ネットアップ合同会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長:中島シハブ)-- インテリジェントなデータ基盤を提供する企業 NetApp(R)(NASDAQ:NTAP)は、Google Cloudとのパートナーシップを拡大し、ほぼすべてのサイズのストレージボリュームをサポートするGoogle Cloud NetApp Volumesの新しいサービスレベルFlexと、NetAppのGoogle Cloud Vertex AIプラットフォームを使用した検索拡張生成(RAG)の運用のための生成AIツールキットに関するリファレンス アーキテクチャのプレビュー版を新たに発表しました。これにより、企業が自社データを生成AIやその他のハイブリッド クラウドのワークロードに簡単に活用できるようになります。
Google Cloud NetApp Volumesに柔軟なデータストレージ オプションを追加
Google CloudとNetAppは、NetApp Volumesの新しいサービスレベルであるFlexを発表しました。このサービスでは、クラウド ワークロードのニーズに合わせてストレージと性能をより細かく制御することが可能となります。
NetAppのクラウド ストレージ担当 シニアバイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるPravjit Tiwanaは次のように述べています。
「データ集約型のアプリケーションやインサイトに対する需要が高まる中、必要な時に必要な場所にデータを移動し、保存することができる機敏性を提供する、ユニファイド データ ストレージに対する新たなアプローチが必要になっています。Google Cloudとの提携を拡大することで、エンタープライズ データ管理(EDM)機能を犠牲にすることなく、Google Cloudシステムの既存のインフラ上で実行できる柔軟なフォーム ファクタを提供することができるようになります」
新たにFlexが加わったことにより、NetApp Volumesをご利用のお客様は、NetApp ONTAP TM上に構築され、Google Cloudが運用するフルマネージドなファイルサービスを、以下の4つのサービスレベルから選択して利用することができます。
スタンダード:高度なデータ管理機能と1TiBあたり16MiB/秒の性能を備えた、可用性の高い汎用ストレージです。ファイル共有、仮想マシン(VM)、DevTest環境などのワークロードのサポートにおすすめです。
プレミアム:高度なデータ管理機能を備え、TiBあたり64MiB/秒の性能を発揮する高可用性、高性能ストレージで、ファイル共有、仮想マシン(VM)、データベースにおすすめです。
エクストリーム:高可用性、低遅延、高スループットのストレージで、高度なデータ管理機能を備え、1TiBあたり128MiB/秒の性能を実現します。高性能データベースのオンライン トランザクション処理(OLTP)や低遅延のアプリケーションにおすすめです。
Flex:1GiBから100TiBまでのスケーラビリティと、基礎となるストレージプールのサイズに応じて最大1GiB/秒の性能を発揮することができる可用性の高いストレージ ボリュームです。この柔軟性の高いサービスレベルは、AIをはじめとする幅広いユースケースをサポートすることができます。
Google CloudのGoogle Cloudストレージ担当 ゼネラル マネージャー兼バイス プレジデントであるSameet Agarwal氏は次のように述べています。
「Google Cloud NetApp Volumesは、あらゆる企業のデジタルトランスフォーメーション戦略において重要な役割を果たしています。NetApp Volumesは、Google Cloudのテクノロジを活用することで企業の業務運営を向上させ、組織にとっての真の価値を創造する新しい機能を提供します」
Flexサービスレベルは、2024年第2四半期までにGoogle Cloudの15の地域で一般利用が可能となり、2024年末までに他の地域にも拡大される予定です。
Google Cloudで生成AIのためにエンタープライズ データを活用
NetAppはまた、NetApp Volumesをサポートする生成AIツールキットのプレビュー版をリリースします。 リファレンス アーキテクチャとともに提供されるこのサービスは、NetApp Volumesに保存されたデータをGoogle Cloud Vertex AIプラットフォームとセキュアに接続し、安全で一貫性のある自動化されたワークフローを実現しつつ、検索拡張生成(RAG)オペレーションの実装を加速します。その結果、ユニークで高品質かつ非常に関連性が高いインサイトや自動化を生成する能力が向上します。
