アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、積水化学工業株式会社(本社 東京都港区、代表取締役社長 加藤敬太)の協力のもと、次世代医療・介護用IoT端末である見守りセンサー「ANSIEL」と、「AT-TQ6702 GEN2」をはじめとする当社無線LANアクセスポイント4製品との接続検証を実施しました。
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■実証実験の背景
積水化学工業株式会社(以降、積水化学工業)が提供する「ANSIEL」は、病院患者や介護施設入居者の「入床・体動・起始・起上」を素早く検知する高精度見守りセンサーです。在床状況や心拍・呼吸などの情報も専用ブラウザやアプリで確認・記録ができ、患者・入居者の事故予防と、看護師や介護士といった職員の夜間見回り業務の効率化や負担軽減に寄与するセンサーです。
しかし、見守りセンサーを安定して活用するには、安定した無線LAN環境が必要となります。
そこでアライドテレシスは、積水化学工業の見守りセンサー「ANSIEL」と当社無線LANアクセスポイント及び関連ソリューションとの接続検証を行い、安定した接続と効率的な機器運用の実現性を確認しました。
■共同検証の結果
今回、共同検証は大きく分けて3パターンを実施。下記を結果として確認しています。
【検証①】
当社無線LANアクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」、「AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ5403」、「AT-TQ1402」をそれぞれ積水化学工業の見守りセンサー「ANSIEL」と接続・動作検証を行い、スムーズな接続性と通信の安定性を確認。
【検証②】
複数の無線LANアクセスポイントと電波・チャンネルを自律調整するソリューション「AWC」を利用した環境で、「ANSIEL」との接続・動作検証を実施。外部無線LANアクセスポイントの影響を受けずに、電波やチャンネルを調整することで見守りセンサーの安定した稼働ができることを確認。
【検証③】
複数の無線LANアクセスポイントと途切れない無線LAN環境を実現する「AWC-CB」を利用した環境で、「ANSIEL」との接続・動作検証を実施。加えて、ネットワークを可視化する「AT-Vista Manager EX」を活用し、「ANSIEL」の位置情報や接続・運用状況がGUI上でグラフィカルに表示できることを確認。
■検証の概要
検証を行った3パターンの無線LAN環境の構成はそれぞれ以下の通りです。
【検証①】無線LANアクセスポイント単体との接続
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2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な「AT-TQ6702 GEN2」、「AT-TQm6602 GEN2」、「AT-TQ5403」および「AT-TQ1402」をそれぞれ単体で「ANSIEL」と検証試験を実施。
【検証②】セル方式の無線LAN環境おける複数アクセスポイントとの接続
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複数の無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403」で独自技術のセル方式無線LANソリューション「AWC」を利用したWi-Fi環境にて、「ANSIEL」との検証試験を実施。
【検証③】シングルチャンネル方式の無線LAN環境における複数アクセスポイントとの接続
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複数の無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403」で独自技術のシングルチャンネル方式無線LANソリューション「AWC-CB」を利用したW-Fi環境にて、「ANSIEL」との検証試験を実施。加えて、「AT-Vista Manager EX」で、「ANSIEL」の位置や接続状況を含めた動作確認を実施。
■検証の環境
【積水化学工業株式会社 提供環境】
・「見守りセンサー ANSIEL」
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マットレスの下に敷いてご利用いただく見守りセンサーです。独自開発の高精度センサーで「入床・体動・起始・起上」のイベント検知に加え、「在床・不在・心拍・呼吸」も1台で検知・記録することができるため、転倒転落リスクの低減や夜間の巡視支援への活用による現場の生産性向上に寄与します。クラウドサーバーを利用しますが、ランニングコストの負担がない点や、必要十分な機能搭載による使い勝手の良さも特長です。
見守りセンサーANSIEL 製品サイト (リンク »)
【アライドテレシス株式会社 提供環境】
・AT-TQ6702 GEN2、AT-TQm6602 GEN2
2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な2ラジオ搭載の無線LANアクセスポイント。いずれも最新規格であるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応。
・AT-TQ5403、AT-TQ1402
いずれもWi-Fi 5(IEEE 802.11ac Wave2)に対応。AT-TQ5403は2.4GHz帯と2つの5GHz帯の同時使用が可能な3ラジオを搭載、AT-TQ1402は2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な2ラジオを搭載の無線LANアクセスポイント。
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各種無線LANアクセスポイントの詳細はこちらからご確認いただけます。
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・AWC(Autonomous Wave Control)
チャンネルや電波出力を自律的に調整して無線エリア内の電波干渉を最小化する技術。電波干渉を解消しストレスのない安定した通信環境を実現。
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・AWC-CB(AWC-Channel Blanket)
無線エリア内の複数アクセスポイントを仮想的に1台のアクセスポイントとして動作する技術。ローミングレスで通信が途切れることなく快適な通信を実現。
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・AT-Vista Manager EX
スイッチや無線LANアクセスポイントなどのネットワーク機器に加え、IoT機器も含めてネットワークを可視化するネットワーク運用管理ソリューション。グラフィカルなUIが直感的な画面操作を可能としネットワークのトラブルも簡単・シンプル解決。
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当社は、今後も安定した無線LANを必要とするお客様へ快適な利用環境を提供するため、様々なデバイスとの相互接続性の検証を実施してまいります。
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