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■外食DXの現状と課題
コロナ禍、そして昨今の物価高騰や人材不足を契機に、外食産業ではDXへの関心が急速に高まりました。レストランテックを標榜するスタートアップも急増し、まさに外食DX元年という様相を呈しています。同時に、外食産業がDXで大きな変革を遂げるためには、さまざまな課題があることも浮き彫りになりつつあります。そのひとつがテックサービスの乱立と分断です。無数にある現場課題や経営課題に対して個別にサービスが開発・提供されているため、今や飲食店の現場はタブレットで埋め尽くされています。ベンダーによっては積極的にシステム連携に取り組んでいるケースもあるものの、膨大に存在するサービス同士を相互に接続するのは容易ではありません。接続できたとしても、その先にはシステムの複雑化という問題が立ちはだかり、その解決も決して簡単ではありません。
モバイルオーダーや配膳ロボットの領域でもその課題は変わりません。注文から会計、配膳、そしてお会計までをシームレスに繋ぎ、顧客体験と現場オペレーションをより心地よく効率的なものに変えたいと考えても、その実現のためにはPOS、モバイルオーダー、ロボット、決済などの複数の仕組みを連携させる必要があります。とはいえ各社の連携機能はまだまだ不十分であり、理想的な飲食店DXの実現には程遠い状況と言えるでしょう。今後の労働人口の減少を見据え、人力に大きく依存した飲食店経営のあり方を大きく変えるためにも、これらの問題は早急に解決されねばなりません。
■次世代 外食DXプロジェクトが目指すもの
「次世代 外食DXプロジェクト」では、共通の課題認識を持つ両社が議論を重ね、その解決を目指して発足しました。理想の外食体験を実現するために不可欠なアセットを持つDFA Roboticsとトレタが緊密に連携することで、業界でも例のない、ワンストップソリューションの実現を目指します。両社が展開する「予約」「メニュー」「オーダー」「配膳」「会計」の一連のプロセスをスムーズにつなげることによって、なめらかな外食体験とスムーズなオペレーションが実現可能になります。
これにより、来店するお客様にとっては、何かあるごとに「すみません」と店舗スタッフを呼び、その都度待たされるなどの不満が解消されます。加えて、丁寧に作り込まれたデジタルメニュー、ロボットによるきめ細かくタイムリーな配膳、スマホでの簡単な会計などが実現し、ストレスのない外食体験を楽しめるようになります。 同時に、店舗側では多くの作業が自動化されますので、大幅な業務コスト低減・省力化を実現しながら、従業員満足度の向上が実現します。
このように、デジタル技術とロボットソリューションを組み合わせ、顧客体験や店舗オペレーションを一気通貫でデジタルインフラ上に構築する試みは、パッケージサービスとしては国内で過去に例がなく、外食産業のDXにおいて大きなマイルストーンとなると考えています。
特に、オーダーと配膳と会計はホール業務の7~8割を占める基幹業務です。この基幹業務を変えることは、飲食店のカタチを変えることと同義であり、その革新を目指す本プロジェクトは、逆風に立ち向かう全ての飲食店の光明になるものと確信しております。
■本プロジェクトの実現するソリューション例
1.フードコートやマルチオーダー業態のDX
これまで、フードコートや横丁などのマルチオーダー業態では、来店するお客様自身で席を確保した後に、各店舗カウンターに出向き、商品を注文し、呼び出しブザーが鳴ったら商品を受け取りに行く必要がありました。また、食べ終えた食器を下げ口に持っていかねばなりませんでした。本ソリューションによって、こうしたお客様の手間が全て不要になります。
お客様は席を確保したら、自身のスマホでそのテーブルのQRコードを読み取ってメニューを閲覧します。テーブルにいながらにして好きな料理を注文し、決済まで完了することができます。できあがった料理は配膳ロボットがテーブルまでお届けし、食べ終えた食器の下膳も行います。このように、フードコートのようなカジュアルな業態でも、フルサービスレストランと同様の快適な体験が可能となります。
2.フルサービス型レストランのDX
ファミリーレストランや居酒屋などに代表されるフルサービス型レストランでも、本ソリューションは大きなメリットを提供します。トレタO/X(パブリック版)の楽しく使いやすいメニューとオーダー機能、DFA Roboticsの提供するスピーディかつ正確な配膳ロボットとが高度に連携することで、現場オペレーションはかつてないほどスムーズなものとなり、顧客体験も大きく改善されます。同時に、現場スタッフの負担軽減も図られるため、人手不足によるサービス品質低下のリスクが緩和されます。さらに、オーダー受け付けから配膳までの工程が効率化されることで、店舗側はお客様に対して迅速なサービスを提供でき、顧客満足度の向上にもつながります。
