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Opensignal(本社:ロンドン)は、最新の「日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析レポート」を発表しました。日本のモバイル市場は進化を続けています。前回のレポートから半年間で、日本のオペレーター3社のユーザーの5G接続時間 (5G利用率) が大幅に増加していました。また、ユーザーは5Gがこれまで以上に多くの場所で利用されており、5G到達率のスコアも上昇していることが判明しました。
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● 分析結果から得られた主な特徴
最も安定しているエクスペリエンスはソフトバンク
前回のレポートでは、エクセレント・コンシステント・クオリティー・アワード(一貫した素晴らしい品質)をNTTドコモが受賞しましたが、今回はソフトバンクがエクセレント・コンシステント・クオリティー・アワードとコア・コンシステント・クオリティー・アワード(中核となる一貫した品質)の両方を受賞しました。
ビデオ・エクスペリエンスはソフトバンクとNTTドコモが共同受賞
5Gビデオ・エクスペリエンス・アワードはソフトバンク (78.6) の単独受賞でしたが、全体のビデオ・エクスペリエンス・アワードは、統計的同点 (100点中72~72.4のスコア) でNTTドコモとソフトバンクの共同受賞でした。
全体及び5Gにおいて最速のダウンロード・スピード・エクスペリエンスはNTTドコモ
5Gの平均ダウンロード・スピードは204Mbps、全体の平均ダウンロード・スピードは52.8MbpsでNTTドコモが5Gダウンロード・スピード・エクスペリエンスと全体のダウンロード・スピード・エクスペリエンスの両方を受賞しています。
最速平均アップロード・スピードは楽天ユーザー
楽天は5Gアップロード・スピードと全体のアップロード・スピード・エクスペリエンスの両方を受賞しました。楽天ユーザーの全体の平均アップロード・スピードである18.3Mbpsは、2位ソフトバンク (9Mbps) の倍以上の速度です。
5Gにおけるマルチプレイヤー・モバイル・ゲームのトップはソフトバンク (評価: 「素晴らしい」)
ソフトバンクが全体のゲーム・エクスペリエンス・アワードと5Gゲーム・エクスペリエンス・アワードの両方を受賞しました。全体のアワードは1ポイント以下の差でしたが、2位auの81.5に対してソフトバンクは82.3のスコアで、5Gにおける得点差はより広がりました。
● Opensignal 分析担当バイスプレジデントであるイアン・フォッグ(Ian Fogg)によるコメント
日本のモバイル市場は引き続き進化中です。前回のOpensignalレポートから半年間に日本のオペレーター3社でユーザーの5G接続時間 (5G利用率) が大幅に増加しました。同様に、ユーザーは5Gがこれまで以上に多くの場所で利用されており、5G到達率のスコアも上昇しています。
5G利用率については、auが5.5%から9.3%、ソフトバンクが5.9%から8.4%、NTTドコモが4.5%から6.1%とこれらの3オペレーターが大幅に向上し、前回のレポートからわずか6ヶ月で驚異的な上昇を見せています。5Gの到達率については、auとSoftBankが10点満点で4.3点となり、これら2オペレーターのユーザーが訪問する場所の半分で5Gが見えるようになりつつあることがわかりました。
5G 利用率と5G到達率の増加は、ユーザーが5Gで体感する、より良いスピード、マルチプレイヤー・モバイル・ゲーム、ビデオストリーミングをより頻繁に体感できるようになったことを意味しています。
本レポートでは、オペレーター4社すべてでOpensignalアワードが再度共同受賞となり、日本における競争が激化していることを示しています。
ソフトバンクが6つの単独受賞と2つの共同受賞で再び最多受賞となり、NTTドコモが3つの単独受賞と2つの共同受賞でその次点となりました。楽天はアップロード・スピードで賞を2つ獲得し、auは全体の音声アプリ・エクスペリエンスと5G到達率で共同受賞、5G利用率アワードを単独受賞しました。
カテゴリによって大きく異なるのが、モバイル・ネットワークの全体的なエクスペリエンスの結果です。
地域における通信速度 (ダウンロード・スピードとアップロード・スピード) ではそれぞれ、同一オペレーターが全地域で受賞しました。全地域でダウンロード・スピード・エクスペリエンスを受賞したのはNTTドコモ、全地域でアップロード・スピード・エクスペリエンスを受賞したのは楽天でした。
注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。
【調査概要】
・調査期間:Dec 01, 2022 - Feb 28, 2023
・調査対象:au、ソフトバンク、NTTドコモ、楽天
・有効回答数(サンプル数):世界中の1,000万以上のデバイスから数十億もの個別測定を日々収集
・調査方法(集計方法、算出方法): (リンク »)
Opensignalについて
Opensignal は、コンバージド、ワイヤレス、及び、ブロードバンド・オペレーター全体のネットワーク体感とマーケット・パフォーマンスを統合し、独立した知見とデータの世界的な大手プロバイダーです。当社の公開レポートは、ネットワーク・エクスペリエンスをベンチマークするための世界標準として認められています。 当社の顧客中心の総合的なソリューションは、通信プロバイダーがネットワークを改善し、商業パフォーマンスを最大化し、すべての接続を改善できるようにする前例のない知見を生み出します。同社は米国、カナダ、英国に本社を置き、南米とアジアに営業拠点を構えています。
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【調査概要】
・調査期間
2022/12/1 - 2023/2/28
・調査対象
au、ソフトバンク、NTTドコモ、楽天
・有効回答数(サンプル数)
世界中の1,000万以上のデバイスから数十億もの個別測定を日々収集
・調査方法(集計方法、算出方法)
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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