洋上風力発電のO&M(運用・保守管理)トレーニング設備が北九州に完成、竣工式を実施

株式会社 商船三井

From: Digital PR Platform

2024-05-21 15:45


株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)と商船三井グループの株式会社北拓(社長:林 龍太、本社:北海道旭川市、以下「北拓」)は、共同で洋上風力発電の実用的な運用・保守管理に特化したトレーニング設備を北拓の北九州支店の敷地内に建設してきましたが、本日竣工式を行いました。
本設備は国内で初めて洋上風車の基礎と風車タワーの接続部分にあたるトランジションピースを使ったトレーニング設備であり、北拓が有するメンテナンスに関するノウハウと洋上風力発電事業で先行する欧州の事例を参考にし、洋上風力発電特有のリスクを想定したメンテナンストレーニングを実施できます。


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(トレーニング設備、竣工式の様子)

竣工式は地元関係者を始め多数の来賓参列の元で挙行され、式終了後には発電事業者や本設備建設に携わった企業などに対し、メンテナンストレーニングのデモンストレーションも行われました。
受講対象者は北拓自社のメンテナンス技術員に限らず、洋上風力発電メンテナンスに関わる全ての方を対象としており、洋上風力発電を安全・安定的に長期にわたり運営できる人材を育成することで、洋上風力産業の発展に貢献します。また、商船三井と北拓両社の強みを掛け合わせ、洋上風力発電のバリューチェーン全体で業界のパートナーから選ばれる存在となることを目指します。
本件を含め、今後も国内で洋上風力発電が先行している地域の一つである北九州市において、洋上風力発電事業への出資参画など洋上風力発電関連事業拡大に取り組みます。
本設備は、北拓が代表補助事業者、商船三井が参加補助事業者として、経済産業省資源エネルギー庁の令和4年度および令和5年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」に採択され、建設を進めてきたものです。

【トレーニング内容】




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【両社における北九州の位置づけ】
商船三井と北拓は、共同で設立した北拓・MOLウインドエナジー投資事業有限責任組合(以下「北拓・MOL風力ファンド」)を通して、ひびきウインドエナジー株式会社(代表取締役:水町 豊、所在地:北九州市若松区、以下「ひびきウインドエナジー」)の10%株式を保有する特別目的会社である北拓株式会社への投資を実行しています。ひびきウインドエナジーは国内最大級の洋上風力プロジェクト「北九州響灘洋上ウインドファーム」の建設を推進しており、2025年度中の商業運転開始を目指しています。北九州港は洋上風力発電に係る基地港湾に指定され、北九州市として風力発電などのエネルギー関連産業の集積を目指す「グリーンエネルギーポートひびき」事業が進められており、西日本における洋上風力発電の拠点としてサプライチェーンが拡充しています。

【各社紹介】
北拓について
北拓は1982年に設立されましたが、副社長の吉田悟が業界黎明期に風車のオペレーション・メンテナンスに着目し、1999年に風力発電メンテナンス事業を開始しました。そして本日に至るまで、陸上風力発電設備および洋上風力発電設備の双方において、全てのメーカーを対象に、長年の経験を活かした幅広いサービスを提供しています。国内外の主要なサプライヤーとの強いネットワークと卓越したノウハウ・実績を有する、唯一無二のサードパーティ系風力発電メンテナンス企業です。詳細はwww.hokutaku-co.jpをご覧ください。

商船三井について
商船三井は1884年設立で、東京に本社を置く、世界中で約800隻の船舶を運航する世界有数の海運会社です。環境保全など刻々と変化する社会のニーズに応えるため、海運を中心にさまざまな社会インフラ事業や技術・サービスを展開しています。商船三井の船隊には、ドライバルク船、LNG船、自動車船、タンカーなどが含まれます。また従来の海運事業に加えて、ターミナル、物流、洋上風力発電、などの社会インフラ事業と共に、不動産、クルーズ、フェリーなどのウェルビーイングライフ事業も展開しています。詳細はwww.mol.co.jpをご覧ください。

【関連プレスリリース】
本件に関する過去プレスリリースは以下をご参照ください。
2023年2月6日付「経済産業省資源エネルギー庁 洋上風力発電人材育成事業費補助金公募に商船三井グループとして2件採択 ~北九州市での訓練設備導入と自動船位保持訓練コースの拡張~ 」
( (リンク ») )
2023年3月7日付「北拓と商船三井による風力ファンドの投資案件実行について」
( (リンク ») )
2024年1月10日付「風力発電メンテナンスで国内最大手 北拓と資本提携」
( (リンク ») )
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