NetAppのクラウド ストレージ担当 シニアバイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるPravjit Tiwanaは次のように述べています。
「当社はインテリジェント データ インフラストラクチャ企業として、データの分類、タグ付け、モビリティ、クローン作成をサポートする唯一無二の能力を持っています。Google Cloudとのパートナーシップを拡大し、検索拡張生成(RAG)を合理化することで、お客様は市場をリードするAIサービスとモデルを活用し、独自の競争優位性を生み出すことができるようになります」
NetAppの生成AIツールキットは、以下のような独自機能により検索拡張生成(RAG)プロセスの最適化を支援します。
どこでも共通のデータ フットプリント:NetApp ONTAPを使用することで、お客様はあらゆる環境のデータを簡単に取り込むことができ、共通の運用プロセスで検索拡張生成(RAG)を強化しながら、リスク、コスト、そして結果を得るまでの時間を削減できます。
自動分類とタグ付け:NetAppのBlueXP分類サービスは、データを自動的にタグ付けすることで、データ パイプラインの取り込みと推論の両フェーズにおいて効率的なデータ クレンジングをサポートします。これにより、適切なデータがクエリに使用され、機密データがポリシーに反してモデルに公開されるのを確実に防ぎます。
高速でスケーラブルなSnapshot:ONTAPのSnapshotは、スペース効率に優れたベクターストアとベクターデータベースのインプレイスコピーを瞬時に作成します。これによりデータが破損した場合、以前のバージョンに即座にロールバックすることや、Point-in-Time分析が必要な場合の転送が可能になります。
規模に応じたリアルタイムのクローン作成 : ONTAP FlexCloneのテクノロジは、ベクターインデックスストアのクローンを即座に作成し、コアとなる本番データに影響を与えることなく、ユーザーごとに異なるクエリに対し、一意に関連するデータを即座に安全に利用できるようにします。
インサイトを提供する企業であるSADAの最高技術責任者(CTO)Miles Ward氏は、次のように述べています。
「生成AIは、データを自社事業に効果的に適用できる企業にとってチャンスとなる潮流です。SADAでは、NetAppおよびVertex AIと当社の広範な専門知識を組み合わせることで、お客様のAIジャーニーを加速させることができると確信しています。ユニークで具体的で関連性のあるインサイトを生成できれば、無知なチャットを生成することなどありえません」
生成AIツールキットは、2024年後半にパブリック プレビューとして利用可能となる予定です。
関連情報
・All Your Datasets are Welcome on Google Cloud NetApp Volumes. Did We Say No Trade-Offs?( (リンク ») )
・Introducing Google Cloud NetApp Volumes Flex service level( (リンク ») )
・Google Cloud NetApp Volumesについて( (リンク ») )
NetAppについて
NetAppは、ユニファイド データ ストレージ、統合データ サービス、CloudOps ソリューションを組み合わせて、あらゆる顧客が破壊的イノベーションの世界動向をチャンスに変えることのできる「インテリジェント データ インフラストラクチャ」を提供する企業です。サイロ化しないインフラストラクチャを創出し、可観測性と AI を活用して、最適なデータ管理を実現します。世界最大のクラウドにネイティブサービスとして導入されている唯一のエンタープライズ グレード ストレージ サービスのように、NetAppのデータ ストレージはシームレスな柔軟性を提供し、NetAppのデータ サービスは優れたサイバー耐性、ガバナンス、アプリケーションの俊敏性によりデータの優位性を創出します。またNetAppの CloudOps ソリューションは、可観測性と AI を通じて、パフォーマンスと効率の継続的な最適化を提供しています。データの種類、ワークロード、環境を問わず、NetAppがお客様のデータ インフラストラクチャを変革し、ビジネスの可能性を実現します。
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