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【ローマ2023年4月12日ANSA=共同通信JBN】
5月4日までに応募を。テーマは「アートはいのちを再生する」
2025年4月13日に日本で開幕し、10月13日まで開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるイタリアパビリオンの設計・建設に関する国際入札が4月5日に始まりました。
2025年大阪・関西万博のテーマは「Designing Future Society for Our Lives(いのち輝く未来社会のデザイン)」で、人間を発展とイノベーションの中心に据え、生命科学のヒューマニズム、経済・社会政策、テクノロジー、学習システムや情報通信のデジタル化を中心とした一大イベントの実現を目指します。
イタリアパビリオンのテーマは「Art Regenerates Life(アートはいのちを再生する)」です。
アントニオ・タヤーニ(Antonio Tajani)副首相兼外務・国際協力相は次のように述べました。「私たちは、イタリアのノウハウとイタリアのアートを大阪に持ち込みたいと考えています。それはさまざまな言い方で解釈されます。最も広い意味では人間の創造的活動、インスピレーションの結果、さらにはイノベーション、人間と社会との未来関係の基本的価値の担い手といったものです」
「アートは科学、テクノロジー、哲学、そしてデザインやデジタルの新しいフロンティアとしても認識されています。この提案のユニークな点は、アートを通じて人間の解放と、社会に影響を及ぼす将来の困難な課題と向き合うための自己再生能力をもたらすという、イタリアの千年の使命にあります」
さらにタヤーニ大臣は「イタリアと日本は、急速な高齢化、パンデミックや若い世代の社会的関係におけるデジタル化の影響、資源の不足など、共通の重要な歴史的瞬間と課題を経験し続けています。同時に、私たちの国民は、困難な歴史的瞬間に対処する革新的な解決策、アートへの敬意、テクノロジー分野での卓越性、文化やアイデンティティーに捧げる愛と配慮において世界中で知られており、それは同時に私たちの料理の伝統を通じても表現されています」と付言しました。
タヤーニ大臣は、4月13日から18日にかけての訪日ミッションでこれらの話題について言及する予定です。
こうしたことから、イタリアパビリオン「Art Regenerates Life」は、人間の活動や創造が人々の生活や地球にどのようなプラスの影響を与えるかを示すことを目的とする必要があります。双方向のインスタレーションを備えたこのパビリオンは、アート、自然、テクノロジーを組み合わせた多感覚体験として評価されなければなりません。それは文化遺産を強化し、同時に科学技術革新の最前線に位置する国というイメージを、イタリアという国に深く根差したアイデンティティーに忠実かつ新鮮なイメージで表現するものです。
設計・施工に関する技術仕様は、コミッショナー事務局が作成したDesign Guidelines(設計指針)に照らし合わせ、主催者およびBIE(博覧会国際事務局)が規定する要件ならびに現地で適用される規則・規制が組み込まれていることが必要です。アジアという重要な地理的エリアでの競争という大きな国家的チャンスであることから、スキル、才能、文化を結集してイタリアのアイデンティティーを伝える能力が決定的なポイントになるでしょう。
2025年大阪・関西万博へのイタリアの参加に向け、オークションに基づく1625万ユーロ、最高額2400万ユーロの入札プロセスが、ゼネラルコミッショナーに代わって中央契約機関であるInvitaliaにより開始されました。入札は2023年5月4日までに提出する必要があります。
関心のある経済事業者が説明を求める期限は2023年4月24日(月)です。
この手続きは7月の契約締結とともに終了し、それにはコンセプトと展示ルートの作成・開発、全体設計(第1段階設計)および最終設計(第2段階設計と最終段階設計)の制作、さらに建設、定期メンテナンス、特別メンテナンス、解体オプションが含まれます。
その他すべての情報は、Commissariat Generalのウェブサイト(www.italyexpo2025osaka.it (リンク ») )の入札募集に記載されています。(ANSA)
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
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