Zayed Sustainability Prize受賞イニシアチブ「Beyond2020」がコスタリカに命を救うデジタル・マンモグラフィを導入

Zayed Sustainability Prize

From: 共同通信PRワイヤー

2024-04-26 09:43

AIを活用したマンモグラフィ・サービスは、コスタリカ全土の恵まれない地域に住む女性の乳がん症例の発見に寄与

アブダビ(アラブ首長国連邦), 2024年4月25日 /PRNewswire/ -- サステナビリティと人道主義に対するアラブ首長国連邦(UAE)の先駆的な賞「Zayed Sustainability Prize(ザイド・サステナビリティ賞)」が立ち上げた旗艦イニシアチブ「Beyond2020」は23日、恵まれない地域に住む女性の乳がんの早期発見と治療を支援するため、AIを活用したマンモグラフィ・サービスをコスタリカ全土に導入すると発表しました。

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この取り組みにより、同地域の女性の質の高い医療へのアクセスが大幅に向上します。カルタゴのJuan Pablo II Medical Centre(フアン・パブロ2世医療センター)に導入されたAIベースのマンモグラフィ・サービスを利用して年間8000件の検査が実施される予定で、将来的には他の医療施設への導入も計画されています。

最先端の移動ユニットも配備され、医療へのアクセスが限られているコスタリカ全土の恵まれない地域にも届けられます。この移動ユニットはCENRADが所有・運用し、1月以降、13カ所で840人の女性にサービスを提供しました。

Beyond2020のコスタリカへの展開は、2022年にZayed Sustainability Prizeを受賞したMamotestによって実施されました。同社は、アルゼンチンを拠点とするヘルステック中小企業で、ラテンアメリカ初の遠隔マンモグラフィ・ネットワークを構築して75万人以上の患者に低コスト医療を提供、域内の多くの人々の意識を高めてきました。

在コスタリカUAE大使館のRawdha Alotaiba大使は「UAEとコスタリカの二国間関係をさらに強化するため、コスタリカで年間8000人の女性、特に遠隔地や恵まれない地域の女性の繁栄と幸福を増進するプロジェクトを導入できるのは、Beyond2020やそのパートナーにとって喜ばしいことです。私たちは、UAEの人道的活動を世界中に広げるとともに、生活向上のための共同行動を支援しつつ、ザイド首長の人道的遺産の継承に力を尽くしています」と語っています。

コスタリカのシンディ・ケサダ(Cindy Quesada Hernández)女性相は「予防文化とセルフケアの促進は、コスタリカの女性がより健康的な生活を送るのに役立ちます。そのため、Beyond2020とその貴重なパートナーの皆様が、この目標の達成に大きく貢献してくださったことに心から感謝します。サステナビリティと人道支援に対する皆様の取り組みは、皆様が奉仕するコミュニティーの生活を変え、全ての人々にとってより公正な社会の基礎を築きました」と語っています。

2022年、コスタリカでは新たに1344人の乳がん症例と423人の乳がん死亡が報告されました。恵まれない地域の女性は、より豊かな地域の女性に比べ乳がんの発見率、治療率、生存率が低いことが、研究で明らかになっています。Beyond2020は、コスタリカのリソースが限られた農村部にMamotestのサービスを拡大することで、健康の公平性を促し、何千人もの女性が質の高い医療を受けられるよう支援しています。Mamotestは、乳房画像診断の専門医である父親から常々、乳がんの早期発見が救命に大きな違いをもたらすことを直接聞かされていたGuillermo Pepe氏のビジョンの賜物です。

Pepe氏は「私たちは、イノベーションと忍耐、そして強い目的意識で障害を乗り越え、全ての女性がタイムリーで正確な治療を受けられるよう努めています。私たちのプラットフォームは、患者の100%のトレーサビリティを保証し、治療を受けるまで継続的なフォローアップを提供します。人工知能の力を活用することで、Mamotestは人間の観察では見落とされがちな異常を検出でき、早期発見が大幅に増えます」と説明しています。

2022年のZayed Sustainability Prize受賞後、Mamotestは最先端の診断センターの運営を、アルゼンチンだけでなく、メキシコ、コスタリカ、ブラジル、スペインにも拡大しました。現在は、既存の検査施設と協力して質の高いマンモグラフィを低コストで提供、女性が地理的、技術的、経済的な障壁を乗り越えて医療を受けられるようにしています。データ主導のエンドツーエンド・ソリューションにより、治療と医薬品の両方へのアクセスが改善され、乳がんの生存率が向上しました。

Zayed Sustainability PrizeディレクターのLamya Fawwaz博士は「アクセスしやすく安価なマンモグラフィには、女性の生活の質を大幅に向上させる可能性があります。Beyond2020とそのパートナーは、コスタリカが、国民、特に女性の健康ニーズにより素早く対応できるようにする一翼を担えることを喜んでいます。機器導入により、予防医療には、個人に力を与え、早期発見を促し、最終的には命を救い、より健康で強靭な社会を育む力があることを、地域社会に認識させることもできます」と語っています。

Beyond2020には、アブダビ開発基金、BNPパリバ、Mubadala Energy、Masdarなど、多数のパートナーが参加しています。

Beyond2020のインパクトの一環として、これまでにエネルギー、保健、水、食糧関連ソリューションをはじめとする計18の導入が開始され、以下の国々で22万9800人超の人々の生活を変えてきました。ネパール、タンザニア、ウガンダ、ヨルダン、エジプト、カンボジア、マダガスカル、インドネシア、バングラデシュ、フィリピン、ルワンダ、ペルー、レバノン、スーダン、エチオピア、ベトナム、マレーシア、コスタリカ。インドとコロンビアは、今後のイニシアチブの導入先として特定されています。

▽Zayed Sustainability Prize(ザイド・サステナビリティ賞)について

Zayed Sustainability Prizeは、UAE建国の父である故ザイド・ビン・スルタン・ナハヤン(Zayed bin Sultan Al Nahyan)首長の遺産に対する敬意の証です。同賞は、健康、食糧、エネルギー、水、気候変動対策、グローバル・ハイスクールの各カテゴリーで、革新的かつ持続可能なソリューションを提供している団体や高校を表彰し、功績を称えることで、持続可能な開発と人道的活動の推進を目指しています。

16年間、117の受賞者を通じて、同賞は世界中の3億8400万人の生活にプラスの影響を与えてきました。

▽Beyond2020について

Beyond2020は、テクノロジーを善用して包摂的かつ持続可能な開発を促し、世界中の受益者に暮らしを変える重要なソリューションを提供しています。Beyond2020がこれまでに与えてきたインパクトには、ネパール、タンザニア、ウガンダ、ヨルダン、エジプト、カンボジア、マダガスカル、インドネシア、バングラデシュ、フィリピン、ルワンダ、ペルー、レバノン、スーダン、エチオピア、ベトナム、マレーシア、コスタリカで22万9800人を超える人々の暮らしを変えてきた18の導入が含まれています。

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(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.

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PR Newswire
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