武183番地
事業概要:大樹町からの委任に基づくHOSPOプロジェクトの推進業務全般(スペースポートの管理運営、整備資金調達支援、射場の設計、国の認定取得、国内外の顧客開拓、PR活動等)のほか、宇宙産業活性化に向けた自主事業等を行っています。
北海道スペースポートとは
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HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働したアジア初の民間に開かれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打上げる東と南方向に海が広がっていることや、広大な土地による拡張性の高さなどの地理的優位性があることから、世界トップクラスの宇宙港の適地と言われ、約40年前から宇宙産業誘致を進めてきました。
大樹町とSPACE COTANは「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョン実現に向けて、ロケットやスペースプレーンの発射場・実験場を整え、打上げ支援業務を行います。世界の宇宙ビジネスを支えるインフラとして、研究開発やビジネスのサポート、地方創生を含むビジネス機会を提供します。
LC-1と滑走路延伸の整備費用は、企業版ふるさと納税を活用しており、地域特性を活かした地方創生の取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町が令和4年度の企業版ふるさと納税制度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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