従来は、この水準でのDX化には多額のIT投資が必要でしたが、本プロジェクトでは一店舗からでも導入可能なパッケージとしてご利用いただくことが可能となります。
3.データ活用による飲食店経営のアップデート
本プロジェクトでは、顧客の外食行動だけでなく、配膳ロボットの稼働データなどと組み合わせて解析することが可能になるため、顧客のオーダー傾向やピーク時の混雑状況、注文から配膳までの時間などを精緻に把握することで、より効果的なリソース配分やオペレーション設計、マーケティング戦略、そしてお客様一人ひとりに寄り添った接客が実現できるようになり、店舗力の大幅な強化が期待できます。
このように「次世代 外食DXプロジェクト」は、外食業界におけるデジタルインフラの整備を促進し、業界全体の競争力向上に寄与するものと期待しております。株式会社トレタと株式会社DFA Roboticsは、今後も協力体制を強化しながら、外食産業のDX化に取り組んでいく方針です。
■DFA Roboticsの配膳ロボットによる外食DXへの取り組み
飲食店での配膳業務は、飲食体験の質に直結する重要な要素です。しかしながらこの業務は従業員にとって負担が大きく、高い人件費もかかります。一方で、コロナ禍をきっかけに非接触型サービスに対する受容度の高まりを受け、配膳ロボットへの関心は急速に高まっています。DFA Roboticsは、外食産業におけるロボットソリューションのトッププレイヤーとして、国内大手レストランチェーンを中心に、全国2,300店舗の飲食店へ3,250台の配膳ロボットの導入を実現し、業界で注目を集めています。DFA Roboticsのロボットサポート拠点は全国140箇所以上にあり、地域に根付いた導入提案やアフターサポートの体制構築を迅速に行っております。これによって実現したロボット導入店舗へのサポート力も、多くの企業様から導入のご依頼をいただいています。DFA Roboticsの推進するロボティクスソリューションによって、従業員は配膳業務から解放され、接客や調理、集客など、より価値ある業務に専念できるようになります。また、ロボットによる配膳はスピーディかつ正確で、顧客に新しい外食体験を提供することができます。
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■究極の店内DXを実現するモバイルオーダー「トレタO/X」(パブリック版)
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「トレタO/X」(パブリック版)は「注文体験」をコンセプトに開発された、唯一の店内モバイルオーダーサービスです。お客さまはワクワクしながらメニューを閲覧し、オーダーという行為を楽しめるよう設計されています。それを実現したのは、徹底したメニューデザインへのこだわり。食欲を刺激する魅力的な動画や写真表示に対応すると同時に、お店の「こだわり」を余すところなく伝えることができます。また、豊富なカスタマイズ機能によって、お店のブランドや世界観を表現することも可能です。また、体験へのこだわりとして「お会計」もスマホで完結することも大きな特徴です。専用のPOSと決済機能を内蔵したことで、お料理を注文したスマホでそのままオンライン決済や領収書発行が可能となり、お客さまはスタッフを呼んで会計する必要はなく、レジ待ちなどの会計にまつわるストレスを軽減すると同時に、スタッフの業務負荷も軽減します。
■株式会社DFA Robotics 概要
代表者:代表取締役:波多野 昌昭
所在地:東京都渋谷区恵比寿1丁目18-18 東急不動産恵比寿ビル 4F
資本金 :5,683万5,500円
設立年月: 2017年9月
主な事業内容:BellaBot・KettyBot・PuduBot・HolaBotなどの走行ロボットの輸入、販売、
導入支援、アフターフォロー等
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■株式会社トレタ 概要
代表者:代表取締役 CEO 中村 仁
所在地:東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル 8F
資本金 :1億円(2020年12月末時点)
設立年月: 2013年7月
主な事業内容:飲食店向け 予約/顧客台帳サービスの開発・販売
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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